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[jamsat-news:1755] SATINF#217 4 Nov 2002
- Date: Mon, 04 Nov 2002 18:59:14 +0900
衛星情報 SATINF#217 4 Nov 2002
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-40 姿勢変更
11月3日の姿勢は、ALON/ALAT=350/5でした。11月16日前後にALON/ALAT=0/0
になりますが、既に良好な状態でトランスポンダの運用が楽しめます。
◆NO-44/ISS デュアルホップ試験
NO-44とISSとの間でパケット デジピートのデュアルホップ試験がおこな
われ成功しました。
◆ISS PMSコールサイン変更
10月8日にPMSのコールサインがRS0ISS-1に変更されました。
1.運用中の衛星
●AO-7
mode-A up:145.850-145.950MHz CW,USB/down:29.400-29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.502MHz CW
mode-B up: - /down:145.925-145.975MHz CW,USB 出力 8W
ビーコン:145.972MHz CW
mode-C mode-Bのローパワーモード。出力は2.5W。
ビーコン:145.810MHz キャリア
他に435.100MHz(動作確認)、2304.1MHz(動作未確認)のビーコンがある。
AO-7は、太陽光が当たっている時にのみ動作しています。食に入ると動作
を停止し、再び動作する際のモードはランダムに変わっています。
Bモードのアップリンク周波数は432MHz帯です。現在のIARUのバンドプラ
ンでは衛星に割り当てられていない周波数であり、日本のバンドプランから
も外れるため、使用できません。
コマンドが通ることも確認されています。CWテレメトリのスピードを変え
ることに成功しています。
関連サイト
衛星の諸元
http://www.amsat.org/amsat/sats/n7hpr/ao7.html
衛星の画像
http://www.amsat.org/amsat/sats/ao7/slideset/index.html
AO-7 ACTIVITY REPORT LOGGER
http://www.artieda.net/hb9dri/ao7logger
▲AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
4月頃から信号が聞こえなくなっています。
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
●AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
バッテリの状態が回復し、9月16日からトランスポンダの運用が再開され
ました。初めは送信時間は8分でしたが、10月4日から10分間になっています。
10月5日に発表された運用スケジュールは次のとおりです。
TEPR 4=52
TEPR 5=72
衛星に日が当たり始めた26分後から10分間トランスポンダが動作します。
関連サイト
www.ao27.org The Official Home of AO-27 on the Web
★AO-40
ALON/ALAT=0/0に向け姿勢変更中ですが、良好に運用できるようになりま
した。
9月25日からALAT=30固定にしてALONをマイナス方向に変更する作業をして
いましたが、10月23日に目標としていたALON/ALAT=330/30に達しました。23
日1034zに5周回掛けてALATを15に変更するプログラムが適用されました。27
日には、ALON/ALAT=340/12となり、約10日を掛けてALATを0に、また、ALONを
+1/日変化させる作業が始まりました。11月3日には、ALON/ALAT=350/5となっ
ており、11月6日にALAT=0、11月16日にはALON=0になる見込みです。
11月3日は、遠地点でも435MHz up 5W + 15エレ八木でも十分なダウンリン
クが帰って来ました。アップリンクパワーは適正値(ダウンリンクの信号を
MBより10dB以上弱くする。Sメータの振れでMBより2-3弱くするのが目安)で
運用して下さい。
運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 10/27-
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 50 OFF OFF S2 MB
50-170 U/L1/L2→S2 OFF S2 MB
170-256 OFF OFF S2 MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
Kバンドdown : 24048.025 - 24048.274MHz
Vバンドup : 145.840 - 145.990 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
L1バンドup : 1269.496 - 1269.211 MHz
L2バンドup : 1268.575 - 1268.325 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
姿勢
11月3日の姿勢は、ALON/ALAT=350/5でした。
11月6日にALAT=0、11月16日にはALON=0になる見込みです。
食
9月19日に食が終わり全日照に入りました。次の食は、12月19日からです。
トランスポンダ
U/L1/L2→S2の運用がおこなわれています。近地点付近でアンテナが地球
に向くため、スクイントアングルが良いときには強いダウンリンクが帰っ
てきます。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できたようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
継続しておこなってゆく予定です。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
せん。
Kバンド送信機
2001年9月9日に動作が確認されました。スケジュールに組み込まれて運用
されています。
2001年12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんが
Kモードの2WAY QSOに成功されました。
Xバンド送信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
Vバンド受信機
2002年6月12日から運用が始まりましたが、Vバンドでアップリンクした信
号は、とても弱く、CWでならQSOができるレベルです。信号が弱いのは、3機
あるフォールデットDPの一部が破損したか、アンテナ切り替えリレーに問題
があるのではないかと考えられています。
