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[jamsat-news:1834] SATINF#226 24 Aug 2003
- Date: Mon, 25 Aug 2003 00:55:27 +0900
衛星情報 SATINF#226 24 Aug 2003
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-40 Kバンド運用開始
8月10日からKバンドの運用が始まりました。
◆UO-14 運用停止
バッテリに問題が生じたようで、食の期間にシャットダウンしてしまうよ
うです。現在、テレメトリモードで動作確認がおこなわれています。
◆UVSAT 打ち上げ情報
既に衛星の組立が始まっており、今年10月に打ち上げが予定されています。
◆AMSAT-OSCAR E 打ち上げ情報
打ち上げ予定日が2004年3月31日に設定されました。
1.運用中の衛星
●AO-7
mode-A up:145.850-145.950MHz CW,USB/down:29.400-29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.502MHz CW
mode-B up: - /down:145.925-145.975MHz CW,USB 出力 8W
ビーコン:145.972MHz CW
mode-C mode-Bのローパワーモード。出力は2.5W。
ビーコン:145.810MHz キャリア
他に435.100MHz(動作確認)、2304.1MHz(動作未確認)のビーコンがある。
AO-7は、太陽光が当たっている時にのみ動作しています。食に入ると動作
を停止し、再び動作する際のモードはランダムに変わっています。
Bモードのアップリンク周波数は432MHz帯です。現在のIARUのバンドプラ
ンでは衛星に割り当てられていない周波数であり、日本のバンドプランから
も外れるため、使用できません。
コマンドが通ることも確認されています。CWテレメトリのスピードを変え
ることに成功しています。
関連サイト
衛星の諸元
http://www.amsat.org/amsat/sats/n7hpr/ao7.html
衛星の画像
http://www.amsat.org/amsat/sats/ao7/slideset/index.html
AO-7 ACTIVITY REPORT LOGGER
http://www.artieda.net/hb9dri/ao7logger
AO-7 フォト コレクション
http://www.ka9q.net/ao7
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
●AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
4月5日に制御ソフトによる運用が始まりました。週末の午前中のパスで10
分間だけトランスポンダがオンになっているようです。
関連サイト
http://www.ao27.org The Official Home of AO-27 on the Web
★AO-40
8月10日からKバンドの運用が始まりました。Kバンド運用中にSバンドを運
用する際には、MBより25KHz以上離れたり、ダウンリンク強度を抑えたりす
る等、Kバンド運用局にご配慮下さい。
運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 8/14-
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 30 OFF OFF S2 MB
30-126 U/L1→S2 OFF S2 MB
126-132 U/L1→S2/K OFF S2/K MB
132-134 OFF OFF S2/K MB
134-220 U/L1/L2→S2 OFF S2 MB
220-256 OFF OFF S2 MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
Kバンドdown : 24048.025 - 24048.274MHz
Vバンドup : 145.840 - 145.990 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
L1バンドup : 1269.496 - 1269.211 MHz
L2バンドup : 1268.575 - 1268.325 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
姿勢
姿勢変更を終え、ALON/ALAT=0/0になっています。この姿勢は、9月末まで
保たれるでしょう。
トランスポンダ
U/L1/L2→S2の運用がおこなわれています。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できたようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
継続しておこなってゆく予定です。
2003年2月23日に、S1送信機をオンにし、EMEの設備を使ってS1送信機のエ
キサイター段の信号を受信する実験が試みられましたが、信号は受信できま
せんでした。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
せん。
Kバンド送信機
2003年1月1日からスケジュールに組み込まれ運用されています。姿勢変更
が始まる3月中旬頃までKバンドの運用が続けられるものと思われます。
Xバンド送信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
Vバンド受信機
2002年6月12日から運用が始まりましたが、Vバンドでアップリンクした信
号は、とても弱く、CWでならQSOができるレベルです。信号が弱いのは、3機
あるフォールデットDPの一部が破損したか、アンテナ切り替えリレーに問題
があるのではないかと考えられています。
S1バンド受信機
2003年2月23日に試験がおこなわれ、動作が確認されました。
S2バンド受信機
2003年2月23日に試験がおこなわれましたが、動作確認はできませんでした。
Cバンド受信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
FECテレメトリ
エラー訂正符号を含んだテレメトリの送信実験がおこなわれています。
QSBの谷間やアンテンの向きが悪い時でもエラー訂正をおこない、正確にテ
レメトリをデコードすることができます。デコードには専用のデコーダが
必要です。
★ FECテレメトリデコードソフトとしてVP9MU作のStaRCVが公開されています。
http://www.amsat.org/amsat/sats/ao40/fec.html
RUDAK
正常動作が確認されています。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機の動作が確認されています。
2001年にGPS衛星が作る「輪」の外で位置データを取得することができる
かどうかの実験がおこなわれ、その結果が公開されています。
http://www-ccar.colorado.edu/~moreau/pubs/ao40aasgnc_fin.pdf
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
姿勢を確認するため、地球の撮影をおこなっています。
コマンドチームがYACEで撮影した画像の解析ソフト YACER (Yet Another
