関西ミーティングを4月5日に開催しました

JAMSAT関西ミーティングの結果紹介

関西でのJAMSATミーティングを、久しぶりに開催しましたので、紹介させて頂きます。

日時、4月5日午後に大阪府高槻市、市民会館で開催

参加者と近況

JA3BLK 西郷さん 東大阪市。細々と低軌道衛星にQRVしている。ISSのパケット、SPROUTのSSTV受信など、昼間は不法局の混信に悩まされている。今年からデジタルEMEに挑戦する。

JH3NYP 岸裏さん 和歌山市。電波は出していない。みさと天文台のDISHを活用して遊びたい、昨年の関ハムEMEのイベントのときに3mDISHで受信してみた。

JA3TKW 中村さん 東近江市。JAMSATミーティングに参加するのは10年ぶりくらい。

今年定年したので時間はたっぷり。AO-40の頃以来QRTしていたが、今年はアンテナを上げる予定。でも、運用よりは制作がメイン。

JA3HO  松宮さん 大阪市。シャックの整理を考えている。

JH3TXF 北村さん 城陽市。衛星の受信、特にISSのパケットとNOAAの受信を楽しんでいる。ディスコーンアンテナで受信しているがノイズが入る。8月にFOX-1Aが上がるのが楽しみ。

JM3DUR 島村さん 京都市。低軌道衛星にQRV。3月のJAMSATシンポジウムに参加した。推薦理事を引き受けることになった。JAMSATには3年前に入会、ARISSの支援と関ハムなどの関西のイベントの運営をしている。

JA3SGR 亀井さん 高槻市。昨年の関ハムEMEのイベントをした。12月のARRL EMEコンテストにもチャレンジしたが、アンテナのトラッキングの不調で交信できなかった。サンノイズは12dB位で受信出来ていたので、交信できなかったのは残念。

JA3TVQ 辻本さん 高槻市。関ハムEMEのお手伝いをした、衛星通信はやっていない。普段はHFにQRV、ANT制作が好き、CQ誌5月号に制作記事が載る。

JH3BJN 中根さん 京都市。JAMSATシンポジウムには参加できなかった。ある大学生から衛星ミッションについて相談を受けているので色々と紹介している。

JH3BUM 石原 京都市。自分のコールではあまり運用出来ていない、3月末から京都で、琳派400年記念祭の局、8N3RIMPAの運用を開始、今年末までの運用。衛星にもQRVします。今年の関ハムの準備も始まっています、皆さんのお手伝いをよろしくお願いします。

以上、10名の参加者でした。

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写真は、後列左から JH3TXF,JM3DUR,JH3BJN,JA3TKW,JA3SGR
前列左から JH3NYP,JH3BUMです。

撮影者がJA3TVQ、 写っていないのが、JA3HO,JA3BLKのお二人です。

話題は

低軌道衛星について、

最近は運用者が少なくなっている。実働衛星は、AO-73,SO-50,FO-29,AO-7,ISS。

ISSのパケットに沖縄在住の外国人の方がQRVしているが交信相手が少ないのが

残念、皆さんのQRVをお願いします。AO-7はまだ健在、これもQRVする方が少ない。

CUBE SATのSPROUTのSSTVが面白い。WEBに受信画像が紹介されている。

 

ISSからのSSTV運用、4月11日の週末に運用予定、信号は強い、受信ソフトMMSSTVの

デフォルト設定で受信できる。

E’s HailSat2 。カタールが打ち上げる静止衛星、アマチュア無線のトランスポンダを搭載。

アフリカ上空なのでJAからは見えない。南極の昭和基地からは見えるので運用出来たら面白いかも。また、移動用の運用セットを作りサービスエリアへ移動運用するのはどうか?

ISSからのDATV運用について、

最近テスト運用もあまりされていない模様、関西でも受信設備の準備をしている。実際に電波が出ていないので受信のチェックが出来ていない。和歌山にDATVをやっておられる方が居られるとの事なので連絡が取れたらと思っています。

久しぶりの関西ミーティングでしたので盛り上がりました、今後も定期的に開催出来たら良いなと思っています。写真撮影、辻本さん。集合写真に西郷さんと松宮さんが映っていません、申し訳ありません。

de  JH3BUM

舞洲フィールドミーティングの結果紹介

画像

だいぶ遅くなってしまいましたが、10月19日に開催された
舞洲(まいしま)フィールドミーティングの結果を紹介させて頂きます。
毎年恒例となった、JARL関西地方本部の主催のイベントで、大阪市
此花区舞洲のロッジ舞洲のキャンプ場にて開催されました。
JAMSAT関西メンバーでは、JH3TXF北村さん、JM3DUR
島村さん、と私JH3BUMが参加し、設営のお手伝いもしました。
当日は好天に恵まれ、屋外でのんびりと野外運用やクラブ対抗のゲーム
で楽しみました。このクラブ対抗のゲームではJAMSATが2位とな
りました。
また、8月に京丹後市網野北小学校で開催された、ARISSスクール
コンタクトの臨時局、8J3AK/3で、HFから
衛星通信までPR運用を行いました。
衛星では、SO-50とAO-73にQRVしましたが、一番使いやす
いFO-29にはスケジュールが合わずQRV出来ませんでした。唯一
のFM衛星となったSO-50ですが、QRVされる方が少ないのが残
念です。

DE JH3BUM

IMG_0953JH3TXF ,JM3DUR,JH3BUM

IMG_0968SATとHFのアンテナ

 

