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[jamsat-news:1645] SATINF#203 30 December 2001



衛星情報  SATINF#203   30 December 2001
                                                           JN1GKZ 新井


トピックス

◆AO-40は、サンアングルが悪化するため12月中旬から姿勢変更を始めました。
姿勢変更中は、アンテナが地球に向いている時間だけトランスポンダの運用が
おこなわれます。1月下旬以降、近地点付近でアンテナが地球に向くため、ダ
ウンリンクが強くなることが期待できます。

◆ISSとのFMによる交信が12月18日に解禁になりました。ISSとの交信に限って
144.49MHzでFMの運用が許可されました。



1.運用中の衛星

●AO-10
  状況は、その日によって異なり、不安定です。

  12月30日 近地点付近でのビーコンは、強度は弱く、また、FM掛かってお
 り、ダウンリンクは、振らついていました。


★AO-40(P3D)
  トランスポンダ、RUDAK(試験)の運用がおこなわれています。姿勢変更
 中であり、トランスポンダの運用スケジュールは頻繁に変更されています。

  12月15日19-23zに掛けて2回目のSCOPEの試験がおこなわれ、3枚のみごと
 な地球の画像が撮影されました。今回は、狭角レンズのカメラAでの撮影も
 おこなわれ、これで搭載した2台のカメラの動作が確認されました。
  今回撮影した画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
    http://www.jamsat.or.jp/scope/011215/

  遠地点でアンテナが地球に向く現在の姿勢では、太陽電池パネルに太陽光
 が当たらなくなって来るため、12月中旬から姿勢変更が始まりました。当初、
 ALAT=-30とする予定でしたが、この姿勢では、YACEで地球が撮影ができなく
 なり正確な姿勢が確認できなくなったり、テレメトリの受信が難しくなるた
 め、ALAT=-10とすることになりました。このため、トランスポンダの休止は
 なくなり、地球にアンテナが向く時間だけ運用されることになりました。
  姿勢変更の予定は、次の通りです。
   ・12月中旬
      ALAT=-10に変更
   ・12月中旬〜1月下旬
      ALONを自然に変化
        近地点付近で受ける「謎の力」により-14/週で自然に変化さ
       せる
      太陽センサは太陽を補足できなくなる
   ・1月下旬
      予想される姿勢は、ALON/ALAT=280.4/-11.0(1月20日)
      太陽センサが太陽をとらえ始める
      ALON/ALAT=300/0に変更
   ・1月下旬から4月
      ALONをゆっくり0に戻し、4月に0/0とする。
      近地点付近で地球にアンテナが向くのでダウンリンクは強力に

★運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります)      12/28-
  姿勢変更中のため、頻繁にスケジュールが変更されています。
      MA    トランスポンダ   RUDAK   ビーコン
     0- 20       OFF          OFF      S2-MB
    20- 60     U/L1→S2       OFF      S2-MB
    60- 78       OFF          S2        OFF
    78- 82       OFF          OFF     S2/K-MB
    82-100     U/L1→S2       OFF      S2-MB
   100-256       OFF          OFF      S2-MB

 ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
 加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
   BEACON    General Beacon  Middle Beacon   Engineering Beacon
   Vバンド          -           145.898MHz*          -
   Uバンド       435.438MHz     435.588MHz       435.838MHz 
   S1バンド     2400.188MHz    2400.338MHz      2400.588MHz 
   S2バンド     2401.168MHz    2401.323MHz*     2401.568MHz
   Xバンド     10450.975MHz   10451.125MHz     10451.375MHz 
   Kバンド     24047.885MHz   24048.035MHz     24048.285MHz 
   赤外レーザ                   360    THz

 アップリンク、ダウンリンク周波数
    ※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
   S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
   S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
   L1バンドup: 1269.496 - 1269.211 MHz
   Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
   RUDAK down: 2401.74MHz, 2401.85MHz

★姿勢
  ALON/ALAT=0/0では太陽電池に太陽光が当たらなくなってきたため、12月中
 旬から姿勢変更が始まりました。
  12月27日の姿勢は、ALON/ALAT = 332/-11 でした。

 食
  2002年6月まで毎オービットの近地点付近で食が発生します。

 トランスポンダ
  U/L1→S2の運用がおこなわれています。

 IFマトリックス
  正常に動作しています。
  接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
 ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
 グの調整によってこの問題は解決できるようです。