Camera Experiment)(Revisited) For Windowsを公開しました。AMSAT-NAの
webサイトから入手できます。
モーメンタム・ホイール
試験がおこなわれ、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには
確認する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
AO-40 bash
AMSAT-NAはAO-40の打ち上げ3周年を記念して2003年9月16日から2003年11
月17日に掛けてQSOパーティの開催を予定しています。
AO-40の関連サイト
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8 by AO-40コマンドチーム
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6e by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
Ver2.1になりました。
http://www.amsat.org/amsat/ftp/software/spreadsheet/w3pm-ao40-v2.1.zip
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
http://www.g6lvb.com/oldtech.htm
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
希に動作しています。動作しているときは、良好にQSOが楽しめます。
太陽電池、バッテリ共に劣化していることが考えられ、動作が不安定に
なっているものと思われます。
★FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
正常に動作しています。
ハムフェアで受信デモをおこなうため、8月21日から26日まではデジトー
カとして動作しています。
モードの切り替えは、思ったより簡単にできたそうです。アナログに戻す
にはデジトーカに切り替えるよりも簡単だそうです。
●GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps
30秒に1度、ビーコンを送信しているようです。
GO-32の情報は以下のサイトから得られます。
http://w3.iarc.org/techsat/techsat.html
●IO-26
mode-J up:145.875, 145.900, 145.925, 145.950MHz 1200bps AFSK
down:435.822MHz 1200bps PSK
MBLモード(セーフモード)になっており、デジピータは停止しています。
[from KD4APP @amsat-bb]
IO-26の情報は、以下のサイトから得られます。
http://joshua.micronet.it/english/itamsat/itamsathome.html
●LO-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
★NO-44(PCsat: Personal Communications Satellite)
down:144.390MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
145.825MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
正常に動作しています。
7月10日から暫く信号が途絶えていましたが、現在は復旧しているようで
す。バッテリの十放電が既に9000回にもなっているため、何時、何が起きて
も不思議ではないようです。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
●NO-45(Sapphire)
down:437.100MHz FM無変調キャリア、デジトーカ、1200bps AFSK
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しているようで
す。
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
最近レポートがありません。
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているという情報がありますが確認
できていません。
●RS-20(MOZHAYETS)
ビーコン:435.319MHz、145.828MHz
最近、受信報告が無く、状況不明です。
11月28日0941モスクワ時間にRS-20(Mozhaetz:モジャーエツ)を打ち上
げたとの報告がUA3XBU、RW3DZからありました。
周波数 435.319MHzと145.828MHzでビーコンを送信しているとのことですが、
なかなか確認できませんでした。11月29日2028zにG8ATEが435MHzで受信した
のが最初のようです。ビーコンの送信は不定期におこなわれているようで、
日本で信号が確認されたのは、12月2日になってからです。ビーコンはCWで
すが、きれいなCWを打っていないようで、ドップラシフトもあり、解読は難
しいようです。当初はランダムな英数字を送信していたようですが、12月8
日頃から意味のあるメッセージを送信し始めたようです。
以下の表を利用してテレメトリの解読ができます。受信報告は、コマンド
局(plis@kaluga.ru or zaitzev@izmiran.rssi.ru)へ送付下さい。
Name Limits Decoding Assignment
RS 20 The callsign
UBS N=100:170 U=N / 10 Volts On board voltage
IBS N=10:250 I=N / 100 Ampers On board current
USUN N=0:180 U=N / 10 Volts Charge voltage from solar battery
ISUN N=0:180 I=N / 100 Ampers Charge current from solar battery
ITXA N=0:170 I=N / 100 Ampers D.C. current of the 435 MHz Tx
PTXA N=0:70 P=N / 10 Watts UHF power of the 435 MHz Tx
TTXA N=50:190 T=N - 100 deg C Temperature of the 435 MHz Tx
ITXB N=0:150 I=N / 100 Ampers D.C. current of the 145MHz Tx
PTXB N=0:70 P=N / 10 Watts VHF power of the 145MHz Tx
TTXB N=50:190 T=N - 100 deg C Temperature of the 145MHz Tx
TEXT N=30:250 T=N - 100 deg C Temperature of the outer case
TINT N=30:190 T=N - 100 deg C Temperature of the inner case
TOR N=10:250 T=N - 100 deg C Temperature of the Earth sensor
UOR N=0:100 U=N / 10 Volts Temperature of the Sun sensor
MTX N=0:255 Table of operational modes. The housekeeping info.
