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[jamsat-news:1651] SATINF#204 14 January 2002
衛星情報 SATINF#204 14 January 2002
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-40は、太陽センサが太陽を捕捉し始め、姿勢をALON/ALAT=300/0に変更す
る作業が始まりました。近地点付近でトランスポンダが運用されており、時
間が短いものの、MAが小さいときに良好にQSOが楽しめます。
◆ISSに運搬された新しいアンテナは、1月15日に船外活動をおこない取り付け
られる予定です。
1.運用中の衛星
●AO-10
状況は、その日によって異なり不安定です。
この所、LOS間際の近地点で状態が良くなっています。1月13日には、2年
振りにメキシコとQSOができました。
★AO-40(P3D)
トランスポンダ、RUDAK(試験)の運用がおこなわれています。姿勢変更
中であり、トランスポンダの運用スケジュールは頻繁に変更されています。
近地点付近でトランスポンダが運用されているため、運用できる時間は短
いものの、強いダウンリンクが帰ってきます。簡単な設備でQSOが楽しめる
ようです。
1月9日 オービット#549で太陽センサが太陽を捕捉し始めたようです。1月
14日に受信したテレメトリによると、サンアングル -44.42度、スピンレート
4.09rpm(@オービット #555、MA=9)でした。近地点付近でのマグネトルーキ
ングも始まり、「謎の力」によるALONの変化を抑えているようです。ゆっく
りとALATを0に戻し、その後、太陽を追いかける形でALONを増加させ、360(0)
に戻す作業が進められる予定です。
今後の姿勢変更の予定は、次のように発表されています。
Date Alon Alat
-----------------------
2002 Jan 08 300 -10
2002 Jan 15 300 -5
2002 Jan 22 300 0
2002 Feb 19 320 0
2002 Mar 19 340 0
2002 Apr 13 360 0
現在、テレメトリのK、Lブロックは、WOD(Whole Orbit Data)を送信し
ています。データの内容は日によって異なるようで、1月2,3,6日は、バッテ
リーの電圧と電流を、1月14日はスピンのデータを送信していました。
このWODは、コマンド局のW4SMが開発したWODデコードソフト WodGraph
(Ver 1.1d)でグラフ化することができます。P3TでセーブしたK、Lブロック
か、テレメトリデータからK、Lブロックを切り出して512バイトのWODデータ
を用意します。それをWodGraphで読み込めばグラフが表示されます。
バッテリ電圧のWODを表示させると、MA=250付近で電圧が1V以上低下し、
MA=0付近から徐々に回復する様子が見られ、はっきりと食の影響が解ります。
WodGraphは、以下のサイトから入手できます。
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
★運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります) 1/8-
姿勢変更中のため、頻繁にスケジュールが変更されています。
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 5 OFF OFF S2-MB
5- 56 U/L1→S2 OFF S2-MB
56- 60 OFF OFF S2/K-MB
60-100 U/L1→S2 OFF S2-MB
100-256 OFF OFF S2-MB
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
L1バンドup: 1269.496 - 1269.211 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz
1月14日 オービット #555でデコードしたテレメトリ
Mブロック
M QST AMSAT OSCAR-40 2002-01-05
ALON/ALAT= 312/-11 on 2002-01-05, ALON decreasing 14 deg/week
*** See N-block for schedule. NOTE: MB->S2/KTx ***
*** Middle Beacon OFF during RUDAK ***
The AO-40 team would like your telemetry files!
