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[jamsat-bb:10625] Re: Stressed Dish



 今年もよろしくお願いいたします。


 Potable Stressed Dishは、現在2号機ができています(反射面を張り替えた
だけ)。科学館や東京ミーティングに持っていったのは2号機です。2号機は薄
い材質の園芸用のシートで反射面を作り、傘のように細く丸められるようにな
りました。16枚のシートは、ミシン掛けして縫い合わせています。アンテナを
作るのにお針仕事をするとは思ってもいませんでした。hi。

 1号機は、厚さ2mm程度のレジャー用のアルミシート(表面がアルミ蒸着シー
ト、裏面が発泡)で作りました。「製作が簡単」=「壊れやすい??」ですが、
=「修理しやすい」と割り切って、全てセロハンテープを使って作っています。
反射面の接合は、反射面間を1本のテープで発泡面から止めました。裏からテー
プを貼ると、反射面の内側に曲がるようなので(テープの面が谷になる)、畳
むことを考えると(畳む時、接合部は外側に折れる)アルミ蒸着シートの面に
テープを張った方が良いかもしれません(試していないので、これで外側に折
れやすくなるかは??です)。骨への固定は、1本の骨当たり3カ所(外側、中央、
やや内側)と周囲に張ったヒモの各辺の中央を短いテープで止めました。骨の
内側(反射面の中央)を固定してしまうと、反射面がかさばり、畳めなくなる
ので要注意です(特に反射面を厚手の材質で作った場合)。中央付近は、反射
面を無くすか、または、骨に固定せず反射面間の張り付けもせずにばらけたま
まにしておく必要があります。センターフィードでは、反射面の中心は、フィー
ドの陰になるので、反射面は無くてもokです。

 性能は、1号機も2号機も変わりないようです。1月3日は、2号機+LNA(gain
15dB、NF 0.5dB)+ドレークでMA=100(スクイントアングル 40度)までビーコ
ンのデコードができています。

 反射面が大きいので、ラフに作っても十分な性能が得られると思います。ア
ンテナの前に人が立っても、ビーコンのSメータの振れはほとんど変化しません。

 ただし、ソーラクッカーとしても動作しますので、呉々も注意して下さい。
太陽に向けると、焦点付近は、手をかざしていられないほど熱くなります。

# 太陽から少し外すと、絶好の暖房機に...。暖まれます!?


JN1GKZ 新井
   jn1gkz@jamsat.or.jp     http://www.din.or.jp/~m-arai/


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