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[jamsat-bb:7259] Re: Drake power source ?
JF6BCC 今石です。
At 2001/01/21 10:52:57 Mineo Wakita wrote:
> 昨日(1/20)は、コンバータの出力(F)側に変換コネクターを付けて、
> 10D-FB の同軸ケーブルを無線機 TS790 に直結しました。
私は TV 用のFコネから TV 用 75 オーム同軸の 5C-FV 経由でシャック
に引き込んでます。アンテナの位置まで 7m ですからこの程度で十分です。
もっとも 145MHz の飛びこみが多少ありますが…。
同軸の色が白いので、FT-817 や IC-821 に接続するときに「こいつは送
信するとブッ壊れるぞ」と言う意識が出るので、不意の送信で破壊してしま
う危険性はいくぶん減らせそうです。無論、本番の時には、シャック側にス
プリッタ兼マッチング用のT型フィルタ(誤送信保護回路つき)を入れるつ
もりです。
> Drake Converter の取説書を見ると、電源として IF出力端子(F側)に、
> +12V〜24V を供給するように書いてあります。
内部の動作電圧 10V と 5V を作るのに使っている3端子レギュレターが、
2V 以上の入力電圧差の必要なタイプなので、最低でも 12V は必要なようで
すね。
> 今石さんや新井さんのHPの写真では、コンバータ内部を改造したり
> 途中に電源アダプタを合流させているようですが、同軸ケーブルの
> 直結だけではダメなのでしょうか? 同軸に電源が重畳される、と何
> かで読んだ記憶があるのですが?
質問の意味がよくわからないのですが、2880 のオリジナル回路は、同軸
ケーブルから電源を供給する仕組みになっています。リグ側に、アンテナ
端子に+電源を重畳させる機能があるならば、スプリッタは不要ですが、
それが無ければ何らかの形で供給してやる必要があります。
ただし、アンテナ端子に電源を重畳できる市販のリグは、直流で短絡状
態になるアンテナを接続した時に間違って+電源を供給しても、致命的な
破壊にならないような設計がされているはずです。おそらく、大半の機種
ではこれを、電源母線からアンテナ端子への経路に電流制限抵抗を挿入す
ると言う、一番簡単な方法を取っていると思います。
これは、想定している装置を接続した場合には十分な動作電圧が供給さ
れるはずですが、それより大きな負荷を接続した場合には、制限抵抗によ
る電圧降下が大きくなり、十分な電圧が供給できなくなります。手もとの
IC-821 の場合、回路図が付属していないのでこの数値はわかりませんが、
元々がプリアンプ用ですので、そのプリアンプが動作するギリギリの設定
になっているでしょう。あるいはそのプリアンプは、12V が降下で 10V に
なっても問題無く動作するよう設計されているかも知れません。
しかし、2880 は内部に 7810(78M10 だったかな?) か使われているた
め、12V 以上の電源電圧を得なくてはなりません。そうなると、アンテナ
端子に電圧を重畳できるリグと言っても、2880 の動作に十分な電圧が取り
出せるとは限らない訳です。
現に、うちの修理品ユニットBは、IC-821 からの電源供給では、電源
を on の状態でケーブルを接続すれば動作しますが、その状態で一旦 off
/on をすると動作しなくなります。ユニットCは問題無く動作するので、
動作電圧がギリギリの状態になあるようです。
また、IC-821 だけ使うのならともかく、私は電源重畳機能のない FT-817
や C-501 を親機に使うことも考えなくてはなりません。となれば、リグ
に関わらず電源を供給できる回路を用意し、問題無く 12V 以上を与えら
れるようにした方が適切です。そんな訳で、私はスプリッタ方式で外部電
源を供給するようにしています。
と、これで説明になっているでしょうか。
では。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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