Cバンド受信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
姿勢変更中のため運用を停止しています。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機の動作が確認されています。
2001年にGPS衛星が作る「輪」の外で位置データを取得することができる
かどうかの実験がおこなわれ、その結果が公開されています。
http://www-ccar.colorado.edu/~moreau/pubs/ao40aasgnc_fin.pdf
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
姿勢を確認するため、地球の撮影をおこなっています。
モーメンタム・ホイール
試験がおこなわれ、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには
確認する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
AO-40の関連サイト
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8 by AO-40コマンドチーム
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6e by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
http://www.g6lvb.com/oldtech.htm
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止することがあります。
ハワイとのパスの状態が良くなっています。10月27日には、WH6BIE Kyle
さんとQSOができました。11月2日にも信号が聞こえていました。
●FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
JARLの運用スケジュールは更新されていませんが、当面アナログでの運用
が続けられるものと思われます。
●GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps
RBBSの試験がおこなわれているようです。RBBSは、まだ一般には開放され
ていないので、RBBSがOpenしていてもアップリンクはしないで下さい。
11月4日にデコードしたデータです。
4XTECH-11>PBLIST [04-11-02 12:00:24] <UI R>:
PB: Empty.
4XTECH-12>STATUS [04-11-02 12:00:55] <UI R>:
GMT: Mon Nov 04 03:00:56 2002 | hello from Gurwin Techsat1B (V9.2)
4XTECH-11>PBLIST [04-11-02 12:00:55] <UI R>:
PB: Empty.
GO-32の情報は以下のサイトから得られます。
http://w3.iarc.org/techsat/techsat.html
●IO-26
mode-J up:145.875, 145.900, 145.925, 145.950MHz 1200bps AFSK
down:435.822MHz 1200bps PSK
デジピータがオンになっているようです。
●LO-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
▲MO-46(Tiungsat-1)
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
運用状況は不明です。
●NO-44(PCsat: Personal Communications Satellite)
down:144.390MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
145.825MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
正常に動作しています。
10月9日から11月2日にNO-44とISSを使ってデジピータの衛星間通信(デュ
アルホップ:地上局→衛星→衛星→地上局 の通信)の実験がおこなわれま
した。北米などでは、デュアルホップに成功しましたが、日本では良いパス
が無く、成功例は無かったようです。
デュアルホップ実験のため、ISSの周波数は145.825MHz シンプレックスに
変更され、運用されました。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
●NO-45(Sapphire)
down:437.100MHz FM無変調キャリア、デジトーカ、1200bps AFSK
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しているようで
す。
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
最近レポートがありません。
▲RS-12/13
RS-12
mode-K up:21.210-21.250MHz CW,USB
down:29.410-29.450MHz CW,SSB
ビーコン:29.408MHz
ロボット up:21.129MHz CW/down:29.454MHz CW
RS-13
mode-T up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン:145.862MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:145.908MHz CW
8月21日ころから運用を停止しています。
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているという情報がありますが確認
できていません。
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHz 9600bpsでテレメトリを送信しています。
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
運用を停止しているようです。
★UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
VHF送信の動作が不安定になっています。5-6日間動作し、14日間停止を繰
り返しているようです。この周期は、watchdogタイマによるものだそうです。
原因は、衛星が低温になり、地上局からの制御ができなくなっており、デフォ
ルトモードで動作しているためのようです。10月20日現在、信号が聞こえていたのは、8月18日〜23日、9
月6日〜10日、9月25日〜10月4日と報告されています。
Sバンドのビーコンは停止することなく、動作しているようです。
UO-11の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.users.zetnet.co.uk/clivew/oscar11.htm
●UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
10月19日には、アラスカのAL7QYが聞こえていました。
●UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
デジピータup:145.975MHz、デジピータコール:UOSAT5
正常動作しています。
デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
UOSAT5 です。
▲UO-36(UoSAT-12)
mode-J down:437.375MHz 38.4Kbps FSK
最近は信号が聞こえないようです。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
★ISS
up:144.490MHz FM、145.990MHz 1200bps AFSK
down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
PMS、デジピータが動作しています。
PMSは、10月8日にコールサインがRS0ISSからRS0ISS-1に変更されました。
これに伴い、TNCがリセットされ、ストアされていたメールは全て消去され
ました。新しいTNCは2月21日から使われ始めましたが、約7ヶ月間で2400以
上のメールのやりとりがおこなわれたそうです(PMSが解禁される前のメー
ルを含む)。
PMSはルールを守って運用して下さい。
http://www.rac.ca/arispak2.htm
10月9日から11月2日は、NO-44とのデュアルホップ実験のため、パケット
の運用周波数は145.825MHz シンプレックスに変更されていました(NO-44の
項参照)。
第6次搭乗員を乗せたスペースシャトル STS-113が11月11日05-11zに打ち
上げられる予定です。第6次搭乗員は次の3名です。
Commander :Ken Bowersox (USA)
Flight Engineer:Nikolai Budarin (Russia)
Science Officer:Don Pettit (USA)
第5次搭乗員は、次の3名です。3名ともアマチュア局の免許を持っていま
す。第5次搭乗員は、11月まで滞在する予定です。
Commander : Valery Korzun RZ3FK
Flight Engineers: Peggy Whitson KC5ZTD
Sergei Treschev RZ3FU
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSのサイト
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
ISS Fan Club
http://www.issfanclub.com
2001年11月23日におこなわれてJK1ZAM スクールコンタクトの様子
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
2.調整中の衛星
●SO-41(SAUDISAT-1A)
管制局があるサウジアラビアとアメリカ上空でトランスポンダの動作が始
めたとのアナウンスがAMSAT-NAから2002年4月8日にありました。アップリンク
145.850MHz、ダウンリンク436.775MHzでFMリピータとして動作しています。
残念ながら日本上空での運用予定は今の所無いようです。
SO-41は、2000年9月26日に打ち上げられ、打ち上げ当初は、管制局の上空
で信号が核にされていましたが、その後、何の音沙汰もありませんでしたが、
今般突然、運用開始のアナウンスがありました。
3.運用を停止している衛星
▲BO-47, BO-48(IDEFIX)
音声メッセージ、テレメトリ:145.840MHz、435.720MHz NBFM、400bps BPSK
BO-47(CU1)は6月8日に、BO-48(CU2)は5月20日に電池が尽き運用を停止
しました。
IDEFIXは、送信を止めてしまいましたが、IDFFIXが搭載されているアリア
ン4 ロケットの3段目は大きな円筒形をしているため、眼視が可能です。夜
空にIDEFIXを探してみて下さい。
IDEFIXの受信報告に対してSWLカードが発行されます。SWLカードを希望さ
れる方は、受信報告にIRC 2枚とSASEを同封して以下へ。
Amsat-France
IDEFIX
14 bis rue des Gourlis
92500 Rueil Malmaison
関連サイト
http://perso.club-internet.fr/fa1rtp/idefix/e-index.htm
▲RS-21(Kolibri-2000)
ビーコン:435.335MHz、145.825MHz CW、デジトーカ
5月3日 2300z(オービット #711)に大気圏に再突入しました。当初、打
ち上げから2〜4ヶ月後に大気圏に再突入するものと見られていましたが、
1ヶ月半という短命に終わりました。
高度の低下は4月29日頃から顕著になっています。
関連サイト
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
http://www.energia.ru/english/energia/sci-education/microsat/microsat.shtml
http://tarusa.ru/kolibri2000(ロシア語)
高度と周期のグラフ、テレメトリ解読表
http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/satinfo/rs21.htm
▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
down:145.825MHz 9600bps FSK
2002年1月9日に機能を停止しました。
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされて以来、運用を停止しています。
▲KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
運用を停止しています。
▲DO-17
▲WO-18
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1B(SO-42)
SO-41は、試験運用を始めましたが、SO-42は、ソフトウエアの開発が遅れ
ており、未だ運用をおこなっていません。
4.これから打ち上がる衛星
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
●VUSAT
AMSAT-Indiaは、VUSATの計画を進めています。
VUSATは、重量40kgのマイクロサットで次の機能の搭載が検討されています。
Bモードのリニア トランスポンダ インドが作製
DXトランスポンダ オランダ、イタリアそれぞれ1台作製
(海外の意味??)
