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[jamsat-bb:9121] 本日07/28のFMアナログ衛星ほか


JF6BCC 今石です。

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  7:38 に起床、常時接続になってから、夜中はパソコンのスイッチは入れっ放し
で、SETI@Home のプログラムが動いている。マウスを動かして画面を出すと、お
っと AO-27 のパス目前。寝ぼけまなこでセットアップ開始。
  7:40〜7:50 の AO-27 は東向け最大 10 度の南下パス。東向けの低いパスで混
信も少ない…ようなのだが、どうも通らない (--;)。JK1PDD, JH7UMF/1, JJ1WXN
局と交信。7:47:21 にダウンリンク消失。

  8:27〜8:37 の UO-14 は東向け最大9度の南下パス、こちらも通りはごく悪い。
JK1PDD 局と交信、JK7TYN, JR6PUE 局とはレポート交換を確認できず。

  9:18〜9:33 の AO-27 は西向け最大 77 度の南下パス。ちょっと出遅れて 9:24
に受信開始。JA2NLT 局の信号が聞こえたので呼ぶが NG、パスの後半は全く通ら
ず 9:28:12 にダウンリンク消失。

  10:05〜10:19 の UO-14 は西向け最大 75 度のパス。こちらも出遅れて (^^;)
10:11 にワッチ開始。JA2NLT, HL1/WX8C 局を呼ぶが交信成立に至らず、JN7EXM
局を受信。

  11:00 から 80cm Dish 用の「とりあえず」のフィーダ製作を開始。スチロー
ル棒とカマンベールチーズの空き缶で3ターンの LHCP ヘリカルを作ることに。
同軸とコネクタを買いに夕方外出、18:30 にフィード完成。

  夕食を済ませてシャックに戻る、あら、もう AO-40 が見えている時間ではな
いか (^^;)、スケジュールの記憶違いだ。慌てて、とりあえずいつもの 29 エレ
ループで 20:25 に S2-MB 受信開始、パソコンの起動が遅れて 20:29 にデコー
ド開始。20:34 にループテスト、SQA が大きいせいか返りは弱い。JH1AOY 局の
信号を受信。
  20:36〜41 にアンテナを 29 エレから 80cm Dish に交換。ビーコンを受信し
て見ると…スゲー!、硬い IC-821 のSメータが8つも振ってる!。ダウンリン
クをサーチする、VK6VV 局他、多数の信号が「Sメータを振って」入ってくる。
どれも良く聞き取れる…!。焦点位置未調整でコレとは…恐るべし Dish。

  20:53 に VR2XMT 局と 57-57 で QSO。これでうちも彼と同レベルの受信能力
になった訳だ。ただし U-AGC は 11〜14dB と高く、アップリンクはあまり強く
返ってこない。JE2UAZ, JH1NPQ, JA1JRZ 局の信号を確認。
  20:58〜 に 2401.420 で SSB の CQ を出す。しばらくして JI5MFZ 吉田 OM
から呼ばれ 21:18 までラグチュー。U-AGC が 14〜17dB もあり、自分のアップ
リンクはかなり頼りないが、互いに耳が良いせいか交信に支障はない。21:18
に QRT し入浴。

  22:11 に受信系の電源を全て OFF にし、FT-817 と電源重畳ケーブル、バッ
テリを持って物干し台に上がり、Dish の焦点調整を実施。S2-MB を受信しなが
ら 22:34 まで実施したが、さほどクリチカルではなく、ピークが良く見えない。
結局、反射板の位置を底から 386mm にして仮固定。
  シャックに戻って機器を再設定。22:40 に受信再開。ビーコンの前後に FM
波らしい信号が聞こえる ('o')。フロア・ノイズか聞こえるほどでは無い(と
言うより、よくわからない --;)が、29 エレに比べても受信能力がかなり上
がっていることを実感。

  22:50 から、80cm Dish の性能評価のためアンテナの比較実験を開始。(1)80cm
Dish + LNA、(2) 80cm Dish のみ、(3) 29 エレループ、(4) 45cm Dish の4パ
ターンで、S2-MB の信号を受信し、IC-821 のSメータの読みと AO40RCV のス
ペアナ画面の画像コピーを取得。詳細は後ほど。

  23:34 に 80cm Dish で QRV を再開。さすがに距離が離れてくると S2-MB
も弱くなって来た。以降は翌日に。
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  AO-40 のテレメトリによると、最新の姿勢は 333/3 だそうで、目標にかなり
近づいています。AMSAT-BB では、マグネトルキング休止中に、近地点高度が高
くなっているにも関わらず、かなりの強さで発生した「謎の力」の話題が出て
いますが、気になるところですね。いずれにしても、来週末あたりには 0/0 ま
で到達できるかも知れませんね。以下はテレメトリブロックからの抜粋です。