IMG_0212SATのアンテナに見入る??方

IMG_0998SAT運用中、JM3DUR

京丹後市立網野北小学校ARISSスクールコンタクトの紹介

2014年8月6日に開催された、京丹後市立網野北小学校ARISSスクールコンタクトの

紹介をさせて頂きます

 

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発端はJARL京都府支部の山下さん/JH3QNHから、京丹後市アマチュア無線災害ボランティアの吉岡さん/JE3ADWへのARISSスクールコンタクトの紹介でした。このとき、吉岡さんがすぐに興味を持って頂き、地元である京丹後市網野町での賛同も得られ、2014年正月明け早々にスクールコンタクトをサポートする関西ARISSプロジェクトチーム担当者との第1回の会合を開催しました。

網野町では街全体でのイベントとして対応いただくことを確認し、開催場所を京丹後市立網野北小学校とすることでスタートしました。だだし、この時点では日本国内でスクールコンタクトの準備をしている所がどの位有るかの情報が全くなく、4月以降の年度内に開催できるかどうか分からない所が不安でした。

まずARISS JAPANの窓口への申請をすぐに行い、ほどなく申請受理の連絡を頂き具体的に準備が始まりました。関西中部地域では何度もスクールコンタクトを実施していますが、関西北部での開催は初めて、京都府でも過去に2回京都市内で開催していますが、京都府北部では初の開催です。

網野町は東経135度の子午線が通る日本国内の最北端の街で、京丹後私立網野北小学校はすぐ北側が日本海に面しています。山陰海岸ジオパーク(http://sanin-geo.jp/)の琴引浜―久美浜エリアに含まれ、周辺は見どころ一杯です。

5月中旬に関西ARISSプロジェクトチーム/JAMSAT有志でアンテナ設営場所と会場の下見の為に網野町を訪問、大阪からも京都市内からも車で3時間程度の時間が掛かる為1泊2日での訪問と成りました。会場は体育館でとの事で、体育館の屋上にアンテナを設置しようかと思ったのですが、海に面しているため思ったより風が強く断念、幸い付近に高い建物が全く無いので、体育館前の地面から何時も使っている4mのルーフタワーを使ってアンテナを上げることにしました。夜には地元スタッフの皆さんと懇親会で盛り上がりました。網野町には朝茂川漁港のすくそばに朝茂川温静の里という温泉施設があり、露天風呂からは日本海の景色が楽しめました。

5月下旬頃に8月4日の週に本番開催予定の連絡を受け、真夏は暑いやろなー、と思いながらも安堵しました。当初は、カニのシーズンに本番が出来たら良いな~と関西スタッフの皆さんと話していたのですが、そう都合よくは成りませんね、でも、早く予定が入り良かったです。

7月初めに本番の日程の連絡が来ましたので、第3希望までを提出してサポートスタッフの皆さんに連絡、いよいよです。約1週間前に本番の日が決定したとの連絡が入り、8月6日に決定、しかしその2日後、予定が急変、再度8日で再スケジュールと成りました、現地との連絡に大わらわ、このまま本番かと思っていたら、、またまた予定変更が入り、当初予定の6日、水曜日で調整中との連絡が入りました。最終決定の連絡は、土日が間に入る為、本番前日との事で7日火曜日の早朝です、この何日かは枕元にスマートフォンを置いて早朝の4時頃から熟睡できない毎日でした。やっと本番前日に実施が確定し、6日の19時25分からと成りました。

本番当日は13時に現地集合です、大阪からは関西ARISSプロジェクトチームと高槻クラブ、京都からはJARL京都府支部と関西ARISSプロジェクトチーム/NPO-JAMSAT、からの総勢19名がサポートに集まりました。JAMSATからは、JM3DUR島村さんと私の2名でした。現地スタッフの皆さんとの打ち合わせ終了後に設営開始、アンテナ設営はJARL京都クラブ有志所有の移動無線車の協力を得られる事に成った為、設営が大幅に短縮されました。

clip_image004クロス八木のスタック

体育館には冷房の設備が無い為、沢山の扇風機と氷柱を準備頂き少し暑さがしのげました。

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氷の柱で涼感アップ

会場から道路を挟んで八丁浜海水浴場までは歩いて一分かかりませんが、海に飛び込みたい衝動はぐっとこらえて準備に専念しました。ちなみに、すぐ隣の琴引浜海水浴場の砂浜は鳴き砂で有名です。歩く際にキュッキュッと音がするとの事すが、残念ながら今回は体験できませんでした。

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鳴き砂が名物の琴引浜

会場には地元スタッフの方がバケット車も用意頂いていたので、そちらのほうにはHFの2エレヤギアンテナを上げ、本番までの空き時間に、今回使用する臨時局のコールサイン8J3AKで一足早くPR運用をしました。

21MHzの八木アンテナ4

 

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アンテナ自動コントロールの準備中 JM3DUR

18時過ぎにセレモニーが開始され、本番直前のリハーサルでは、疑似宇宙飛行士が楽しい返答をして子供たちの緊張を和らげました。

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会場の様子

現在、国際宇宙ステーションには日本人のクルーが搭乗していませんので、質問に答えて頂くのは、アメリカ人宇宙飛行士のグレゴリー・リード・ワイズマンさん/KF5LKTでした。23人で全30問の質問に丁寧に答えて頂き、交信は大成功でした。網野町では、これで終わりではなく、これからも子供たちに宇宙や科学に興味を持ってもらうため、引き続き色々な行事を予定されているとの事ですので、これからも支援していきたいと思っています。今回サポートして頂いたスタッフの皆さん、ありがとうございました。

8交信終了、子供達へのインタビュー

関西ARISSプロジェクトチーム/JAMSAT 石原正次 JH3BUM