 S1バンド送信機
  回復は望めないようです。
  8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、送信機
 に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
  11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフするプロ
 グラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が流れな
 かったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を継続し
 ておこなってゆく予定です。

 Vバンド送信機
  2000年12月の事故以来停止しています。
  8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が流れ、
 RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認できていま
 せん。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、リレー
 のオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありません。

 Kバンド送信機
  9月9日に動作が確認されました。現在、スケジュールに組み込まれて運用
 されています。
  12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんがKモー
 ドの2WAY QSOに成功されました。

 Xバンド送信機
  5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
  S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
 す。

 Cバンド受信機
  5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。

 RUDAK
  RUDAK-A、Bの試験が継続しておこなわれています。

★SCOPE
  カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
 います。
  2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
 ました。
  2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
 成功しました。
  画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
    http://www.jamsat.or.jp/

 GPS
  搭載している2台のGPS受信機が動作しています。GPS衛星が作る「輪」の
 外で位置データを取得することができるかどうかの実験がおこなわれ、終了
 しました。結果の詳細は、AMSATA-NAから発表される予定です。
  3軸制御に移ってから、次の実験を始めるようです。

 LEILA
  正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
 ます。

 YACE
  正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。

 モーメンタム・ホイール
  試験が始まり、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには確認
 する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。

 アークジェットモータ
  オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
 われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
 されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
 してしまったと考えられています。
  モーメンタム ホイールの試験で燃料の残量の確認が試みられています。

 AO-40のテレメトリ仕様書1.8が10月5日にリリースされました。
    http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html

 P3T ver1.6aがリリースされました。以下のサイトから入手できます。
    www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip 

 AMSAT-DLのサーバが不調でwebサイトの閲覧ができないことがあります。ミ
 ラーサイトが立ち上がっていますのでDLのサイトが不調と時はミラーサイト
 をご利用下さい。
   AMSAT-DLのAO-40情報のサイト
     http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
   上記のミラーサイト
     http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm

  AO-40のテレメトリデータがamsatのサイトで公開されています。
    http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
  P3Tでデコードしたテレメトリデータを ao40-archive@amsat.org へZIP形
 式の添付ファイルとして送付するように求めています。
                                            [from VP9MU Pau @amsat-bb]

  RUDAKのWOD(Whole Orbit Data)テレメトリファイルをCSV形式のファイ
 ルに変換するプログラムがリリースされました。Windows版(RudakTLM、
 KE4AZN作)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)の3つがあります。
  AMSAT-NAのサイトから入手できます。
    http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
                                                 [from WD0E @amsat-bb]

  AE4JY Moe氏によるテレメトリデコードソフト AO40Rcv のVer1.40がリリー
 スされています。
    http://www.qsl.net/ae4jy/
                                                [from AE4JY @amsat-bb]

  W3PM/GM4YREによるAO-40回線計算のexcel用スプレッドシートがあります。
 AO-40に搭載されている全送受信周波数での計算ができます。
  以下のURLにて公開されています。
    http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
                                          [from W3PM GM4YRE @amsat-bb]

  AO40 REPORT LOGGERサイトが立ち上がりました。AO-40のQRV情報などが掲
 載されています。
    http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
                                               [from HB9DRI @amsat-bb]

  G6LVB Howardさんによりアップリンク/ダウンリンクの周波数早見表が作
 られ公開されています。円盤にアップリンク周波数とダウンリンク周波数が
 書き込まれ、MAを合わせると周波数が解るという優れものです。"oldtech"
 と呼ばれていますが実用的です。
    www.g6lvb.com/oldtech.htm 
                                                [from G6LVB @amsat-bb]


●AO-16
  デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。

  12月30日 2222JST過ぎのパスではWODデータを送信していました。
    PACSAT-1>TIME-1 [30-Dec-01  22:27:29] <UI>:
    PHT: uptime is 686/09:44:54.  Time is Sun Dec 30 13:27:34 2001
    
    PACSAT-1>AMSAT [30-Dec-01  22:27:33] <UI>:
    December 2001
    Happy Holidays to All!
    Digipeat is ON
    S-Band Tx Off
    AO-16 (PACSAT) owned and operated
    by AMSAT-NA
    AO16 Command Team <WJ9F>
    
    PACSAT-1>WOD [30-Dec-01  22:27:35] <UI>:


●AO-27
  電源に余裕がないため、昼間のパスでのみトランスポンダがオンになりま
 す。
  12月9日に運用スケジュールが変わりました。
    TEPR 4=19
    TEPR 5=59
 衛星に日が当たり始めた9分30秒後から20分間トランスポンダが動作します。
                                          [from KM4NZ Chuck @amsat-bb]


