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[jamsat-bb:8582] 衛星通信と天体力学(その0)



園田@桜前線北上中・・・。

AO−40は長楕円軌道を回っている。
衛星通信を行う上で、その衛星が、現在どのような状態に
あるのか知ることは、重要であって、必要不可欠なことである。
そこで、その楕円について述べる。

「動点Pが、2定点F, F'からの距離の和が、一定の和である」ように動くとき
、Pのえがく曲線が”楕円”であり、その2定点F, F'を”焦点”とゆう。
焦点F , F'を結ぶ直線が楕円と交わる点をA , A'とするとき
AA'を長軸とゆう。



                                                     P
                                                     x




--------A---- F--------0--------- F' ----A'--------

衛星通信で、ゆうところの近地点(Periggee)はA点に
遠地点(Apogee)はA’点になる。地球の中心点はこの
焦点F点になる。


天文学者Kepler(1575−1630)はKeplerの法則
を発表した。

(1)惑星は太陽を焦点として、楕円運動をおこなう。
(2)太陽から惑星に至る動径は等しい時間内に
   等しい面積をえがく(面積速度一定)
(3)諸惑星の公転周期の2乗は楕円の長軸の3乗に比例する。

衛星通信では、惑星(=AO-40)に太陽(=地球)に置き換えると
そのまま成り立つ。

問題は(2)の”面積速度一定の法則”からといってAO−40の
移動速度が一定といえるかどうか?私にはわからない。
逆にゆうと”面積速度一定”であるためには、AO-40の移動速度は
一定ではない」とゆうことですよね?