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[jamsat-bb:10562] Re: 初歩的な質問ですが
JF6BCC 今石です。
玉置さん、はじめまして。
At 2001/12/23 21:19:23 玉置博一 wrote:
> 今石さんの衛星運用記をいつも楽しみにしています。
…(^^;)、ありがとうございます。
> N QST AMSAT OSCAR-40 ***SCHEDULE S2 Downlink*** 2001-12-20
> MA 250 030 070 088 092 180 250
> ----------0-----1-----2-----4-----5-----7-----0--
> MB | * | * | | S/K | * | * |
> RUDAK | | | * | | | |
> V-Rx | * | | * | * | | |
> U-Rx | | * | | | * | * |
> Passband | | UL1 | | | UL1 | |
>
> これでS2での運用(uplink:435.495-780/dounlink:2401.495-210）
> はMAが３０から７０の間と９２から１８０の間
> よろしいでしょうか？それとも
そうです。MA 30〜70 と 92〜180 の間、U 帯および L1 帯 (1269MHz) からの
アップリンクが、S2 帯 (2401MHz) に降りてきます。
> JA1OGZ 金子さんの書きこみ頂いているAO-40 SCHEDULE の
> Phs/MのMがUであれば(uplink:435.495-780/dounlink:2401.495-210）
> で運用できると解釈してよろしいのでしょうか？
これは、JA1OGZ 金子さんからのメールに注釈があります。
- - -
Ｐｈｓの隣のＭの意味
ＵはUL1モード
ＫはKモード
Ｂはビーコンのみ、
ＲはＲＵＤＡＫ
ＯはＢＥＣＯＮ ＯＦＦの
稼動中をそれぞれ現しております。
連続する、ＢeaconとＯffは計算結果を省略しております。
- - -
ですから、"U" の表記であれば U/UP - S2/DOWN が使えると言う意味になりま
すね。
JA1OGZ 金子さんからのデータは事前に計算されるものですが、現在 AO-40 は
姿勢変更中にありますので、姿勢の変更に伴って（指向性アンテナが地球を向く
位置が違ってくるので）運用スケジュールはわりと頻繁に変化するはずです。で
すから、金子さんの計算結果表とビーコンでアナウンスされているスケジュール
とが食い違う場合は、ビーコンのスケジュールを信用してください。
ビーコンが解読できない環境の場合は、AMSAT-DL の最新情報を Web で参照さ
れると良いでしょう。
AMSAT-DL の AO-40 情報サイト
http://www.amsat-dl.de/journal/adlj-p3d.htm
> もうひとつ、お聞きしたいのは私はマキ電機のUTV-2400（IF1200Mhz）を
> もっているのですが１２００MhzのSSB/CWのトランシーバは持っていません
> そこで今月のCQに出ていたIFが１４４Mhzのマキ電機のLNAを購入しようか
> １２００Mhzのオールモード機は高いしトランスバータもX'talを足さないと
> ２４００Mhz近辺は聞けませんのでそちらがいいとなると我が家の大蔵大臣
> への予算申請は却下だと思います。
ちょっと前なら「ドレーク 2880 コンバータを改造して…」と言えたのです
が、最近は入手難になっちゃってますからねぇ (^^;)。一部のパーツショップ
にはまだ在庫があるそうですから、あたってみるのも手だと思います。
ところで、UTV-2400 をお持ちなら、この記事が参考になると思います。
UTV-2400 から 1200MHz と同時に 144MHz の IF を取り出す改造
http://www.makidenki.co.jp/seisaku/ao40/kai/ao40kai.html
これなら、1200MHz のリグが無くても、UTV-2400 と 2m リグを使って AO-40
を受信することが可能でしょうね。
ただ、アンテナから UTV-2400 までの距離があまりに長いようだと、受信性
能が十分に出ません。かと言って UTV-2400 をアンテナ直下 (屋外) に設置す
るのは、周波数の安定上問題があると思います。アンテナの給電点のすぐ後に
プリアンプを入れることをお勧めします。
ちなみに私は、ドレーク 2880 コンバータの改造機にマキ電気さんのプリア
ンプ（アンテナ直下）、80cm Dish での運用です。詳細は文末 URL から私の
Web ページでどうぞ。
> ちょっと１４４がIfというと１４４からの混信もきになりますが
> 如何なものでしょう。
地域性があるとは思いますが、福岡でも 145.300 近辺ってのは、結構強い
局が近隣にたまに出てきますので、Ｓメータを振るほどではないにしても、気
になります。とは言え、私の場合はドレークのコンバータをアンテナ直下に配
置して、シャックまで TV 用の 5C-FV 20m で延々引き回していますから、IF
の飛び込みの起きやすい環境ですね。
コンバータ／トランスバータを屋内に設置すれば、アンテナからシャックま
でのケーブルは 2400MHz ですから、回り込みの心配は少なくできると思いま
す。
あと、私の方は、コンバータが受信専用で間違って送信して壊してしまうと
ヤバいこと、近隣のハム局からの混信を避けることを目的に、2400〜2402MHz
を 142〜144MHz に変換するための水晶を特注しました（つい先日に納品され
ました）。メイン機の IC-821 は受信拡張改造済みなので、これで 2401.323MHz
のビーコンを 143.323MHz 付近で受信することになり、間違って IC-821 の 2m
を送信状態にしても、オフバンドなので送信せずに済みます (^^;)。
気になるのは 143MHz 台の使用状況ですが、福岡ではほとんど使われていな
いようですので、まあ一安心かと (^^;)。
> offpが0に近ければ４３０のアップリンクも８エレか１２エレ程度で
> 充分とお聞きしました。
AO-40 側の AGC の効きなどもあって一概に言えないのですが、20W に8エレ
八木程度のアップリンクでも十分な時があるようです。
ただし、AO-40 は姿勢変更のため、ALAT を -11 あたりに下げてありますの
で、Offp は -11 より良くはなりません。当分は送受信ともかなりやりにくい
と思います。
> やはりポイントは２４００Mhzの受信がLNAがアンテナに限りなく近く
> LNAから受信のトランシーバまでに混信を拾わないことかと
> 感じています。それが何か非常に高いハードルに感じて尻ごみしています。
そんなに構えるほど難しいことではないですよ。アンテナの給電点からすぐ
のところにプリアンプを装着することは必須ですが、そこに十分に利得のある
ものを使えば、プリアンプからシャックまでの同軸に多少の損失があってもカ
バーできます。シャックまでの同軸に乗っているのが 2400MHz であれば、混信
を拾う危険性も少ないでしょう。また、2400MHz から 144MHz などに落とすコ
ンバータ／トランスバータを屋内に設置すれば、気温・温度変化による QRH
の影響も最小限に抑えられると思います。
例えばマキ電機さんのプリアンプだと、利得は 20〜25dB 程度あるそうです。
プリアンプからシャックまで 5D-FB 20m を引いたとすると、2400MHz での損失
は約 7dB といったところですから、プリアンプの効果はまだ 13〜18dB も得ら
れますし、受信系の総合 NF は初段アンプの性能が支配的なので、7dB の損失
があっても NF の悪化はさほどではありません。AO-40 の回線を計算すること
のできるエクセルシートがありますので、これでいろいろ検証されると良いと
思います。
同軸ケーブルの損失
http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/lib1/coax.htm
AO-40 の回線計算用エクセルシート
http://home.hiwaay.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
とりあえず以上です。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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