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[jamsat-bb:6739] Re: PCいらずの衛星通信

JF6BCC 今石です。

At 2000/12/18 09:35:03 中島　昌一 wrote:
> 昔はFO-20で地図に作図してウィンドウを確認していたそうですが、
> レトロ（失礼！）な方法をどなたかご指導願えませんでしょうか？

  レトロな方法は知りません (情報処理が本職ですから) が、要は、パソ
コンやＰＤＡなども無く、ｉモードのような情報端末にも頼らずに、紙ベ
ースで衛星のウィンドゥを入手する手段があればいいんですよね。
  思いつくのは FAX サービスですが、これだと FAX を持っていないとい
けないし、サービスを提供する側も専用のシステムが必要となって大変で
す。

  であれば、W の QSL ビューローみたいな方法はどうでしょうか？。パソ
コンなしでウィンドゥ情報を欲しいという「希望者」は、SASE または SAE
+ 郵送料を、ボランティアの「ウィンドゥ・インフォメーション・ディスト
リビューター (WID)」 に送っておくのです。
  WID は、希望者毎に必要なデータを計算して印刷出力するシステムを備
えておき、定期的に JAMSAT-keps で配送される軌道要素を取りこんで、希
望者が必要とするデータシートを作成・印刷し、それを SASE/SAE に入れ
て郵送する訳です。作成するのは３日後から１ヶ月間くらいのデータで、
FM 衛星３つと FO-20,29 あたり、個別でもいいし、全部が一緒になったも
のでもいいでしょう。
  希望者は、そうやって届いたデータを使って QRV するとともに、来月以
降の返信用に SASE/SAE を WID に送っておく、と言う訳ですね。デジタル
衛星は元々パソコンが無いと話になりませんから除外、長楕円軌道衛星は
AOS/MAX/LOS 程度では追尾の役に立たないでしょうが、かと言って詳細な
追尾データにしたのでは膨大になってしまいますからねぇ。

  この方法は、パソコンの使えない（インターネット環境の整っていない）
海外向けにも使える方法かと思います。もっとも、インターネット環境が
不充分な土地では、郵便事情だって怪しいものですから、届いた時には日
程が過ぎていた、ってな具合で役に立たないかも知れませんけど。
  また、作業は奇特な有志がボランティアでするにしても、用紙や印刷な
どにかかる費用はどうしようもありませんので、W の QSL ビューローのよ
うに無料で、って訳にはいかないと思います。でも、希望者が納得するな
ら、手数料を取ったって構わないと思います。若い人に限らず、リタイア
して「さあ、これから無線三昧だ」って人も、パソコンに詳しい人ばかり
とは限らないですしね。

  月に１回、データを送付する手数料が送料込み 400 円、うち半額が実費
として、半額を JAMSAT の活動資金化する、なんてのもいい手かと思いま
す…、いい手かなあ。10 人とか希望者がいなければ 2000 円にしかならな
い訳だしなあ… (--;)。

では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  jf6bcc@jarl.com
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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