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[jamsat-news:1730] SATINF#214 7 Jul 2002
衛星情報 SATINF#214 7 Jul 2002
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-7が復活
21年前に動作を停止したAO-7が復活しているのが確認されました。
◆AO-40 Vバンドアップリンク
水曜日のMA=120-128にVバンドによるアップリンクができるようになりま
した。
1.運用中の衛星
★AO-7
mode-A up:145.850-145.950MHz CW,USB/down:29.400-29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.502MHz CW
mode-B up: - /down:145.925-145.975MHz CW,USB 出力 8W
ビーコン:145.972MHz CW
mode-C mode-Bのローパワーモード。出力は2.5W。
ビーコン:145.810MHz キャリア
他に435.100MHz(動作確認)、2304.1MHz(動作未確認)のビーコンがある。
21年前に動作を停止したAO-7が復活しています。6月21日にG3IOR Patさん
が2mの衛星バンドをモニタしていたところ、145.97MHzでドップラシフトを
伴ったCW信号を受信したのが初めです。その後、トランスポンダも動作して
いることが解り、AO-7の復活が確認されました。AO-7は1981年6月にバッテ
リセルのショートが原因で動作を停止したと考えられています。何かの拍子
にショートした箇所がオープンになり復活したものと思われます。
AO-7は、太陽光が当たっている時にのみ動作しています。食に入ると動作
を停止し、再び動作する際のモードはランダムに変わっています。
Bモードのアップリンク周波数は432MHz帯です。現在のIARUのバンドプラ
ンでは衛星に割り当てられていない周波数であり、日本のバンドプランから
も外れるため、使用できません。
関連サイト
衛星の諸元
http://www.amsat.org/amsat/sats/n7hpr/ao7.html
衛星の画像
http://www.amsat.org/amsat/sats/ao7/slideset/index.html
AO-7 ACTIVITY REPORT LOGGER
http://www.artieda.net/hb9dri/ao7logger
●AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
状況は、その日によって異なり不安定です。
最近は、近地点付近でも信号が聞こえないようです。
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
7月7日午前のパスでは強力なPSKの信号が聞こえていました。
●AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
バッテリの電圧が低下しているため、トランスポンダの運用を停止してい
ます。
関連サイト
www.ao27.org The Official Home of AO-27 on the Web
★AO-40
6月30日から遠地点でのKバンドの運用が再開されました。水曜日以外にお
こなわれます。
水曜日はVバンドのアップリンクになります。6月12日から水曜日にVバン
ドでのアップリンクができるようになりました。Vバンドでアップリンクし
た信号は弱く、CWでならQSOできるレベルです。状態が良ければSSBでもQSO
できますが、少々厳しい状態です。信号が弱いのは、3機あるフォールデッ
トDPの一部が破損したか、アンテナ切り替えリレーに問題があるのではな
いかと考えられています。
運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 6/30-
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 36 OFF OFF S2 MB
36-116 U/L1/L2→S2 OFF S2 MB
116-120 OFF OFF S2/K MB
120-128 U/L1/L2→S2/K OFF S2/K MB 水曜日以外
120-128 V/L1/L2→S2 OFF S2 MB 水曜日
128-160 OFF S2 S2 MB
160-200 U/L2→S2 OFF S2 MB
200-256 OFF OFF S2 MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
Kバンドdown : 24048.025 - 24048.274MHz
Vバンドup : 145.840 - 145.990 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
L1バンドup : 1269.496 - 1269.211 MHz
L2バンドup : 1268.575 - 1268.325 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
姿勢
6月7日の姿勢は、ALON/ALAT=0/0でした。遠地点でアンテナが地球に向く
姿勢になっています。
食
6月18日から全日照の期間に入りました。8月12日まで全日照が続きます。
トランスポンダ
U/L1/L2→S2/K、V/L1/L2→S2の運用がおこなわれています。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できたようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
継続しておこなってゆく予定です。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
せん。
Kバンド送信機
2001年9月9日に動作が確認されました。スケジュールに組み込まれて運用
されています。
2001年12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんが
Kモードの2WAY QSOに成功されました。
Xバンド送信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
★Vバンド受信機
2002年6月12日から運用が始まりましたが、Vバンドでアップリンクした信
号は、とても弱く、CWでならQSOができるレベルです。信号が弱いのは、3機
あるフォールデットDPの一部が破損したか、アンテナ切り替えリレーに問題
