[jamsat-bb:17192] Re: [jamsat-bb:17190] 翻訳して。。。

JS1XGS/JA0IO 田屋さん

とても素晴しい話です！

今日までどなたも反応が無い様なので、恥を忍んで拙訳してみました。

どなたか校正して頂ければ幸いです。
必要でしたらWord　形式の文書をメール添付でお送りできます。

'73,

de JA6BX  江崎　昌男


以下添付------------------------------------

アマチュア無線の様変わりが報じられた週末

さる１０月２６−２８日の週末にペンシルバニア州ピッツバーグ市でAMSAT-NA
によって開催されたスペース・シンポジュウムは大変成功裡に終りました。

W2GPS、Rick Hambly、 AMSAT会長および　N4HY、Bob McGwier、AMSAT技術
担当副会長 によって、彼等が最近取り組んできたことの現況と、その結果が及
ぼすアマチュア無線に関する今後の動向について発表が行なわれました。

AMSATはインテルサット社との間で、インテルサット衛星のプラットフォーム
にアマチュア衛星を搭載して静止軌道に乗せることについて話し合ってきました。

技術的検討、資金面の検討、その他の交渉が現在進行中です。　　N4HY Bob
はこのAMSATの計画を「Phase IV Lite」と命名し、今後の見通しを次のように述
べています。　「インテルサットが我々の衛星を搭載してもよいと言ってくれたら、
すぐにでもそれが可能なように、静止衛星ペイロードの構成について技術的検
討などAMSATとして現時点でなすべきことは沢山あります。」

Phase IV Lite 静止衛星ペイロードはPhase 3 時代の衛星で既に開発済みのト
ランスポンダーに近い構成になるでしょう。　最新のデジタル通信技術を短期に
開発することも予定されています。

宇宙に浮かぶ通信ペイロードに加えて、AMSATでは一般のハムがすぐにでも、
音声や、デジタル・メッセージ通信、ビデオなどのサービスを利用できるような
地上局の開設を計画しています。

上述の新しいデジタル通信パッケージは地上局の機能をそれ自身が持って
いて、災害が発生した際にアマチュア無線通信チームが携えて災害地に赴
くか、災害地に送付されて２４時間／週７日／３６５日ベースで非常通信を
可能にします。

アマチュア無線チームは、小型のディッシュ（パラボラ）を予め判っている空
の位置に向けるだけで、直ぐに非常通信が可能になり、HF帯の伝播状態に
左右されることはありません。

Phase IVペイロード はTDRSS（衛星間中継器）と同様にARISS交信の中継
器にもなります。　これまで１０分間という制約があったスクール・コンタクト
は何時間の単位で国際宇宙ステーションと交信が可能になるでしょう。　
これは、宇宙ステーションにおけるいろいろな実験について子供たちが参
加する可能性を開くことになるでしょう。

インテルサット静止衛星プラットフォームはAMSAT Phase IV Lite payload
に対しておよそ400Wの直流電源を15年間供給可能とのことです。　
主要なpayloadはGTO（Geosynchronous Transfer Orbit） boost phase
（静止軌道への移行）の実行ですが、衛星が定位置に到達後はアンテナの
方位調整を行なうことになります。

N4HY、Bobは最後に次のように結びました。「インテルサットのチームが
アマチュアにはとても出来そうもない分野のすべての仕事を引き受けてく
れることで、アマチュア無線が一段と素晴しいものになるような変革を
もたらす通信システムの実現に向けて、AMSATは力の限りを注ぐこと
ができます！」
更に詳しい内容は次回発行のAMSAT Journal に掲載されます。

Rick, W2GPS and Bob, N4HY


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