Please "zip" compress your daily telemetry files and e-mail to:
ao40-archive@amsat.org
Nブロック
N QST AMSAT OSCAR-40 ***SCHEDULE S2 Downlink*** 2002-01-08
MA 005 056 060 100 240 005
----------1-----4-----5-----7-----0-----1
MB | * | S/K | * | * | * |
RUDAK | | | | | |
V-Rx | | * | | | * |
U-Rx | * | | * | * | |
Passband | UL1 | | UL1 | | |
Aブロック解析結果(MA=9)
マグネトルーカの動作、太陽センサの動作が確認できる
A HI, THIS IS AMSAT OSCAR-40 2002-01-14 01:22:41 #040A
+--------------------------------------------------------------+
| Updates in M-block, Schedule in N-block, EXCEPT FOR TESTING |
+--------------------------------------------------------------+
AMSAT Day = 8779 Orbit# = 555 MA = 9
+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= N A V I G A T I O N +=+=+=+=+=+=+=+=+=+=
--------------------- S T A B I L I T Y --------------------------
SEU Sensor Mode: Spin Magnet Sys: ON
Magnet Pwr: ON M-SOLL: 165
----------------- E A R T H S E N S O R S ----------------------
Sensitivity:1200.00mV Pointing: Side
Edge: Positive Lock Range: 010
ES-R Upper--> MA:009 Orbit:043(mod256)
ES-R Lower--> MA:009 Orbit:043(mod256)
ES1 spin Cnt: 231 Update Flag1 001
ES2 spin Cnt: 201 Update Flag2 001
-------------- S P I N S U N S E N S O R S ------------------
SS1 cnt:255 SS2 cnt:207 Threshold: 1.50 V
SS-Flags: 003 Spin Count Raw: 220 SEU: 4.09 RPM
Sun Angle: -44.42 deg.
------------- 3 - A X I S S U N S E N S O R S ----------------
Omni Up-X: 88.20 deg. Up-Y: 88.20 deg.
Omni Down-X: 88.20 deg. Down-Y: 88.20 deg.
U//D Z: Below Y-X Plane
★姿勢
ALON/ALAT=0/0では太陽電池に太陽光が当たらなくなってきたため、12月中
旬から姿勢変更が始まりました。
12月24日から太陽センサが太陽を補足できなくなっていましたが、1月5日
に太陽を補足し出したようです。現在、近地点付近でマグネトルーキングを
おこない、姿勢をALON/ALAT=300/0にする作業がおこなわれているようです。
1月5日 オービット#549の姿勢は、ALON/ALAT = 302/-10 と予測されていま
す。
食
2002年6月まで毎オービットの近地点付近で食が発生します。
トランスポンダ
U/L1→S2の運用がおこなわれています。
近地点付近で運用されているため、MAが小さい時に強いダウンリンクが帰っ
てきています。時間は短いですが、簡単な設備でQSOが楽しめるようです。
IFマトリックス
正常に動作しています。
接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
グの調整によってこの問題は解決できるようです。
S1バンド送信機
回復は望めないようです。
8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、送信機
に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフするプロ
グラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が流れな
かったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を継続し
ておこなってゆく予定です。
Vバンド送信機
2000年12月の事故以来停止しています。
8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が流れ、
RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認できていま
せん。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、リレー
のオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありません。
Kバンド送信機
9月9日に動作が確認されました。現在、スケジュールに組み込まれて運用
されています。
12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんがKモー
ドの2WAY QSOに成功されました。
Xバンド送信機
5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
す。
Cバンド受信機
5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
RUDAK-A、Bの試験が継続しておこなわれています。
SCOPE
カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
います。
2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
ました。
2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
成功しました。
画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
GPS