MRX N=0:255 Table of operational modes. The housekeeping info.
RS 20 The callsign
[from ANS]
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHz 9600bpsでテレメトリを送信しています。
●SO-50(SaudiSat-1C)
mode-J up:145.850 FM トーン67Hz/down:436.800MHz FM
運用は、不定期におこなわれています。
●UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
VHF送信の動作が不安定になっています。5-6日間動作し、14日間停止を繰
り返しているようです。この周期は、watchdogタイマによるものだそうです。
原因は、衛星が低温になり、地上局からの制御ができなくなっており、デフォ
ルトモードで動作しているためのようです。
UO-11の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.users.zetnet.co.uk/clivew/oscar11.htm
★UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
現在運用を停止しています。
8月6日に一度信号が途絶えましたが、この時は、直ぐにコマンド局が復旧
作業をおこない、復旧しました。しかし、8月14日に再び信号が途絶えてし
まいました。
食の期間に衛星がシャットダウンしていることから、電源系、特にバッテ
リセルに問題があるようです。現在、テレメトリモードで運用しており、動
作確認がおこなわれています。状態が良ければFMリピータでの運用を再開す
るそうです。
[from G7UPN/ZL2TPO @amsta-bb]
▲UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
デジピータup:145.975MHz、デジピータコール:UOSAT5
9600bpsの信号は送信しているようですが、RBBSはオープンになっていな
いようです。
★ISS
up:144.490MHz FM、145.990MHz 1200bps AFSK
down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
8月24日からパケットの運用が再開されました。デジピータが動作してい
るとの報告がありますが、RBBSの運用状態は不明です。
第7次搭乗員は次の2名です。2名ともアマチュア局の免許を持っています。
Yuri Malenchenko (Russia) RK3DUP
Ed Lu (USA) KC5WKJ
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSのサイト
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
ISS Fan Club
http://www.issfanclub.com
2001年11月23日におこなわれてJK1ZAM スクールコンタクトの様子
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
★CubeSat
6月30日1415zにロシアのPlesetskから6機のCubeSatが打ち上げられました。
AAU Cubsat(デンマーク)、CanX(カナダ)、Cute-I(東京工業大学)、
DTUsat(デンマーク)、Quakesat(アメリカ)、XI-IV(東京大学)の6機で
す。この内、CanXとDTUsatからは信号が聞こえていないようです。日本の
CUTE-IとXI-IVはCW、パケット共に良好に信号が受信できています。
CUTE、XIのSWLカードの発行が計画されています。詳細は各webサイトを参
照下さい。
AAU Cubesat 437.450 FM GMSK 9600bps http://www.cubesat.auc.dk
CanX 437.880 FM AFSK 1200bps http://www.utias-sfl.net
1200/1800Hzトーン
Cute-I 436.8375 CW http://lss.mes.titech.ac.jp/ssp/cubesat
437.4700 FM AMSK 1200bps
DTUsat 437.475 FM AFSK 2400bps http://www.dtusat.dtu.dk
1200/2400Hzトーン
CWビーコン
Quakesat 436.675 10秒毎にビーコン
http://quakefinder.com/quakesat.htm
XI-IV 437.490 FSK 1200bps
437.8475 CW http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat
437.8475 CW
2.調整中の衛星
●SO-41(SAUDISAT-1A)
管制局があるサウジアラビアとアメリカ上空でトランスポンダの動作が始
めたとのアナウンスがAMSAT-NAから2002年4月8日にありました。アップリンク
145.850MHz、ダウンリンク436.775MHzでFMリピータとして動作しています。
残念ながら日本上空での運用予定は今の所無いようです。
3.運用を停止している衛星
▲AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
2002年4月頃から信号が聞こえなくなっています。
▲AO-49 (SAFIR-M)
up:435.275MHz 1200bps AFSK
down:145.825MHz 9600bps MSK
親の衛星であるRUBIN-2の電源制御系に障害があるようで、AO-49からの送
信が止まっているようです。
[from SAFIR-M webサイト]
