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[jamsat-news:1570] SATINF#195 19 August 2001
衛星情報 SATINF#195 19 August 2001
JN1GKZ 新井
トピックス
◆AO-40は、U/L1→S2でトランスポンダの運用をおこなっています。S1送信機
は、8月13日に突然停止したため運用がキャンセルされました。
SCOPEによって地球の画像の撮影に成功しました。
3軸制御に向け、モーメンタム ホイールの試験が始まり、正常動作が確認さ
れています。
◆PCsatの打ち上げは、8月31日が予定されています。
1.運用中の衛星
●AO-10
mode-B up:435.030-435.180MHz CW,LSB/down:145.975-145.825MHz CW,USB
ビーコン:145.810MHz キャリア
状況は、その日によって異なり、不安定です。
8月19日は、ふらついたダウンリンクが帰ってきていました。
★AO-40(P3D)
7月30日よりSCOPEの試験がおこなわれ、カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広
角)の両者の正常動作が確認されました。その後、カメラ-Bの露出時間が調
整され、8月7日 オービット #354にて地球の画像の撮影に成功しました。三
日月のような青い地球が撮影できています。画像には若干のにじみがありま
すが、これはAO-40が回転しているために生じたもので、画像受信後の画像
処理で補正することが可能です。また、画像には、いくつかのシミが見られ
ますが、これは、2000年12月の事故の影響だと考えられています。
画像のダウンロードにはS1送信機が有効だったようです。
SCOPEが撮影した画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
http://www.jamsat.or.jp/
8月13日2157JST、オービット #362 MA 57にてS1送信機が突然停止しまし
た。S1送信機が止まったのは日本が窓にある時間で、多くの日本の局がQSO
やワッチをしており、その瞬間の証人となりました。自分の機材の故障を疑
った方が多かったようですが、衛星の問題でした。
MA 100ではスケジュールとおりにS2送信機がオンになりましたが、MA 100
以降に採取したテレメトリデータにも異常はありませんでした。
コマンド局は、S1送信機を手動でオンにしようと試みましたが、オンさせ
ることはできませんでした。このことより、S1の運用は当面キャンセルされ、
S2での運用がおこなわれることになりました。S1送信機のトラブルの原因は、
今のところ解っていません。S1は、快適であっただけに残念です。原因究明
と運用の再開が望まれます。
8月15日、オービット #364から3軸姿勢制御に用いるモーメンタムホイー
ルの試験が始まりました。まず、3機あるホイールに電源を投入し、磁力に
よってホイールが浮上し、3機のホイールが回転数ゼロで同期(3機とも回転
数が0で一致)したことが確認されました。
オービット #365では、3機あるホイールを同じ方向に100RPM(100回転/
分)で回転させ、回転時の同期(3機のホイールの回転数が同じになること)
が確認されました。
今後、数週間掛けてモーメンタム ホイールの試験がおこなわれる予定です。
運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります)
MA トランスポンダ RUDAK ビーコン
0- 9 OFF OFF S2-MB
10- 29 U/L1→S2 OFF S2-MB
30- 43 OFF S2 OFF
44- 99 U/L1→S2 OFF S2-MB
100-255 OFF OFF S2-MB
ビーコン: MB ミドルビーコン
EB エンジニアリングビーコン
RUDAK: ダウンリンクのみ(アップリンクは禁止)。
ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
BEACON General Beacon Middle Beacon Engineering Beacon
Vバンド - 145.898MHz* -
Uバンド 435.438MHz 435.588MHz 435.838MHz
S1バンド 2400.188MHz 2400.338MHz 2400.588MHz
S2バンド 2401.168MHz 2401.323MHz* 2401.568MHz
Xバンド 10450.975MHz 10451.125MHz 10451.375MHz
Kバンド 24047.885MHz 24048.035MHz 24048.285MHz
赤外レーザ 360 THz
アップリンク、ダウンリンク周波数
※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
L1バンドup: 1269.496 - 1269.211 MHz
Uバンドup : 435.780 - 435.495 MHz
RUDAK S2 down:2401.74MHz(主に9600bps FSK)
軌道要素
NORAD発表の軌道要素(jamsat-kepsで配信されているものも含む)のオー
ビット番号は、実際より 1 少ない値になっています。注意して下さい。
トランスポンダ
U/L1→S2の運用がおこなわれています。
U/L1→S1/S2(アップリンク→ダウンリンク)の動作が確認されています
が、8月13日にS1送信機が突然停止してしまいました。原因は調査ちゅうです。
姿勢
近地点付近で生じる「謎の力」の影響でALONは、地球1周回毎に 4/スピン
レート の割合で減少しています。現在の衛星のスピンレートは2.6回転/分
なので1周回のALONの変化量は、-1.5度/オービット になっています。