搭載している2台のGPS受信機が動作しています。GPS衛星が作る「輪」の
外で位置データを取得することができるかどうかの実験がおこなわれ、終了
しました。結果の詳細は、AMSATA-NAから発表される予定です。
3軸制御に移ってから、次の実験を始めるようです。
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
YACE
正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。
モーメンタム・ホイール
試験が始まり、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには確認
する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
モーメンタム ホイールの試験で燃料の残量の確認が試みられています。
AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
テレメトリ仕様書 Rev1.8(10月5日リリース) by AO-40 CMD team
http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6a by W4SM
www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
★テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
http://www.qsl.net/ae4jy/
テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
ao40-archive@amsat.org へ送付願います
RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
www.g6lvb.com/oldtech.htm
●AO-16
デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。
1月22日で12回目の誕生日を迎えます。
1月13日 22JST過ぎのパスでデコードしたデータです。12回目の誕生日の
メッセージを送信していました。WODの送信はおこなわれていませんでした。
PACSAT-1>TIME-1 [13-Jan-02 22:04:50] <UI>:
PHT: uptime is 700/09:21:39. Time is Sun Jan 13 13:04:28 2002
PACSAT-1>AMSAT [13-Jan-02 22:04:54] <UI>:
January 2002
Happy 12th Birthday to AO16 and LO19
S-Band OFF, Digipeater ON
Uplinks on 145.900 .920 .940 .960
AO-16 Pacsat owned and operated by AMSAT-NA (WJ9F)
●AO-27
電源に余裕がないため、昼間のパスでのみトランスポンダがオンになりま
す。
12月9日に運用スケジュールが変わりました。
TEPR 4=19
TEPR 5=59
衛星に日が当たり始めた9分30秒後から20分間トランスポンダが動作します。
[from KM4NZ Chuck @amsat-bb]
●FO-20
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止します。
夜間は、食から抜けるパスの後半でトランスポンダが使えます。
●FO-29
以下のスケジュールで運用が予定されています。
12/4 - 3/31 アナログ
●KO-25
正常に運用しています。
●LO-19
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
1月22日で12回目の誕生日を迎えます。
●RS-12/13
RS-12のAモードが動作しています。
RS-12のロボットが動作しているようです。
●RS-15
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているようです。
●UO-11
正常動作しています。
●UO-14
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
●UO-22
正常動作しています。
デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
UOSAT5 です。
●UO-36(UoSAT-12)
運用状態は不明です。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
▲TO-31(TMSAT-1)
管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。
●GO-32(TechSat-1B)
断続したビーコンが送信されているようです。
●SO-33(SedSat-1)
437.910MHzでテレメトリを送信しているようです。
12月14日 1353zにデコードされたビーコンです。
SEDSAT-1 >TIME-1/2:<UI>:Uptime is 000/16:50:00
[from KB0VBZ @amsat-bb]
●OO-38(OPAL)
デジピータとして機能しているようです。周波数は、アップリンク、ダウ
ンリンク共に437.100MHzです。
●Tiungsat-1
運用をおこなっているようです。
★PCsat(Personal Communications Satellite)
1月7日から2週間、全日照となります。電力事情が良くなるこの間を利用
して、GPSの運用がおこなわれています。$GPGGAのフレームがGPSデータです。
運用は、145.83MHz 1200bps、144.39MHz 9600bpsでおこなわれているよう
です。
PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
★ISS
1月14日 2145zから船外活動をおこない、15日 0200-0230zに先日、運搬し
た新しいアンテナがサービスモジュールの周囲に取り付けられる予定です。
新しいアンテナを含んだISSのアマチュア局の様子が以下のpdfファイルに
まとめられているそうです。
http://ariss.gsfc.nasa.gov/EVAs/amsat01.pdf (容量800KB)
[from KA3HDO @amsat-sarex]
12月18日発行の官報にて144.490MHzでISSとの交信に限ってFMの運用がで
きる旨の告示が掲載され、日本でもISSとFMでの交信ができるようになりま
した。ダウンリンクは、パケットと同じ145.80MHzです。
FMの運用は希にしかおこなわれず、未だ日本上空ではFMの運用はないよう
です。
パケットの運用は、しばらく休止していましたが、1月8日に再開されまし