SAFIR-Mの情報は、以下のサイトから得られます。
http://amend.gmxhome.de/
http://hft.fh-pforzheim.de/ao49/
▲MO-46(Tiungsat-1)
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
運用を停止しています。
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
運用を停止しているようです。
▲UO-36(UoSAT-12)
mode-J down:437.375MHz 38.4Kbps FSK
最近は信号が聞こえないようです。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
▲RS-12/13
RS-12
mode-K up:21.210-21.250MHz CW,USB
down:29.410-29.450MHz CW,SSB
ビーコン:29.408MHz
ロボット up:21.129MHz CW/down:29.454MHz CW
RS-13
mode-T up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン:145.862MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:145.908MHz CW
2002年8月21日ころから運用を停止しています。
▲BO-47, BO-48(IDEFIX)
音声メッセージ、テレメトリ:145.840MHz、435.720MHz NBFM、400bps BPSK
BO-47(CU1)は6月8日に、BO-48(CU2)は5月20日に電池が尽き運用を停止
しました。
IDEFIXは、送信を止めてしまいましたが、IDFFIXが搭載されているアリア
ン4 ロケットの3段目は大きな円筒形をしているため、眼視が可能です。夜
空にIDEFIXを探してみて下さい。
IDEFIXの受信報告に対してSWLカードが発行されます。SWLカードを希望さ
れる方は、受信報告にIRC 2枚とSASEを同封して以下へ。
Amsat-France
IDEFIX
14 bis rue des Gourlis
92500 Rueil Malmaison
関連サイト
http://perso.club-internet.fr/fa1rtp/idefix/e-index.htm
▲RS-21(Kolibri-2000)
ビーコン:435.335MHz、145.825MHz CW、デジトーカ
5月3日 2300z(オービット #711)に大気圏に再突入しました。当初、打
ち上げから2〜4ヶ月後に大気圏に再突入するものと見られていましたが、
1ヶ月半という短命に終わりました。
高度の低下は4月29日頃から顕著になっています。
関連サイト
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
http://www.energia.ru/english/energia/sci-education/microsat/microsat.shtml
http://tarusa.ru/kolibri2000(ロシア語)
高度と周期のグラフ、テレメトリ解読表
http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/satinfo/rs21.htm
12月20日にRS-21のSWLカードが届きました。
▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
down:145.825MHz 9600bps FSK
2002年1月9日に機能を停止しました。
2003年1月21日0437zにコスタリカ西の太平洋上空で大気圏に再突入し、消
滅しました。
[from W3IWI @amsat-bb]
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされて以来、運用を停止しています。
▲KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
運用を停止しています。
▲DO-17
▲WO-18
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1B(SO-42)
SO-41は、試験運用を始めましたが、SO-42は、ソフトウエアの開発が遅れ
ており、未だ運用をおこなっていません。
4.これから打ち上がる衛星
●PCSAT2
ISSでおこなわれる新しい太陽電池の宇宙環境試験の空きスペースにPCSAT2
が搭載されます。太陽電池の試験は、スーツケースのような構造のPEC
(Passive Experiment Container)を使っておこなわれます。ISSには、
スーツケースを180度開いた形で取り付けられます。スーツケースの片面で
太陽電池の試験をおこない、余ったもう一方の面にPCSAT2が取り付けられま
す。
PCSAT2は、デジピータ、FMリピータ、PSK-31の中継器が搭載される計画で
す。
太陽電池の試験は、1年間、宇宙空間に暴露した後、サンプルを回収しま
す。この時、PCSAT2も同時に回収されるので、PCSAT2は、1年間の運用にな
ります。
[from WB4APR @amsat-bb]
★VUSAT
実際に搭載するメインと冗長用のトランスポンダの試験が成功裏に終了し、
実際の衛星に組み込みが始まったそうです。打ち上げは、今年の10月が予定
されています。
# redundant flight transponders とありますので、バックアップ用のトラン
#スポンダが搭載されるものと思われます。
[from VU2NUD @amsat-bb]
VUSATは、重量40kgのマイクロサットで次の機能の搭載が検討されていま
す。
Bモードのリニア トランスポンダ インドが作製
DXトランスポンダ オランダ、イタリアそれぞれ1台作製
(海外の意味??)