オービット 363での姿勢は、ALON/ALAT = 345/3でした。
YACE
正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。
Kバンド送信機、Xバンド送信機、Cバンド受信機
試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
RUDAK
RUDAK-A、Bの試験が継続しておこなわれています。
LEILA
正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
ます。
アークジェットモータ
オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
してしまったと考えられています。
モーメンタム ホイールの試験で燃料の残量の確認が試みられています。
AO-40のテレメトリデータがamsatのサイトで公開されています。
http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
P3Tでデコードしたテレメトリデータを ao40-archive@amsat.org へZIP形
式の添付ファイルとして送付するように求めています。
[from VP9MU Pau @amsat-bb]
RUDAKのWOD(Whole Orbit Data)テレメトリファイルをCSV形式のファイ
ルに変換するプログラムがリリースされました。Windows版(RudakTLM、
KE4AZN作)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)の3つがあります。
AMSAT-NAのサイトから入手できます。
http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
[from WD0E @amsat-bb]
AE4JY Moe氏によるテレメトリデコードソフト AO40Rcv のVer1.40がリリー
スされました。Moe氏は別のソフト開発に注力したいとのことから、AO40Rcv
は、今回のバージョンが最終版になるそうです。ただし、開発を継続してく
れる方があれば、ソースを公開するので、プログラムの改善をして欲しい旨
伝えています。興味のある方は、Moe氏とコンタクトされて下さい。
http://www.qsl.net/ae4jy/
[from AE4JY @amsat-bb]
W3PM/GM4YREによるAO-40回線計算のexcel用スプレッドシートがアップデー
トされました。従来は、Sバンドのダウンリンクだけの計算でしたが、AO-40
に搭載されている全送受信周波数での計算ができるようになりました。
以下のURLにて公開されています。
http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
[from W3PM GM4YRE @amsat-bb]
●AO-16
mode-J up:145.90, 145.92, 145.94, 145.86MHz 1200bps AFSK
down:437.025MHz 1200bps PSK
Sバンドビーコン 2401.143MHz PSK
デジピータがオンになっています。
8月19日9時過ぎのパスでデコードしたデータです。
PACSAT-1>TIME-1 [19-Aug-01 09:40:20] <UI>:
PHT: uptime is 552/21:00:21. Time is Sun Aug 19 00:37:25 2001
PACSAT-1>LSTAT [19-Aug-01 09:40:24] <UI>:
I P:0x1D00 o:0 l:6654 f:7171, d:1 st:1
PACSAT-1>AMSAT [19-Aug-01 09:40:38] <UI>:
June 2001
Digipeat is ON
AO-16 (PACSAT) owned and operated
by AMSAT-NA
AO16 Command Team <WJ9F>
●AO-27
mode-J up:145.850MHz FM/down:436.795MHz FM
電源に余裕がないため、昼間のパスでのみトランスポンダがオンになりま
す。
運用スケジュールは次のとおりです。
TEPR 4=38
TEPR 5=78
衛星に日が当たり始めた19分後から20分間トランスポンダが動作します。
[from KM4NZ Chuck @amsat-bb]
●FO-20
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz キャリア
夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
止します。
夜間は、食から抜けるパスの後半でトランスポンダが使えます。
●FO-29
mode-JA up:145.900-146.000MHz CW,LSB/down:435.900-435.800MHz CW,USB
ビーコン:435.795MHz CW
mode-JD(1200bps) up:145.850, 145.870, 145.910MHz 1200bps AFSK
down:435.910MHz 1200bps PSK
mode-JD(9600bps) up:145.870MHz 9600bps FSK
down:435.910MHz 9600bps FSK
デジトーカ:435.910MHz
以下のスケジュールで運用が予定されています。
2/1 - 10/1 アナログ
●KO-25
mode-J up:145.980MHz 9600bps FSK/down:436.500MHz 9600bps FSK
正常に運用しています。
8月19日19時過ぎのパスでデコードしたデータです。
HL02-11>PBLIST <UI>:
PB: Empty.
