[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:7390] Re: AO-16 S-BEACON RPT



----- Original Message -----
From: "Yoshihiro Imaishi" <imaishi@aa.mbn.or.jp>
To: <jamsat-bb@jamsat.or.jp>
Sent: Tuesday, January 30, 2001 11:59 AM
Subject: Re: AO-16 S-BEACON RPT

●JA6DREです。
通常の衛星は3軸制御をおこなっていない場合は、姿勢はスピンがかけられて、何処
かの宇宙の1点を見たままで地球を周回しますから、北半球で衛星の背面のアンテナ
が見えない位置だと南半球では逆に見えることになります。

最終と言うのは…AO−40の場合は3軸制御が働くから、不適当かな…制御されな
い衛星は、そのままの姿勢でクルクル廻る形ですが、AO−40で3軸制御がおこな
われると常に地球を見る形になるのですから…
いずれにしても、早く安全にAO−40が運用開始になってくれるのをじっくり待つ
しか在りません。

■私の準備はslowdownしてます。色々と打ち合わせに時間もかかり…完全に
SAT専用でもなく使えるバンドはGWも兼用しますから、この点で不都合な面も多
く現れました。
KR500を入手しましたのでGW位相は面白いアイデアで解決できますし、一旦2
400MHzのみで検証してから、円周焦点位置4バンドホーン配列のアイデアを試
作検証します。

2月は無線関係の時間は99%ありませんから、作業は3月です。
2400MHzの210cmΦデッシュcmΦホーンでの受信は可能になりますの
で、私のHPに/SATdataを設けて、順次(常時)受信内容は掲示したいと思
います。

今、435MHzと145MHzをどのように併設できるか検討中です。
出来れば16エレメントx2/145MHzとF9FT21エレメントx2を設けら
れれば…と思っています。(例の離して±45度として片方は1/4波長遅延させま
すHiHi)
XVTを直下に設けますので当面は受信評価です。(100mW)





> JF6BCC 今石です。
>
> At 2001/01/29 22:47:37 JA6DRE wrote:
 > 衛星の姿勢は、宇宙のある1点を見ながら飛んでいると考えてください。 する
と、この衛星の場合に上面にアンテナが付いている場合には衛星が北の方向を向 い
ている場合に北半球では衛星の上面にアンテナがありますが、そのまま宇宙の北の方
?を向いたまま南半球に飛んできます。
> すると南半球では衛星の上面のアンテナが見える形になる訳です。
>  そして衛星は、そのまま反対側を通って北半球から見えるときは、またもや衛星
の下 面を見る形になります。
>
>   AO-16 の情報を JAMSAT の Web サイトからたどると、
>
> http://www.amsat.org/amsat/sats/n7hpr/ao16.html
>
>   その形態は Microsat のようですね。15cm 角の正方形で 13.34Kg と
> 小さな物体です。同じ Microsat の UO-14 などに比べてもごく小型で、
> 図には、衛星の1面を常に地球に向けるための重力傾斜ブームが見当たりません。
ということはおそらく、145MHz のアンテナを軸にスピンで姿勢安定化がされてい
る、と言うことでしょう。図には 2.4GHz のアンテ
ナは記載されていませんが、衛星の上面(恐らく 145MHz のアンテナ側)
にちょっとだけ突き出ているのではないかと思います。
これで、地球の自転軸と似たような方向にスピンしていて、145MHz の
アンテナが北天側にあるとすれば、北半球では確かに、2.4GHz の短いアンテナは、
衛星のボディに隠れた状態になってしまいます。反面、北半
球でも低緯度地帯から南なら、衛星のアンテナの指向性方向になる訳ですから強く受
信できるのでしょう。
>
 > AO−40の場合も現在のアンテナはそっぽを向いてるようですが、最終的には
最も 離れた位置からビームアンテナは地球を見ます。
> 最終的、と言うのが今後変わる可能性もある訳ですが、3軸制御が可
> 能になるのが「最終」だとすれば、衛星のビームアンテナは、遠地点に
> 限らず、軌道上の大部分の位置で、きちんと地球を見るようになるはずです。太陽
電池を展開して電力を充分に得る上でも、スピン制御を停止して3軸制御に移行する
ことが必要ですし、地球センサーが地球の向きを捉えてモーメンタムホイールを制御
して、ほぼ自動的に姿勢を変えて いくようになると思っています。
>   ただし、軌道変更が行なわれる間はスピン制御が続きますし、この状況がいつま
で続くかは、AO-40 のコンディション次第ですね。当初は一般の使用解禁まで 10 ヶ
月くらいと言う話でしたが、もっと先になる
のではないかな、と思います。
>
> > しかし、そのまま地球に近づくとアンテナは地球でなく南の宇宙を向いているこ
とに なります。
> > MA=0に近づいたときには無指向性のアンテナに切り換えられるのはこの為で
す。
> > ところが、現在AO−40では無指向性アンテナが機能していませんから、今後
困っ たことになるだろうというのも、この為です。
>
>   無指向性アンテナの状況については気になるところですね。まだスピ
ンレートが落ちないために、再調査も行なわれていませんから、現時点で結論を出す
のは早すぎるとは思いますが…。
>
>   AO-40 の3軸制御が予定通り機能して、太陽電池を展開して運用が開始されたと
しても、近地点近くではスキントアングルの変化が早すぎま
すから、この間だけは姿勢制御せずに、無指向性アンテナに頼る必要があります。実
際に地球の近くを通るのはほんの数十分だけですが、姿勢制御の中断開始と中断終了
のそれぞれの時点で、地球の位置があまりに大きくずれているようだと、地球セン
サーがうまく機能しなくなる恐れもありますから、中断の間隔はあまり短くできず、
ある程度長くなると
思います。2〜3時間程度でしょうか?。この時間帯に無指向性アンテ
ナが使えないとなると、交信はもちろん、テレメトリの受信にも影響す
ることになりますよね。
 とは言え、144/430 のビームアンテナは指向性がさほどきつい訳でも
無いですし、SHF 帯に比べて伝播損失も少ないので、近地点近くでもそ
こそこの強さでビーコンを届けてくれるのではないかと思います。あま
り心配することは無いのかも知れません。むしろ、そのためには 145MHzか 435MHz
のどちらかの送信機が生きている必要がありますので、そち らの方が心配ですね。
>
> では。
>
> - -
> Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
> JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
>   jf6bcc@jarl.com
>   http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
> - -
> この電子メールは100%再生電子を使用しております。:-)

====================================
From;  HAM Radio Station JA6DRE

YAMADA ”Derry” Yoshihide 
Musashigaoka 1-16-15 Kumamoto city
KUMAMOTO PRF.JAPAN 862-8001

URL   www.ja6dre.com
mailto  yamada@ja6dre.com

>