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[jamsat-bb:9300] 最近の話題@AMSAT-BBほか
JF6BCC 今石です。
# 今日は終戦記念日です。
1. ARRL のニュース
ARRL HQ から定期発行されている W1AW ML の QST/Space Bulletin 015 に、
AO-40 の S1 停止のニュースが掲載されていました。基本的には、先日の W4SM
Stacey の広報に基づくもののようなのですが、
「AO-40 ''S1'' Transmitter Goes Silent…AMSAT reports the 2.4 GHz ''S1''
transmitter aboard AO-40 has gone silent.…」
Has gone silent って「死んでしまった」かい?、アンタ… (--;)、と一瞬
思ってしまったのですが、「死んでしまった」のなら Had gone ですね (^^;)。
希望を打ち砕かれた気分になったのですが、何とか持ちこたえました。
とは言え、AMSAT-BB 上では、早くも(勘違いしているのか)絶望視するよう
な書きこみが散見されます。思ったことをすぐ口にする人が、アメリカ人には
多いのでしょうかね?。
2. 50〜75 オーム変換トランスフォーマ
AMSAT-BB では VK1KEP Peter Ellis が、2.4GHz 用の 50〜75 オーム変換用
1/4 波長Qマッチセクションの製作例を Web 公開したとの投稿がありました。
http://www.qsl.net/vk1tkr/quarterwave_coaxial_transformer/Quarter_Wave_Transformer.html
要は、分配器などと同様な同軸管によるインピーダンス変換路なのですが、
どうやら彼の使っている受信アンテナは、フィードが 75 オームで設計されて
いるようで、それを 50 オームに変換する低損失トランスフォーマが必要にな
った、と言う事情のようです。
考えてみれば、MMDS コンバータ類ってのは受信系のシステムなのですから、
2.4GHz 部分が 50 オームで設計されているとは限らないんですよね。ドレーク
2880 にしても、Nコネが使われてはいるものの、50 オームとは限らない?。
日本の局はもともと MMDS サービスが無く、2880 でなければ自作か、専用設計
された製品を使うことになる訳ですから、こういう悩みとは無縁で居られるの
でしょうけどね。
3. AO-40 経由の交信時のエコー対策
長楕円軌道衛星に特有の「エコー」受信、つまり、長大な早退距離による遅
延で、自分の送信波が数百ミリ秒遅れて返ってくることにより、しゃべりなが
ら自分の声を遅れて聞くことになる現象ですが、これについても AMSAT-BB い
でいくつか意見交換が出されています。
対処法として、(1) 返り信号を確認したら、しばらくボリュームを下げる。
(2) ドプラーシフトを自動補正させて、交信成立後はボリュームを落とす。(3)
周波数合わせが終わったら、ヘッドホンをはずして首にかける。(4) こういう
のは慣れだよ、などなど…。
確かに、あれって「邪魔」なんですよね。人間ってのはどうも、自分の声が
オン・タイムで聞こえないと混乱するような「仕様」なんじゃないか (^^;) と
思います。SSB で私がよくトチっているのもそれが原因で、自分が何を言って
いるのか途中でわからなくなっているんです。
それに CW 運用!、私は衛星運用ではこのタイムラグ対策のため、ストレー
トキーを使ってリグのサイドトーンは切り、手首の動きだけに意識を集中して
符号が乱れないように努力しています(時々乱れるのはそういう訳です)が、
パドルでエレキーを使うとなると、サイドトーンなしではうまくキーイングで
きませんし、サイドトーンを入れるとダウンリンクと重なって混乱して…。AO-
10/13 時代からの話ではありますが、皆さんも苦労されているではないでしょ
うか (^^;)。
ただ、これって邪魔だからと言って、聞かない訳には行かないんですよね。
ボリュームを絞ったりヘッドホンを外したりしたのでは、ブレークインや混信、
LEILA からの警告を聞き取れません。今回のような S1 の突然の消失にも気づ
かないでしょうし (^^;)。
そういう事を考えると結局、耳から入ってくる「遅れた音」を無視するよう
に「慣れる」しか無いのかな、と思いますね。ストレートキーでのロング CQ
は疲れますからメッセージキーヤを利用するなどして、基本的には「精神を集
中して運用する」と…あ、だめ、ロング QSO が当たり前の AO-40 だと、なん
かクタクタに疲れそう (^^;)。
そういう話題の中、FT-847 の周波数を自動制御するソフトが紹介されていま
した。W6IHG の「Radio Tuner」だそうです。軌道計算ソフトの NOVA と連携し
て、周波数のドプラーシフトを自動補正し、FT-847 の周波数を制御するものの
ようです。
http://www.pixos.com/designs/RadioTuner/
4. ISS の QSL カード
SAREX に WB8ERJ Mike から、ISS の QSL カードを受領した旨の投稿があり
ました。
http://www.qsl.net/wb8erj/iss-qso.htm
JA では総務省の動きがクソ鈍くて、1年近く経つと言うのにまだ区分の改定
には至らず、Voice アップリンクの 144.490 では送信できない訳ですが、そう
言えば未だに一度も、JA でも Voice の受信報告がありませんね?。英語の通
じない国民と思われているのか、それともアジア上空では業務の混信がキツく
て、ISS クルーに運用しようと言う気を起こさせないのでしょうか?。
まあ、パケットの方はアップリンクはできる訳ですし、新しい TNC を運搬し
たシャトルも無事 ISS にドッキングしたそうですので、近日中に新しい TNC
で運用が始まるでしょう。そうすれば、今までことごとく敗退していたうちか
らの ISS デジも、成功するかも…。
で、今気づいたんですが、8/10 の日記の冒頭に、
> # 新しい ISS 用 TNC に書きこまれているコールサインは "IS0RSS" です。NOCALL
> # で通らない時は書き換えて試してみては?。
なんて書いてましたが、コールサイン思いっきり間違えてます (^^;)。RS0ISS
ですね、正解は。…でも、誰も突っ込んでくれない…寂しい… (--;)。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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