HL02>HITVER <UI>:
HIT V2.17 PBP V2.06 DBP V1.01
HL02>STATUS <UI>:
Sun Aug 19 10:22:14 2001 Up: 40/22:55 EDAC= 70 F:110368
L:109904 d:0 s:0 b:121021728.
HL02>QST <UI>:
DASHPRO v1.03 <3b7f9356> S-[00] D-[04]
HL02-12>BBSTAT <UI>:
Open 12a :
●LU-19
mode-J up:145.84, 145.86, 145.88, 145.90MHz 1200bps AFSK
down:437.150MHz 1200bps PSK
ビーコン:437.125MHz CW
CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
CWで約30秒毎に送信されています。
8月19日9時過ぎのパスでも強力なCWビーコンを送信していました。
●RS-12/13
mode-A up:145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
RS-12のAモードが動作しています。
●RS-15
mode-A up:145.858-145.898MHz CW,USB/down:29.354-29.394MHz CW,USB
ビーコン:29.352MHz
mode-KA up:21.260-21.300MHz CW,USB、145.960-146.000MHz CW,USB
down:29.460- 29.500MHz CW,USB
ビーコン:29.458MHz CW
ロボット up:145.840MHz CW/down:29.504MHz CW
mode-KT up:21.260-21.300MHz CW,USB
down:29.460-29.500MHz、145.860-145.900MHz CW,USB
ビーコン :29.458MHz、145.863MHz CW
ロボット up:21.139MHz CW/down:29.504MHz、145.905MHz CW
Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
がおこなわれている間だけオンになっているようです。
●UO-11
ビーコン:145.825MHz 1200bps, 2401.500MHz キャリア(浅い変調)
正常動作しています。
●UO-14
mode-J up:145.975MHz FM/down:435.070MHz FM
JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。
●UO-22
mode-J up:145.900 and/or 145.975MHz 9600bps FSK/down:435.120MHz 9600bps FSK
正常動作しています。
8月19日19時過ぎのパスでデコードしたデータです。
UOSAT5-12>BBSTAT <UI>:
Open 12a :
UOSAT5-11>STATUS <UI>:
B: 124789685
UOSAT5-11>PBLIST <UI>:
PB: Empty.
UOSAT5>HITVER <UI>:
HIT V2.4 SYNC V1.3
UOSAT5>NEWS <UI>:
Use both uplinks - 145.900 and 145.975
UOSAT5>STATUS <UI>:
Sun Aug 19 10:25:05 2001 Up: 495/1:43 EDAC= 2581 F:46464
L:45664 d:1 [0].