FMメッセージビーコン
テレメトリビーコン
VUSATは、インドのロケット Polar Satellite Launch Vehicleで2003年の
打ち上げを目指しています。
AMSAT-Indiaでは、FMメッセージビーコンとして送信するメッセージを募
集しています。メッセージは英語を考えており、メッセージは、アマチュ
ア無線に関すること、宇宙に関すること、そのほか名言や歌などVUSATとし
て相応しいものなら良いようです。録音時間は、15秒以内になります。良
いメッセージを考えついた方は、英文テキストファイルで、VU2SBJ
Srikanthさん(sri@ebhats.com)とVU2NUD Nageshさん(ham@vsnl.com)に
お送り下さい。
[from VU2NUD]
AMSAT-IndiaのサイトにVUSATの情報が掲載されています。
www.amsatindia.org
[from Nagesh, Co-ordinator, Amsat India @amsat-bb]
●AMSAT-OSCAR E
AMSAT-NAが新しい低軌道衛星 AMSAT-OSCAR Eの計画を発表しました。VHF/
UHFのアナログ、デジタルのFMトランスポンダと幾つかの機能を搭載する予
定です。2003年後半の打ち上げが予定されています。
IHUに使用されるCPU:V53 30MHz(NEC)
アンテナ :VHF シングル、UHF 4機で円偏波
送信機 :VHF 1機、UHF 2機(同時に動作可能??)
バッテリ :4.5Ah 25W
検討されている機能:GPS、PSK31、HF受信機、デジタルボイス
[from ANS、AMSAT Houston net]
★AMSAT Eagle
AMSAT-NAの新しい高軌道衛星。長楕円軌道でDX QSOが楽しめます。打ち上
げは2004〜5年が計画されています。
重量 :100kg以下
大きさ :1辺60cmの直方体
姿勢制御:スピン
軌道 :初期 近地点 200km、最終的に近地点 500km
電源電圧:28V
側面 :太陽電池パネル
上面 :ハイゲインアンテナ(2m、70cm、L、S、C)、ナローカメラ
(遠地点で地球を向く面)
下面 :オムニアンテナ(2m、70cm、L)、分離機構、推進システム、
ワイドカメラ
(近地点で地球を向く面)
送信機 :V、S(2台)、X(ビーコン)
受信機 :U、L、C
搭載機器:GPS(NASA)、
CEDEX(Cosmic Energy Deposition Experiment:サレー大学)、
カメラ(ワイド、ナロー)
●P3E
AMSAT-DLからAO-40(P3D)の後継機となるP3Eの開発計画が発表されまし
た。144MHz〜10GHzの内の幾つかの周波数を使ったトランスポンダの搭載が
予定されています。P5A用の機器も搭載され、実験がおこなわれます。
打ち上げ時期は発表されていませんが、2005-6年頃と考えられます。
http://www.amsat-dl.org/p3e/towards-p3e.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
●P5A
火星へ飛行する衛星 P5Aの計画がAMSAT-DLから発表になりました。AO-40
用に開発した推進系の技術を使って火星を目指します。火星の軌道上から
はサブサテライトを火星に投下し、火星探査をおこなうことも検討されて
います。
打ち上げは2007年または2009年の予定です。
http://www.amsat-dl.org/p5a/p5a-to-mars.pdf
[from AMSAT-DL @amsat-bb]
5.衛星に関する情報
★DXペディション ジャマイカ
W6FOG Neilさんは、11月16日から25日に掛けてジャマイカからW6FOG/6Yと
してAO-7, AO-10, AO-27, AO-40, U0-14, FO-20, FO-29, UO-22, ISSの運用
をおこないます。日本からは、AO-40で交信のチャンスがあります。今回の
ペディションは、現地のTeam Verticalと協力しておこなわれるそうです。
多くの局に New One を取ってもらうのが目的ですので、重複交信はご遠慮
下さいとのことです。ただし、この期間中、異なったGLからの運用も考えて
おり、GLが違えば2nd QSOもOKだそうです。
