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[jamsat-bb:6286] Mode-Sコンバータの局発など
2000/11/18
7N1JVW 藤田忠義 横浜市緑区
E-mail: FA7T-FJT@asahi-net.or.jp
JF6BCC 今石さん、みなさま。
> さて、ニッシン電子で入手した 8.8125MHz の水晶に交換したユニ
>ットですが、やはり水晶と発振回路が合わないのでしょう。2400.48
>→144.34MHz あたりにしかなりません。何とか 144.38 MHz にして
>100KHz 台のズレだけにしたかったのですが…。とりあえず 144.36
>で受信できるようにしました。
>
> 2400.200 MHz (AO-40 GB) → 144.080 MHz
私も最近、ニッシン電子で入手した 8.8125MHz 水晶の交換改造をしました。
f調整のトリマーを最大にしても 2400MHzの入力で、IF 周波数は 143.892
MHzとなり、108kHz低くくなりました。これはこの水晶を発注したときの指定
回路によるもので、まあ仕方がないと思っています。
すでに実施済みかもしれませんが、私はなるべくこの差をなくすため、f
調整のトリマー端子に、表側からリード付きチタコンを追加しました。
5pFの追加では 60kHzアップ、10pFの追加では 100kHzアップします。
私は10pFを追加し、トリマー最大でIF 周波数が 143.996MHzとなりました。
利得:
従来の水晶(IF周波数:122MHz)と 8.8125MHz の水晶とでは、2400MHz入力
レベル 対 IF 出力レベルの比で、利得が約2dB上がりました。
この差は、122MHzでは IF通過帯域の端になっているからだと思います。
従来の水晶(IF周波数:122MHz) 利得23.5dB
8.8125MHz 水晶(IF周波数:144MHz) 利得25.5dB
測定には、800MHz SSG(3倍の高調波使用)、高域フィルタ 1500MHz、スペアナ
(max 4.5GHz) などを使用しました。
電源供給:
IF 出力コネクタからの供給をやめ、F形コネクタの横に2.5mの穴をあけ、M3
のタップを立てて、3mmネジ付き貫通形コンデンサを取付け、+13vを供給しま
した。IF が独立すると、各種の実験や測定のとき便利です。
ご参考まで。