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[jamsat-bb:7067] Re: AO-40の光ビーコンについて


眞田さん、福島さん、皆様、

福島さんから既にコメントがありましたが、若干の追加情報を。

 > AO-40には、光ビーコンが搭載されているという話を打ち上げ前から聞
> いています。でも、その話はここでは出てきていないようです。ほかの
> (ご存知のかたもいらっしゃるでしょうが)メーリングリストでは受信の準
> 備をされているかたもいるようです。

すでに準備に着手されている方があるとは、驚きとともに敬服。
早期のAO-40のリカバリ、そして3軸姿勢制御モードが期待される
ところです。

機器の解説は、The AMSAT Journal、2000年9月/10月号に
掲載されています。(おそらく、AMSAT-DL Journalがオリジナル
だと思います、、、未確認ですが、翻訳とありますので)

福島さんの解説にはない仕様としては、変調が1600Hzキャリア
で400bps/BPSK、または、低速のCWとなっています。偏波
(偏光というべきか、、、)は直線です。

Karl Meinzer/DJ4ZC のリンク計算では、地上側は10cm以上
のパラボラ・アンテナ、要は反射望遠鏡で復調可能であると
見込んでいます。ただし、検出器としては量子効率の高い、
たとえばシリコン・フォト・アバランシュ・ダイオードが必要でしょう。

赤外線であること、また、アンテナのノイズを下げるためには、
屈折型の望遠鏡ではなく、反射型であることが必須だと思います。
細かいことを言うと、可視光での望遠鏡と、黒体輻射が
問題となる赤外線では、望遠鏡の設計手法が異なります。
この辺りは、赤外線天文学の文献が参考になるでしょう。

まずは、アマチュアのレーザー通信を覗いてみるには、
Michael Fletcher/OH2AUEのホームページは如何でしょうか。
URLは、

http://personal.eunet.fi/pp/oh2aue/lasers.htm

ちなみに、彼はAO-40のXバンドのトランスポンダを担当
しています。

AMSAT Journalの解説記事は、近々、JAMSAT Newsletter
にも翻訳されると思います。(>毛利編集長)

Dr. Karl Meinzer も、JAで準備が進んでいると知れば、喜ぶ
ことでしょう。

武安
ja6xkq@jamsat.or.jp