FMメッセージビーコン
テレメトリビーコン
VUSATは、インドのロケット Polar Satellite Launch Vehicleで2003年の
打ち上げを目指しています。
AMSAT-IndiaのサイトにVUSATの情報が掲載されています。
www.amsatindia.org
[from Nagesh, Co-ordinator, Amsat India @amsat-bb]
★AMSAT-OSCAR E
8月5日にミーティングがおこなわれ、打ち上げ予定日が2004年3月31日に
設定された旨、報告がありました。高度800kmの太陽同期軌道に乗せる予定
です。
http://www.pbase.com/tomcat/amsat_echo に情報があります。
[from W3IWI @amsat-bb]
AMSAT-NAが新しい低軌道衛星 AMSAT-OSCAR Eの計画を発表しました。VHF/
UHFのアナログ、デジタルのFMトランスポンダと幾つかの機能を搭載する予
定です。
IHUに使用されるCPU:V53 30MHz(NEC)
アンテナ :VHF シングル、UHF 4機で円偏波
送信機 :VHF 1機、UHF 2機(同時に動作可能??)
バッテリ :4.5Ah 25W
検討されている機能:GPS、PSK31、HF受信機、デジタルボイス
[from ANS、AMSAT Houston net]
●AMSAT Eagle
AMSAT-NAの新しい高軌道衛星。長楕円軌道でDX QSOが楽しめます。打ち上
げは2004〜5年が計画されています。
重量 :100kg以下
大きさ :1辺60cmの直方体
姿勢制御:スピン
軌道 :初期 近地点 200km、最終的に近地点 500km
電源電圧:28V
側面 :太陽電池パネル
上面 :ハイゲインアンテナ(2m、70cm、L、S、C)、ナローカメラ
(遠地点で地球を向く面)
下面 :オムニアンテナ(2m、70cm、L)、分離機構、推進システム、
ワイドカメラ
(近地点で地球を向く面)
送信機 :V、S(2台)、X(ビーコン)
受信機 :U、L、C
搭載機器:GPS(NASA)、
CEDEX(Cosmic Energy Deposition Experiment:サレー大学)、
カメラ(ワイド、ナロー)
●P3E
AMSAT-DLが中心になって開発しているAO-40(P3D)の後継機となる衛星で
す。
7月5日にモードUVのトランスポンダ(プロトタイプ)のフィールド試験が
ドイツ Meiningenでおこなわれました。バルーンで30km上空に上げトランス
ポンダの運用をおこなうというものでした。バルーンの打ち上げ地点から
400km離れたDK2ZF Rolfさんによると、2mのビーコンは大変強かったものの、
ダウンリンクはビーコンよりも30dB程度弱かったとのことです。原因は、
アンテナ(70cmのアンテナ??)をつなげるケーブルの接触不良だったよう
です。
[from PE1RAH、DK2ZF @amsat-bb]
2002年10月、ドイツ マーブルグにてP3E開発に関するミーティングがあり、
P3Eの概要が決まりました。
P3Eには、PA5に搭載される機器の実験をおこなうという役目もあるため、
P5Aが打ち上がる2-3年前に打ち上げなければなりません。従って、P3Eは
2004年末には開発を終え、2005年中旬までには打ち上げる計画です。開発
期間が短く、急いで開発しなればならないため、P3Eには、P3-Expressとい
うニックネームが付きました。
開発期間が短いことから、衛星の筐体は、AO-10やAO-13で実績のあるト
ライスター型となります。この形であれば、打ち上げロケットに固定する
ためのSBSリングは、P3Dの打ち上げに使ったものが利用できるメリットも
あります(アリアン5での打ち上げが前提)。
形状:トライスター型(AO-10、AO-13と同じ)
直径 約130cm、高さ 約45cm
重量:150kg
軌道:長楕円軌道
近地点高度 500〜2500km
遠地点高度 36000km
軌道傾斜角 63度
搭載機器:受信機 435、1260MHz(145、2400、5600MHzは検討中)
送信機 435、2400MHz(435、10450MHzは検討中)
送信電力 50W PEP
LEILA
RUDAK
コヒーレントトランスポンダ 2.4GHz→10.45GHz(P5A実験用)
ビーコン 5bps、200bps エラー訂正コード付き(P5A実験用??)
