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[jamsat-bb:7809] 本日03/22のFMアナログ衛星ほか


JF6BCC 今石です。

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  20:45 に帰宅。21:54〜 の AO-40 に間に合うべく、MGA-86576 改造の
2880 に手を入れる。RFC を手製のコイルに変え、RF 周りの余計なパーツ
やパターンを除去、入力の静電気防止用 1/4 シャントワイヤも外してみ
るが… RF プローブの針が振れるほど強く発振している。RFC を触ると止
まるところを見ると、このあたりに原因が?、いや、単に体が大きなアー
スになって負荷が変わっただけかも…。チップのインダクタを調達して試
してみるべきか?。
  そうこうしている間に 21:54〜 の AO-40 の MA=3 からの AOS の時間
がやってきた。結局 MGA-86576 改造 2880 は準備が間に合わず(発振が
止まらず T_T)、いつもの 2880 改造と 29 エレループを FT-817 に接続
して受信開始。21:55 あたりに信号を確認、すぐに CRCC OK のブロック
が 5 つほど取れた。その後も受信を続けたが CRCC NG ばかり。MA 7.7
あたりでデコーダのロックがかからなくなり、22:20 には信号強度はカス
カスに、22:27 MA 10.7 に信号が確認できなくなった。
  なお、21:59〜22:03 あたり、MGA-86576 改造 2880 に 10 エレ八木を
接続して 29 エレの脇に設置し、IC-821 で受信を試みたところ、それな
りの信号強度で入感した。うむむ…、これは何としてでも発振を止めなく
ては。
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  今日も FM 衛星は運用しませんでした (^^;)。でも、いい陽気になって
きましたし、そろそろ移動運用を始めないといけないですね。

  本日の AO-40 の近地点直下は、ほぼ日没線上、遠地点はほぼ日の出線
上でした。仮に AO-40 が ALON 0 または 180 の姿勢にあれば、側面の
太陽電池パネルに太陽がうまく正対することになります。この状態で姿
勢を ALON/ALAT 0/0 に持っていくことができれば、衛星のビームが遠地
点で地球を向くようになりますし。太陽電池パネルの発電効率も最大に
できます。
  しかし、現在の姿勢は ALON/ALAT 212/45 とのこと。ALON を 0 にす
るにはスピン軸を 160 度近くズラさなくてはなりません。ほぼ反対方向
への変更にはかなり時間がかかるでしょうが、400N モータの超過動作の
おかげで周期は長く、マグネトルキングのできる近地点付近に来るチャ
ンスは5日に6回程度しかありません。ALAT を 0 にするにも 45 度近
い移動…。1回に5度動くとしても、1ヶ月はかかる計算ですね。

  ところで、AMSAT-bb でもちょっと話題が出ていましたが、元々が高い
軌道傾斜角用に設計されている AO-40 は、軌道面と太陽電池パネルが並
行になる作りのため、低い軌道傾斜角のままだと、太陽電池パネルに日
光が当たらない位置関係になる時期ができてしまいます。現在が一番良
い位置関係だとすれば、3ヶ月後の6〜7月あたりは、近地点直下が正
午・遠地点が深夜の位置となり、ALON 0 or 180 にしてしまったのでは、
太陽電池に日光が当たりません (--;)。
  太陽電池が発電しなくなるような角度に衛星を持っていっては大変で
す。ってことは、これを見越した姿勢変更計画も立てなくてはならない
訳です。
  ただ、AO-40 は AO-13 と違って3軸制御で姿勢が変えられます。どう
やら 400N モータは死んでしまった、あるいは生きているにしても推進
剤漏れで満足に使えなくなっている(危険なので使わない)可能性が高
い訳ですよね。と言うことは、400N モータによる軌道変更を断念してし
まえば、スピン制御を停止して太陽電池を展開し、3軸制御に移行して
しまってもいい訳で…。

  ふ〜む。…今後、どんなスケジュールになるんでしょうかね?。

  さて、ミールの再突入は 23 日、日本時間の午後3時位になるとか。
墜落予定の海域は夜で、例の観光ツアーには丁度いい時間帯になるよう
ですが、日本では残念ながら、目視することは無理そうですね。TVニ
ュースで映像が流れることを(予定外の場所に破片が墜落しないことを)
期待したいと思います。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
<http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/> 
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