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[jamsat-bb:4353] NASDA ワークショップ雑感


15日、筑波宇宙センターの宇宙開発事業団の「宇宙先端技術のワークショップ」
に行ってきました。
宇宙開発の先生方や関係機関とメーカ、商社の方々が多い中、私みたいなずぶ
素人が入りにくいところでしたが納税者の一人として前の方に席をとり聞いてきまし
た。
幸い、JH2PRZ 辻さん、JG2BVO 笠井さんとも午後合流出来 楽しい時
間を
過ごせました。 辻さんのお誘いのお陰で懇親会にも出てCAN−SATの話し今度
は
直接伺うことが出来ました。

前置きはこの辺で、
ワークショップで聞きたいメインは15時から18時までは小型衛星への取り組みについ
て
関係機関からの報告があました。
NASDAの現状に始まり、千葉工業大学の林先生からは、小型衛星の利点について
機会の頻度とスキルの向上の観点で数式を使い面白く話されていました。 圧巻は
VIDEOで鯨に取り付ける 小型モジュールの仕組みとそのDATAを収集する衛
星の
仕組みをVIDEOを使った説明は非常に魅了できました。(この辺は素人受けしま
した)
また、CAN−SATについては大学の教育の場という立場から説明がありました。
打ち上げの、ロケットに苦慮されている様子でこの6月にミサイルにて3kmの高さ
に
打ち上げ、パラシュートで回収する規模に縮小されているようです。(未確認)

 サレー大学のSSTLからは、既に笠井さんからご案内の通りMartin Sw
eeting,
G3YJO、からは数々のUOSATおなじみのSURREYスペースセンターの実
情を
話されました。 唯一、PCとPROJECTORを使い所々に動画埋め込んだ大変
手の
こったプレゼンテーションでした。
英語が解らずとも動きのある表現で説明され今までの、UoSATおよびKITSA
T
(KO−23,25)などの海外の衛星をその国の研究者を計画から打ち上げ、
さらに運用までの研修を1年以内で完了させ手助けしている様子を説明されて
いました。国の機関と違い自由度がある中でいろんな技術を蓄積していることを
会場の方々へ知らしめていました。
今後は、被災監視用に7個のマイクロサットをロシアのICBM(SS−18)を使
い打ち上げ
予定や、大きなチャレンジとして2001年には各国との協業で月への周回衛星を打ち上
げる
計画を立てているようです。
いくつかの観測成果の説明の中で、都市から放たれているVHF帯(周波数帯は聞け
ず)の
地球図で、日本を始めとし東南アジアおよびオーストラリアが真っ赤に塗りこまれて
いました。テレビの周波数なのか航空無線なのかアマチュア無線なのか残念ながら詳
細は後で、G3YJOさんとお会いしましたが挨拶程度でしたので聞くことが出来ま
せんでした。
 JJ1WTK坂本さんから情報にもあるように、UoSAT−12 ミニサテライ
ト(350Kg)の
簡単な説明がありました。
4月13日にロシアのバイコヌール基地のSS−18にサテライトを取りつけが終了し
21日には打ち上げるとのことでした。
最後に、
NASDAにおいて、特に参加者の資格制限を設けないこのような開かれた機会に恵
まれた事を主催者へ感謝申しあげると共に辻さん、笠井さんにお会いできありがとう
ございましました。

ご注意点:
 これらの内容については、時期や数字については不確定なものですので
 出所を含め御取り扱いに注意されてください。
 雑感ということに御願いします。 

    DE JA1OGZ・金子