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[jamsat-bb:5875] GSC 2.03

プログラム「GSC 2.03」の「Satelitte Setup - New (Edit)」が開かないとい
う報告は二例目です。 私のところでもこれを確認しています。

通常使用している DOS/V機で、「GSC 2.03」が正常に機能していたのに、他の
理由で Windows95と WiSP(GSC 2.03) を再インストールした後に、上記の操作
を受け付けなくなったというものです。

原因を究明すべく、HDDの再フォーマットからし直したり、 Windows95 のバー
ジョンを 4.00.950, 4.00.950a, 4.00.950b に変えてインストールをし直して
も、この DOS/V機では「GSC 2.03」の上記の操作の復帰ができませんでした。
Windows95 のバージョンや、レジストリが原因ではないようです。

しかし、他のほとんどのIBM系のコンピュータ(NEC系機種は除く)では、正常に
「GSC 2.03」が Windows95 のバージョンに関わらず機能します。 一部の機種
のみ上記の操作が機能しないのは不思議な現象です。

実験の結果、対症療法ですが、次にようにして このDOS/V機で「GSC 2.03」を
使用することに成功しました。ポイントは、二世代前の「GSC 2.01」を上記の
「Satelitte Setup - New(Edit)」の操作の時のみ 利用することです。一世代
前の「GSC 2.02」や「GSC 2.01a」では問題は解決しませんでした。 理由はわ
かりませんが、「GSC 2.01」のみが上記の操作を受け付けました。

最初から「GSC 2.01」を使用すればよいように思われますが、この二世代前の
バージョン2.01の GSCは、2000年問題をクリアできていないもので、時刻表示
(Local Time)と各衛星のスケジューリングが正常に行われない不備のあるプロ
グラムなので、上記の操作で各衛星の設定をした後に「GSC 2.03」に戻す必要
があります。


　(1) C:\wispディレクトリ内の現在使用中のバージョン2.03の GSC.EXE
　    を GSC203.EXE と リネームする。 (エクスプローラ等を使用)

　(2) C:\wispディレクトリに、バージョン2.01の GSC.EXE を解凍コピー。

　(3) GSC.EXE(v2.01) を立ち上げ、自局の設定と各衛星の設定を行う。

　      GSC - Setup - Station Setup
　      GSC - Setup - Satelitte Setup - New

　(4) GSC.EXE(v2.01) を閉じる。

　(5) バージョン2.01の GSC.EXE(v2.01) を GSC201.EXE と リネームし、
　    さらに バージョン2.03 の GSC203.EXE を GSC.EXE とリネームする。

　(6) GSC.EXE(v2.03) を立ち上げ、再スケジューリングする。

　      GSC - Tracking - Redo_Schedule


これは本質的な解決法ではないのですが、新しい衛星の設定をする時や、既に
設定済みの衛星の設定を編集する時に、いちいち GSC.EXEをリネームするのは
現段階ではやむを得ません。なお、GSC.EXE(v2.01)は AMSAT-NA からも現在は
入手不可能なので、私のもう一つの英語版のHP(下記URL)に「gsc201.zip」と
いうファイル名で圧縮保存しておきました。

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Name : JE9PEL/1 脇田
Mail : je9pel@jamsat.or.jp
URL  : http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/
QTH  : Yokohama, Japan
Date : Oct 17, 2000
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