カメラ 2or3台
ミリ波ビーコン
http://www.amsat-dl.org/p3e/towards-p3e.pdf
http://www.amsat-dl.org/p3e/p3e-20021120.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
●P5A
火星へ飛行する衛星 P5Aの計画がAMSAT-DLから発表になりました。AO-40
用に開発した推進系の技術を使って火星を目指します。火星の軌道上から
はサブサテライトを火星に投下し、火星探査をおこなうことも検討されて
います。
打ち上げは2007年または2009年の予定です。
http://www.amsat-dl.org/p5a/p5a-to-mars.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
5.衛星に関する情報
★DX情報
JD1YAB 小笠原返還35周年記念局
6月26日〜29日にJA0EOK 肥後さんのグループがAO-40、UO-14の運用をお
こないました。6月29日以降のAO-40の運用は、現地の局がおこなっていま
す。JD1YABの運用は8月31日までの予定です。
http://www.fivenine.com/jd1yab/index.html
[from JA1EOK]
V31 ベリーズ
AA4MD Jamesさんは、8月30,31日にベリーズからV31KDのコールサインで
AO-40の運用を計画しています。Jamesさんは、度々ベリーズを訪れており、
UO-14の運用をおこなっていましたが、AO-40の運用をするのは今回が初めて
になります。30日夜中から日本との窓があるのでQSOが期待できます。
[from W9AE @amsat-bb]
C3 アンドーラ
9月6、7日にアンドーラからAO-40の運用があるようです。
7P レソト
7月に運用をおこなった7P8NKは、AO-40で187 QSOをしたそうです。
QSLは、VA7DXへ。
以下のサイトでログの確認ができます。
http://www.k4sv.com/LogCheck.jsp
[from W9AE]
3DA スワジランド
7Pを運用したペディションチームの一部は、その後、3DAから運用を計画
していました。しかし、3DAからはAO-40の運用をしない予定でしたが、急遽、
運用が決まりました。
3DA0WCは、3日間の運用でしたが、AO-40で104 QSOをしたそうです。
QSLは、VA7DXへ。
以下のサイトでログの確認ができます。
http://www.k4sv.com/LogCheck.jsp
[from W9AE]
CT3 マディラ島
CT1EAT Costaさんが7月23日〜30日にCT3からAO-40の運用をおこないま
した。AO-40で159局とトータル178 QSOされたそうです。日本との窓は平
日にしか無かったので交信できたのは10局に留まっています。
[from CT1EAT @amsat-bb]
TZ マリ
8月12日〜23日にTZ6RDの運用がおこなわれました。日本との窓では17日
に短時間の運用があっただけで、QSOできた局は多くないようです。
以下のサイトでログの確認ができます。
http://ww2.pagus.it/tz6rd/
★ハムフェア
FO-29のデジトーカデモ等があり、盛況だったようです。
会場には、一時帰国中のA22BP(7M1WBP)三浦さん、DU1EV、G6LVBさんら
がおられたようです。
G6LVB Howardさんは初めての来日だったようで、ハムフェア/日本を満喫
されたようです。以下、Howardさんの画像です。
http://www.g6lvb.com/images/ic7800.jpg
(136Kb - The big radio has a plasma screen showing the display
of the radio I'm controlling)
http://www.g6lvb.com/images/ja2003_03.jpg
(96Kb - QRV everything)
http://www.g6lvb.com/images/ja2003_04.jpg
(104Kb - Buy your electronics by the kilogram $15/kg)
http://www.g6lvb.com/images/ja2003_01.jpg
(137Kb - Whoa too much junk)
http://www.g6lvb.com/images/ja2003_02.jpg
(130Kb - Christmas came early
[from G6LVB @amsat-bb]
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
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JN1GKZ 新井
jn1gkz@qsl.net http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/