●FO-20
  夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
 過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
 止します。
  夜間は、食から抜けるパスの後半でトランスポンダが使えます。


●FO-29
  以下のスケジュールで運用が予定されています。
    12/4 - 3/31 アナログ


●KO-25
  正常に運用しています。


●LO-19
  CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
 CWで約30秒毎に送信されています。

  12月30日 2122JST過ぎのパスでもCWビーコンが聞こえました。


●RS-12/13
  RS-12のAモードが動作しています。

  RS-12のロボットが動作しているようです。


●RS-15
  Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
 2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
 がおこなわれている間だけオンになっているようです。

  12月30日 1825JSTのパスではビーコンは確認できませんでした。


●UO-11
  正常動作しています。


●UO-14
  JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。

  12月30日 1853JST過ぎのパスではUA0LQJ、UA0LAIが聞こえていました。


●UO-22
  正常動作しています。
  デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
 UOSAT5 です。


●UO-36(UoSAT-12)
  運用状態は不明です。

  UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
    http://www.sstl.co.uk/


▲TO-31(TMSAT-1)
  管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。


●GO-32(TechSat-1B)
  断続したビーコンが送信されているようです。


●SO-33(SedSat-1)
  437.910MHzでテレメトリを送信しているようです。

  12月14日 1353zにデコードされたビーコンです。
    SEDSAT-1 >TIME-1/2:<UI>:Uptime is 000/16:50:00
                                              [from KB0VBZ @amsat-bb]


●OO-38(OPAL)
  デジピータとして機能しているようです。周波数は、アップリンク、ダウ
 ンリンク共に437.100MHzです。


●Tiungsat-1
  運用をおこなっているようです。


●PCsat(Personal Communications Satellite)
  食が発生しており、電源事情が悪くなっています。
  W3ADO-1 で運用しているときは、セーフモードであり、電源事情が悪化し
 ている時です。W3ADO-1 をアクセスしないで下さい。
  PCSAT-1 で運用しているときは、VIA APRSAT でデジピートできるようです。

  PCsatは、ハンディ機およびモービルからに限っての運用がおこなわれて
 います。

  PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
    http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html


★ISS
  12月18日発行の官報にて144.490MHzでISSとの交信に限ってFMの運用がで
 きる旨の告示が掲載され、日本でもISSとFMでの交信ができるようになりま
 した。ダウンリンクは、パケットと同じ145.80MHzです。
  FMの運用は希にしかおこなわれず、未だ日本上空ではFMの運用はないよう
 です。

  8月に運搬された新しいTNCは、未だセットアップされておらす、コールサ
 イン NOCALL でのパケット(デジピータ)の運用が継続していいます。デジ
 ピートに成功した局にはQSLが発行されます。

  12月25日0234JSTに北米でNA1SSのCQが聞こえていたそうです。
                                            [from N2DVM @amsat-sarex]

  12月5日2219zに第4次搭乗員を乗せたスペースシャトル STS-108がISSへ向
 かって打ち上げられ、12月8日にドッキングしました。第4次搭乗員は、次の
 3名です。3名ともアマチュア局の免許を持っており、ISSのアマチュア局を
 運用することができます。FMでの運用時、ロシアの宇宙飛行士は、R0ISSを、
 米国の搭乗員はNA1SSのコールサインを使うようです。
    Commander       : Yuri Onufrienko, RK3DUO
    Flight Engineers: Carl Walz, KC5TIE
                       Dan Bursch, KD5PNU

  STS-108によってHFから2400MHzの新しいアンテナがISSへ運搬されました。
 このアンテナは、2002年に船外活動をおこなってISSへ取り付けられる予定
 です。

  11月23日2231-2241JSTに入間市児童センター(JK1ZAM)が国内初のスクー
 ルコンタクトに成功しました。
  小学生から高校生の14名が順番に質問し、ISSの船長 Frankさんが答えら
 れていました。心配していた混信もなく、受信状態は非常にクリアでした。
 ISSからのダウンリンクは、日本中で良好に受信されていたようです。
  この成功を機に日本でも多くのスクールコンタクトがおこなわれるように
 なれば喜ばしいことです。
  当日の様子は、QSOのコントローラを務めた7M2MJM 江成さんのお父さんの
 ページで公開されています。
    http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm
  交信の音声ファイルが、
    http://www.msnbc.com/news/505064.asp
 で公開されています。
  23日1947JSTからは、カナダのMcKenzie Public Schoolともスクールコン
 タクトがおこなわれました。1日に2回のスクールコンタクトをおこなったの
 は初めてのことと思われます。