た。しかし、直ぐに休止してしまい、現在も休止しているようです。
1月8日1720zに北米でNA1SSがFMでのQSOをおこなっていたそうです。
[from K9IJ @amsat-sarex]
現在、第4次搭乗員として、以下の3名がISSに滞在しています。3名とも
コールサインを持っており、ISSのアマチュア局を 運用することができま
す。FMでの運用時、ロシアの宇宙飛行士は、R0ISSを、米国の搭乗員はNA1SS
のコールサインを使うようです。
Commander : Yuri Onufrienko, RK3DUO
Flight Engineers: Carl Walz, KC5TIE
Dan Bursch, KD5PNU
11月23日に入間市児童センター(JK1ZAM)がおこなったスクールコンタク
トの記事が雑誌「子供の科学」2月号に掲載されています。
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
ARISSの情報は、以下のサイトから得られます。
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
2.調整中の衛星
●SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
オスカーナンバーが付きました。Starshine OSCAR-43、略称 SO-43です。
145.825MHz、9600bpsでテレメトリを送信しています。テレメトリの送信
は、2分に1回です。
●Sapphire 3 (a joint Stanford/Washington Univ/USNA satellite)
無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しています。
デジトーカ、パケットの送信も時々おこなわれています。
12月30日 1818JST過ぎのパスでは無変調ビーコンが送信されていました。
3.運用を停止している衛星
▲DO-17
▲WO-18
▲KO-23
▲IO-26
▲PO-34 (PanSat)
▲WO-39(JAWSAT)
▲SAUDISAT-1A(SO-41)、SAUDISAT-1B(SO-42)
4.これから打ち上がる衛星
●Kolibri-2000 satellite
計画が予定通りに進んでいれば、既にKolibri-2000を搭載したプログレス
は、ISSにドッキングしているはずですが、情報がありません。
ロシアとオーストラリアが開発した衛星 Kolibri-2000 が2002年2月に打
ち上がる(放出される)予定です。
Kolibri-2000は、11月26日に打ち上げが予定されているロシアの運搬ロ
ケット プログレスのリモート打ち上げポートに装着され、ISSへ向かい、
2002年2月にプログレスから放出される予定です。
大気圏に再突入するまでの2-4ヶ月間、145.825MHzでテレメトリの送信と
デジトーカの運用をする予定です。
http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
5.衛星に関する情報
★KH2GR、WH2DX
JF6BCC 今石さんによるKH2GR、WH2DXの運用が1月11日から14日までおこな
われました。低軌道衛星、AO-40を運用され、多くの局とQSOができたようです。
★pSatellite
Palm OS用の軌道計算ソフト pSatelliteのVer1.2がリリースされています。
Ver1.2から地図がカラーかされ、ズームもできるようになっています。可視
範囲が表示されるようになり、衛星通信用として使いやすくなりました。
http://www.afischer.f2s.com/pilot/satellite
★2001年 AO-40運用局
2001年にAO-40を運用した局が、9M2DT, DC8TS, DD0KW, DJ1KM, DJ7AL,
DL1RG, F1AFZ, K5OE, N0ZHE, OZ1MY, VE3NPC 各局によってまとめられました。
56エンティティから574局が運用しています。
運用局が多い国は、1位 アメリカ、2位 ドイツ、3位 日本となっていま
す。
日本の局が集計に参加していないので、国内QSOしかしていない日本の局
はカウントされていないものと思われるので、日本の運用局はもう少し多い
ことでしょう。
Prefix エンティティ 局数 Prefix エンティティ 局数
KL Alaska 5 LU Argentina 3
VK Australia 15 OE Austria 10
CU Azores 1 ON Belgium 9
PY Brazil 3 LZ Bulgaria 2
VE Canada 14 EA8 Canary Islands 2
CE Chile 1 OK Czech Republic 4
OZ Denmark 5 G, M England 28
ES (UR) Estonia 1 OH Finland 2
F France 26 FY French Guiana 3
DL Germany 128 SV Greece 1
OX (XP) Greenland 1 GU Guernsey 1
VR2 Hong Kong 2 HR Honduras 1
HA Hungary 1 VU India 1
4X Israel 1 I Italy 22
JA Japan 61 EX (UM) Kirghizia 3
HL Korea 1 LX Luxembourg 1
9H Malta 1 XE Mexico 2
3A Monaco 1 PA Netherlands 10
ZL New Zealand 4 KH0 N.Mariana Isl. 1
LA Norway 2 SP Poland 1
CT1 Portugal 3 KP3, 4 Puerto Rico 3
YO Romania 1 IS Sardinia 1
GM Scotland 2 OM Slowak Republic 2
ZS South Africa 4 EA Spain 4
SM Sweden 9 HB9 Switzerland 8
BV Taiwan 4 TA Turkey 1
UR (UB) Ukraine 2 K,N,W USA 143
GW Wales 4 9M2 West Malaysia 2
[from DL1RG @ amsat-bb]
★N2MNA SK
衛星のDXerとして知られ、OSCAR Satellite Reportのエディタも務めた
N2MNA Craig Mellingerさんが1月10日に無くなりました。衛星でQSOしたり、
記事を読んだ日本の局も多かったことと思います。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
[from KK3K @amsat-bb]
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.din.or.jp/~m-arai/