M  QST AMSAT OSCAR-40       ***UPDATE***            2001-07-27  
      ALON/ALAT = 333/3.  Middle beacon on continuously.        
                    U/L1 -> S2,  MA 10 - 99                     
  ***Passbands, beacon may be turned off for RUDAK testing.***  
                                                                
       The AO-40 team would like your telemetry files!          
 Please "zip" compress your daily telemetry files and e-mail to:
                   ao40-archive@amsat.org                       

A  HI, THIS IS AMSAT OSCAR-40       2001-07-28  14:58:59  #0253 
+--------------------------------------------------------------+
| ALON/ALAT=333/3,  U/L1->S2 from MA 10-99  EXCEPT FOR TESTING |
+--------------------------------------------------------------+

N  QST AMSAT OSCAR-40    ***SCHEDULE***             2001-07-18  
                                                                
   MA      V-Rx  U-Rx  S2Tx/MB  S1Tx/MB   Rudak   L1/U passband 
  ------------------------------------------------------------- 
  240-009   ON    off    ON       off       off      off        
  010-099   off   ON     ON       off       off      ON         
  100-199   ON    off    ON       off       off      off        
  200-239   off   ON     ON       off       off      off        

  さて、これが本日作った 80cm DisH 用の3ターンヘリカルフィードです。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4703/temp/80dish09.jpg

  手元でパーツ入れに使っていた、フランス産カマンベールチーズの空き缶
(アルミ製。国産は樹脂パックだからダメ)と、手持ち八木製作の余り材料
の 18mmφスチロールパイプ、2mmφ銅線少々と銅箔テープ、手持ちの BNC-R
を使って作りました。同軸は 3D-2V を、パラボラの後ろから中心のパイプ
を通して、スチロールパイプの中心から前に出して、BNC 端子に接続します。
  端子は BNC-R ではなく N-R か SMA-R を使うべきなのですが、手元に手
持ちが無かったので BNC にしました。マッチングは G3RUH の方式を採用し
て同一寸法にしましたが、底板が波打っているのできちんと間隔が取れてい
る訳ではなく、無調整と同等 (^^;) です。缶とスチロールパイプの固定、
ヘリカルの給電部の固定は、5分硬化型のエポキシ接着剤で行っています。

  このフィードを装着して 80cm Dish を使った訳なのですが、その能力に
はビックリしました。23:00 頃にアンテナを交換しながら性能を比較しまし
たが、その時の S2-MB の信号を IC-821 のSメータで見ると…

(1) 80cm Dish + LNA (+ IF 15dB ATT) => S7
(2) 80cm Dish ONLY                  => S7
(3) 29ele LOOP + LNA (+ IF ATT)     => S4〜5
(4) 45cm Dish + LNA (+ IF ATT)      => S2〜3

  …と言う結果でした。信号の画像も取得しましたので後日まとめたいと思
います。45cm Dish の成績が悪いのは、私の使っている2ターンヘリカルフ
ィードの出来が悪い/Dish に合っていないからだと考えています (^^;)。

  80cm Dish では、LNA ありとなしとでSメータの指示値は同じですが、こ
れは LNA の利得分を ATT で相殺していた訳ですから、まあ当たり前ですね。
ただ、耳で聞く分にもさほどの遜色は感じられなかったんです。実際、LNA
にしでダウンリンクをサッとワッチしましたが、殆どの交信がしっかりと聞
き取れました。MC-251R は静電気対策をしていないオリジナルのものですか
ら、非 DC 接地タイプのフィードで使い続けるのは怖くて、LNA ありに戻し
ましたが、これなら LNA が無くても問題なく交信ができそうな気がします
ね。
  もっとも、この比較時には SQA <5 になるチャンスを選びましたが、その
時の相対距離は4万キロ強で、まだ遠地点までだいぶ差がありました。その
後 S2-MB の信号強度はかなり落ちてきていますので、LNA なしだとまた違
うのかも?。姿勢が 0/0 になって、遠地点で衛星がこちらを向くようにな
った時に追試をしたいと思います。

  AO40RCV の画面コピーも取得しましたので、明日にでも合成・編集して比
較資料としてまとめたいと思います。…とは言え、見ている限りではあまり
違いが見えないんですよね (^^;)。

  もう夜も遅いので、とりあえずここまで。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
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