  スクールコンタクトの予定が次の通り発表されています。
    2001.12.31      Kursk's Technical University, Kursk, Russia
    2002.01.07の週  St. Clare School, Waveland, MS, USA
         01.14の週  Harrogate Ladies College, Harrogate, UK
         01.21の週  Butte High School, Montana, USA
         01.28の週  Deep Creek Elementary School, Oregon USA
         02.04の週  Quogue Union Free School District, New York, USA
         02.11の週  Vestal Senior High School, Vestal, NY, USA
         02.18の週  Zeehan Primary, Zeehan, Tasmania, Australia
                                              [from AJ9N @amsat-sarex]

  ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
   コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS

  ARISSの情報は、以下のサイトから得られます。
    http://ariss.gsfc.nasa.gov/



2.調整中の衛星

●SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
  オスカーナンバーが付きました。Starshine OSCAR-43、略称 SO-43です。

  145.825MHz、9600bpsでテレメトリを送信しています。テレメトリの送信
 は、2分に1回です。


●Sapphire 3 (a joint Stanford/Washington Univ/USNA satellite)
  無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しています。
 デジトーカ、パケットの送信も時々おこなわれています。

  12月30日 1818JST過ぎのパスでは無変調ビーコンが送信されていました。



3.運用を停止している衛星

▲DO-17

▲WO-18

▲KO-23

▲IO-26

▲PO-34 (PanSat)

▲WO-39(JAWSAT)

▲SAUDISAT-1A(SO-41)、SAUDISAT-1B(SO-42)



4.これから打ち上がる衛星

●Kolibri-2000 satellite
  計画が予定通りに進んでいれば、既にKolibri-2000を搭載したプログレス
 は、ISSにドッキングしているはずですが、情報がありません。
  ロシアとオーストラリアが開発した衛星 Kolibri-2000 が2002年2月に打
 ち上がる(放出される)予定です。
  Kolibri-2000は、11月26日に打ち上げが予定されているロシアの運搬ロ
 ケット プログレスのリモート打ち上げポートに装着され、ISSへ向かい、
 2002年2月にプログレスから放出される予定です。
  大気圏に再突入するまでの2-4ヶ月間、145.825MHzでテレメトリの送信と
 デジトーカの運用をする予定です。

    http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm


●CubeSat
  東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
 2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
  アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
   東工大CubeSatプロジェクト
    http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
   東大CubeSatプロジェクト
    http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html



5.衛星に関する情報

★NEW YEAR PARTY
  JARL主催のQSOパーティ(NEW YEAR PARTY)に衛星で参加してみませんか。
 FOやFM衛星でNEW YEAR PARTYへの参加を計画している局がいらっしゃいます。
 新年の挨拶を兼ねて、この期間に衛星を運用されてはどうでしょうか。
  NEW YEAR PARTYの開催期間は、1月2日 0900JSTから3日 2100JSTです。


★CALSAT32バージョンアップ
  軌道計算ソフト CALSAT32 Ver1.1.3がリリースされました。
  変更点は以下のとりです。
   ・FT847のコントロールパネルで、CATをOFFにしたときにPTTがOFFにな
    らない不具合を修正した。
   ・可視時間帯の計算で、カッコ付き衛星名を指定した場合の軌道要素設
    定の不具合を修正した。
  http://homepage1.nifty.com/aida/ から入手できます。
                                             [from JR1HUO @jamsat-bb]


★AMSAT-UK コロキューム 2002
  第17回AMSAT-UK コロキュームが2002年7月26日から28日に英国 サレー大
 学で開催されます。現在、発表者を募集しています。発表をせずに予稿だ
 けでもokです。予稿は、6月中旬までにG3RWL(g3rwl@amsat.org)へ。


★AMSAT-India
  インドでAMSAT-Indiaが結成され、OSCAR 1号が打ち上がった記念日 12月
 12日にwebサイトが立ち上がりました。URLは、
    http://www.amsatindia.org
 です。
                                              [from VU2POP @amsat-bb]



参考
 ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト


JN1GKZ 新井
   jn1gkz@jamsat.or.jp     http://www.din.or.jp/~m-arai/