があるのではないかと考えられています。
Cバンド受信機
2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
5月10日からRUDAKの運用が始まりました。主にGPS、CEDEXの試験がおこな
われる予定です。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機の動作が確認されています。
2001年にGPS衛星が作る「輪」の外で位置データを取得することができる
かどうかの実験がおこなわれ、その結果が公開されています。
http://www-ccar.colorado.edu/~moreau/pubs/ao40aasgnc_fin.pdf
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。
モーメンタム・ホイール
試験がおこなわれ、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには
確認する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
AO-40の関連サイト
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8 by AO-40コマンドチーム
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6e by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
http://www.g6lvb.com/oldtech.htm
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止することがあります。
ハワイからWH6BIE KyleさんがFO-20にQRVしています。3週間日本との窓で
CQ Japnaを出し続け、やっとJO1FEF 村田さんとQSOできたそうです。その後
も日本と窓があるパスでの運用をおこなっています。現在までに3局とQSOで
きているようです。アップリンクは4エレ八木に50W、ダウンリンクは15エレ
クロス八木を使っておられます。信号は、4エレとは思えない程の強さでし
た。ハワイと窓がある時は注意してワッチして下さい。
[from JO1FEF @jamsat-bb、WH6BIE]
●FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
運用スケジュールは次のように発表されています。
4/1 - 6/30 アナログ (7/7現在更新されておらず)
●GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps HDLC
30秒に一度9600bpsの信号が送信されています。
●IO-26
mode-J up:145.875, 145.900, 145.925, 145.950MHz 1200bps AFSK
down:435.822MHz 1200bps PSK
MBLモードで動作しています。コマンド局は、RBBSのソフトのリロードを
おこなう予定があるようです。
▲KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
運用を停止しています。
7月7日夕方のパスでは、変調の掛かったパルス音が聞こえました。この音
は、KO-23での聞いたことがあります。
●LO-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
●MO-46(Tiungsat-1)
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
38.4kbpsの運用をおこなっているようです。
●NO-44(PCsat: Personal Communications Satellite)
down:144.390MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
145.825MHz 1200bsp AFSK、9600bps FSK
全日照期間に入りGPSなどの実験もおこなわれているようです。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
●NO-45(Sapphire)
down:437.100MHz FM無変調キャリア、デジトーカ、1200bps AFSK
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しています。
デジトーカ、パケットの送信も時々おこなわれています。
デジピータとして動作しているという情報もありますが、未確認です。
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
デジピータ(コールサイン KF6RFX)として機能しているようです。周波
数は、アップリンク、ダウンリンク共に437.100MHzです。
●RS-12/13
RS-12
mode-K up:21.210-21.250MHz CW,USB
down:29.410-29.450MHz CW,SSB
ビーコン:29.408MHz
ロボット up:21.129MHz CW/down:29.454MHz CW
RS-13
mode-T up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン:145.862MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:145.908MHz CW
RS-12がKモード、RS-13がTモードで動作しています。
ロボットは最近停止しているようです。
次の要領でRS-13のロボットとCWでQSOできます。コールサインが確認さ
れると、コールサインと共にQSOナンバーが送信され交信成立です。
RS-13 : CQ CQ DE RS-13 QRU 145.840 kHz AR
地上局: RS13 DE call AR
RS-13 : call DE RS13 QSL NR0137 OP ROBOT TU SW QSO NR0137 73 SK
ロボットとのQSOには、QSLが発行されます。QSLマネージャーは、RK3KPK
Andyさんが務めています。SASEを同封の上、下記へ。
ANDREI MIRONOV,
UL.V.VOLOSHINOJ, D.11 KV.72
STATION PERLOWSKAYA, 141014,
MOSCOW OBL. RUSSIA
[from JH3DJX @jamsat-bb]
