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[jamsat-bb:8694] 2.4GHz sats. status May 30,31


昨日(5/30)の午前 8:00〜8:20JST の 衛星AO-40 の S2ビーコンは、確認する
ことができませんでした。 MA は、231〜235 でした。 最近の衛星の姿勢は、
5/28 は ALON/ALAT=0/-17, 5/30 には ALON/ALAT=345/-26 となっています。

この ALON/ALAT は、衛星のスピン軸の方向を表現するものですが、AO-40 の
指向性アンテナは、AO-13 と異なり 180度反対に設置されていて、スピン軸の
方向と同じ側(モータの噴射する方向)にあるので、留意する必要があります。

ALON/ALAT とは衛星のスピン軸の方向を表現するものです。 つまり、ALON は
地球の中心から近地点を見た方向を基点の 0度とし、左回りに考えて、地球の
中心から遠地点を見た方向が 180度となります。 ALAT は、スピン軸の向きが
軌道面の上を向くと「正」に、下を向くと「負」になります。

例えば、ALON/ALAT=0/0 の方向は、衛星の軌道面上で地球の中心から衛星軌道
の近地点を見た方向(言い換えると遠地点から地球を見た方向)に一致します。
つまり AO-40 では、ALON/ALAT=0/0 の時、遠地点において指向性アンテナが
地球を向きます。

上記(5/30)の MA231〜235 (Mean Anomaly 325〜330度) ということは、衛星が
近地点にさしかかる頃で、また、ALON/ALAT=345/-26 と考え合わせると、この
時の指向性アンテナは、地球からは「そっぽ」を向いていたと言えましょう。


本日(5/31)は、衛星UO-11 の 2.4GHz の Sキャリア信号を受信してみました。
AO-40 は最近、夜中に飛来していることが多くて受信しにくい状況が続いてい
ますが、低軌道衛星の UO-11は 1時間半ごとに規則正しく飛来してくるので、
2.4GHz用のアンテナとコンバータを結ぶシステムが正しく動作しているかどう
かをチェックするのには最適な衛星です。

UO-11 S-carrier

  JST       MHz(USB)  RS
  13:11:30  2401.545  44  AOS
  13:16:35  2401.500  34  TCA
  13:21:30  2401.455  21  LOS

29ele.Loop(Maki) + PreAmp.(Maki) + Converter(Drake)

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Name : JE9PEL/1 脇田
Mail : je9pel@jamsat.or.jp
URL  : http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
QTH  : Yokohama, Japan
Date : May 31, 2001
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