QSLマネージャーは、WA4WTGです。彼は、切手コレクターなので、記念切
手を貼ってQSLを送ると喜ばれるようです。
Robert Kaplan WA4WTG, 718 SE 3rd Lane, Dania, FL 33004 USA
今回のペディションの情報は、以下のサイトにあります。
http://www.w6fog.com
[from ANS 307]
★第20回 AMSAT-NA スペース シンポジューム
AMSAT-NA スペースシンポジュームがテキサス州Fort Worthで11月8、9日
に開催されます。
主な発表は以下の通りです。この他にアンテナゲインやコンバータ/LNAの
NF測定がおこなわれます。
・Turkey's First LEO Small Satellite by Ali Telli
・Environmental Factors Affecting AO-40 Reception by WA4SXM
・A Disposable Antenna for Receiving AO-40 on S-Band by AA2TX
・The P5 Special: A Satellite Station for North Korea by KK5DO
・Experiences Getting a Mode-S System Working and Tested
Using the Sun to Verify its Performance by K5QXJ
・Dual-Band Dish Feeds for 13/23 cm (Friday) by K5OE
・AMSAT OSCAR-E Project Status Update by W2GPS
・Eagle Operational Changes by Project Eagle Staff
・AO-40 RUDAK Description and Results by AO-40 RUDAK Team
・Proposal for a FEC-Coded AO-40 Telemetry Link by KA9Q
・A K-Band Receiver for AO-40 (For Less Than a King's Ransom)
by K5OE
★スペースシャトル打ち上げ映像
10月7日に打ち上げられたスペースシャトル STS-112には、燃料タンクの
上部にビデオカメラが取り付けられ、撮影に成功しました。今までにない
打ち上げの映像が見られます。
このビデオ撮影には、AMSAT-NA創設者の1人であるW3GEY Jan King氏が関
係されているようです。
STS-112 External Tank Shuttle Observation Camera Briefing
http://www.spaceref.com/news/viewsr.html?pid=6516
ビデオ画像
http://www.eclipticenterprises.com/gallery_rocketcam.shtml
[from W3IWI, KA9Q @amsat-bb]
★ソフトウエア リンクサイト
EA3QP Eugeniさんは、アマチュア局用のソフトウエアのリンクサイトを
作っておられます。リンク数は400近くにもなっています。一度、覗いてみ
て下さい。
http://personal3.iddeo.es/ea3qp/soft1.html
[from N4ZQ @amsat-bb]
★The Guide to Oscar Operating
AMSAT-UKで出版しているビギナー用のガイドブック 「The Guide to Oscar
Operating」の改訂版が発行されました。カラー写真も掲載された65ページの
ガイドブックで5ポンドです。送料は3ポンドになります。購入希望者は、
AMSAT-UKのサイトを参照下さい。
http://www.amsat-uk.org/members/services.htm#Guide
[from G3RWL @amsat-bb]
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
筆者にことわり無く無断で転送やwebへ掲載すること等を禁止します。
JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/