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているという情報がありますが確認
できていません。
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHzでテレメトリを送信しているようです。
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。
●UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
正常動作しています。
●UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
VU2、YC6、BV2などからのQRVがあるようです。
●UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
デジピータup:145.975MHz、デジピータコール:UOSAT5
正常動作しています。
デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
UOSAT5 です。
●UO-36(UoSAT-12)
437.375MHzで38.4Kbpsの信号を送信しているようですが、最近は聞こえな
いようです。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
●ISS
up:144.490MHz FM、145.990MHz 1200bps AFSK
down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
6月22日のフィールドディにはアクティブに運用をおこなっていました。
その後も時々、FMの運用をおこなっているようです。
デジピータとして動作しています。
パケットのデジピータが動作しているときは、メールボックスも動作して
いますが、TNCにPCがつながれておらず、書き込んだメールが削除できないた
め、メールボックスの使用は禁止されています。メールボックスにはコネク
トしないで下さい。
FMの運用は希にしかおこなわれず、未だ日本上空ではFMの運用はないよう
です。
第5次搭乗員は、次の3名です。3名ともアマチュア局の免許を持っていま
す。第5次搭乗員は、9月頃まで滞在する予定です。
Commander : Valery Korzun RZ3FK
Flight Engineers: Peggy Whitson KC5ZTD
Sergei Treschev RZ3FU
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSのサイト
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
2001年11月23日におこなわれてJK1ZAM スクールコンタクトの様子
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
2.調整中の衛星
●SO-41(SAUDISAT-1A)
管制局があるサウジアラビアとアメリカ上空でトランスポンダの動作が始
めたとのアナウンスがAMSAT-NAから2002年4月8日にありました。アップリンク
145.850MHz、ダウンリンク436.775MHzでFMリピータとして動作しています。
残念ながら日本上空での運用予定は今の所無いようです。
SO-41は、2000年9月26日に打ち上げられ、打ち上げ当初は、管制局の上空
で信号が核にされていましたが、その後、何の音沙汰もありませんでしたが、
今般突然、運用開始のアナウンスがありました。
3.運用を停止している衛星
★BO-47, BO-48(IDEFIX)
音声メッセージ、テレメトリ:145.840MHz、435.720MHz NBFM、400bps BPSK
BO-47(CU1)は6月8日に、BO-48(CU2)は5月20日に電池が尽き運用を停止
しました。
IDEFIXは、送信を止めてしまいましたが、IDFFIXが搭載されているアリア
ン4 ロケットの3段目は大きな円筒形をしているため、眼視が可能です。夜
空にIDEFIXを探してみて下さい。
IDEFIXの受信報告に対してSWLカードが発行されます。SWLカードを希望さ
れる方は、受信報告にIRC 2枚とSASEを同封して以下へ。
Amsat-France
IDEFIX
14 bis rue des Gourlis
92500 Rueil Malmaison
関連サイト
http://perso.club-internet.fr/fa1rtp/idefix/e-index.htm
▲RS-21(Kolibri-2000)
ビーコン:435.335MHz、145.825MHz CW、デジトーカ
5月3日 2300z(オービット #711)に大気圏に再突入しました。当初、打
ち上げから2〜4ヶ月後に大気圏に再突入するものと見られていましたが、
1ヶ月半という短命に終わりました。
高度の低下は4月29日頃から顕著になっています。
関連サイト
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
http://www.energia.ru/english/energia/sci-education/microsat/microsat.shtml
http://tarusa.ru/kolibri2000(ロシア語)
高度と周期のグラフ、テレメトリ解読表
http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/satinfo/rs21.htm
▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
down:145.825MHz 9600bps FSK
2002年1月9日に機能を停止しました。
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされ、未だ復旧していません。
▲DO-17
▲WO-18
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1B(SO-42)
SO-41は、試験運用を始めましたが、SO-42は、ソフトウエアの開発が遅れ
ており、未だ運用をおこなっていません。
4.これから打ち上がる衛星
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
●VUSAT
AMSAT-Indiaは、VUSATの計画を進めています。
VUSATは、重量40kgのマイクロサットで次の機能の搭載が検討されています。
Bモードのリニア トランスポンダ インドが作製
DXトランスポンダ ドイツ、イタリアそれぞれ1台作製
(海外の意味??)
FMメッセージビーコン
テレメトリビーコン
VUSATは、インドのロケット Polar Satellite Launch Vehicleで2003年の
打ち上げを目指しています。
AMSAT-IndiaのサイトにVUSATの情報が掲載されています。
www.amsatindia.org
[from Nagesh, Co-ordinator, Amsat India @amsat-bb]
●AMSAT-OSCAR E
AMSAT-NAが新しい低軌道衛星 AMSAT-OSCAR Eの計画を発表しました。VHF/
UHFのアナログ、デジタルのFMトランスポンダと幾つかの機能を搭載する予
定です。2003年後半の打ち上げが予定されています。
IHUに使用されるCPU:V53 30MHz(NEC)
アンテナ :VHF シングル、UHF 4機で円偏波
送信機 :VHF 1機、UHF 2機(同時に動作可能??)
バッテリ :4.5Ah 25W
検討されている機能:GPS、PSK31、HF受信機、デジタルボイス
[from ANS、AMSAT Houston net]
5.衛星に関する情報
★DX情報
・P5 北朝鮮
AO-40用の機材は、Edさんの手元に届きました。あとはセットアップする
だけ。近々に運用が始まるものと思われます。
[from Houston AMSAT net]
・DK2ZF太平洋ツアー
DK2ZF Rolfさんは、6月末から7月末に掛けて太平洋の色々な島からAO-40
を運用するそうです。運用はスプリットでMBの46kHz下で送信し(1964年生
まれの故)、5-10kHz上を聞くとのことです。T88ZFの運用は成功裏に終わり
ました。
時間があればUO-14の運用もおこなうそうです。
T88ZF パラオ 6月29日〜7月 6日 済
V63ZF ヤップ PJ99DE 7月 6日〜7月17日
ポンペイ QJ96CX 7月17日〜7月28日
[from DK2ZF @amsat-bb]
・7X0DX アルジェリア
9V1XE Mirekさんは7月4日から再びアルジェリアを訪れており、7X0DXの運
用をおこなっています。AO-40を運用するには、210号室が都合が良いそうで
すが、210号室は現在使われているため、空くのを待っておられます。2、3
日中に210号室に移られるとのことです。HFの運用には104号室が良いそうで、
両方同時にと言う訳にはいかないようです。
日本(特に東日本)との窓は短時間ですが、アクティブな運用を期待した
い所です。
[from 9V1XE]
・HB0 リヒテンシュタイン
HB9DRD/G4KLX JonathanさんとDH2VA Achimさんは、7月13、14日にHB0から
AO-40の運用をおこなう予定です。MBの下50kHz付近を探してみて下さい。
[from HB9DRD/G4KLX @amsat-bb]
・TY ベニン
アフリカのベニン(JJ06VH)からAO-40の運用をおこなう計画があります。
7月15日〜8月14日にF5WCU, F5MOO, F5AOV, F1PJB, TY2SVがHF、6m、衛星の
運用をおこなうとのことです。
http://perso.wanadoo.fr/f5cwu/html/benin02.htm
[from W9AE @amsat-bb]
・HK0 サン アンドレス島
7月16〜29日にドイツのグループが南米コロンビア近海のサン アンドレス
島からAO-40の運用をおこなう計画があります。
[from W9AE @amsat-bb]
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
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JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/