●UO-36(UoSAT-12)
437.375MHzで38.4Kbpsの信号を送信しているようです。
正常に動作しているようです。
UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sstl.co.uk/
▲TO-31(TMSAT-1)
mode-J up:145.925MHz 9600bps FSK/donw:436.925MHz 9600bps FSK
管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。
●GO-32(TechSat-1B)
ビーコン:435.225MHz 9600bps HDLC
断続したビーコンが送信されているようです。
●SO-33(SedSat-1)
ビーコン:437.910MHz 9600bps FSK
テレメトリを送信しており、SGS20というソフトでデコードすることがで
きます。SGS20は、
http://uah.seds.org/projects/sedsat/SGS20Source.zip
から入手できます。
●OO-38(OPAL)
up/down:437.100MHz 9600bps FSK
デジピータとして機能しているようです。周波数は、アップリンク、ダウ
ンリンク共に437.100MHzです。
●Tiungsat-1
mode-J up:145.850、145.925MHz 9600bps FSK
down:437.325MHz 9600bps、38400bps
38400bpsの運用がおこなわれています。普段はダウンリンクは、オフにな
っていますが、地上局からのコマンドでオンにすることができます(WiSPで
サポート)。ダウンリンクの出力は8Wで良好に38400bpsの信号がデコードで
きているようです。
★ISS
up:145.990MHz 1200bps AFSK、down:145.800MHz FM、1200bps AFSK
パケットの運用が始まり、デジピータが動作しています(1200bps AFSK)。
コールサインは、NOCALLです。デジピートに成功した局にはQSLが発行され
ます。日本からのQSLマネージャは現在、検討中です。ARRL等へQSLは送付し
ないで下さい。
8月9日にスペースシャトル STS-105がISS向けて打ち上げられました。STS-
105には第3次搭乗員が乗り組んでおり、搭乗員の交代がおこなわれます。第
3次搭乗員は、Culbertson氏、Dezhurov氏、Turin氏の3名で、Culbertson氏が
KD5OPQのコールサインを持っています。
また、新しいTNCが運搬されました。新しいTNCは、第3次搭乗員のKD5OPQ
Frank Culbertson氏によって現在使用しているTNCと交換される予定です。
新しいTNCにはコールサイン RS0ISS が書き込まれており、交換後はこのコー
ルサインで運用されます。コールサイン RS0ISS-1 でRBBSの運用もおこなわ
れる予定です。
MAREXチームは、AO-40を使ってISSで使用が予定されているSSTV機材の試
験をおこないました。受信したSSTV画像がMAREX-NAのサイトで公開されてい
ます。
http://www.marex-na.org/fileshtml/sc1ao40testing.html
[from WF1F @amsat-sarex]
ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS
FM音声のアップリンク周波数は、日本ではバンドプランに合致しないため
対応が考えられています。当面は、FM音声のアップリンクはしないで下さい。
ARISS-Europeのwebサイトが立ち上がりました。同時に、ヨーロッパの局
向けのQSLマネージャの設定もおこなわれました。
http://www.ariss-eu.org
ARISSの情報は、以下のサイトから得られます。
http://ariss.gsfc.nasa.gov/
2.調整中の衛星
●SNAP-1
down:2430MHz 38400bps FSK
SNAP-1は、OBC(on-board computer)ソフトがないため、マニュアルで衛星
を制御しなければなりません。また、小型衛星であるため、電源に余裕が無
く、コマンド局(英国 サレー大学)の可視範囲でのみ、ダウンリンクをオ
ンにしています。
ダウンリンクは、2430MHz 100mW、38.4kbpsです。昨年夏にダウンリンク
が良好に受信できているとの報告がありましたがその後、何も報告がありま
せん。
▲KO-23
mode-J up:145.900MHz 9600bps FSK/down:435.175MHz 9600bps FSK
99年10月30日にOBCがリセットされ、未だ復旧していませんが、変調の掛
かった信号を送信しています。
▲PO-34(PanSat)
スペクトラム拡散の運用が予定されていますが、未だ運用されていません。
PanSatの情報は以下のサイトから得られます。
http://www.sp.nps.navy.mil/pansat/
●SAUDISAT-1A(SO-41)、SAUDISAT-1B(SO-42)
打ち上げ当初、管制局(リヤド、ワシントンDC、デンバー)の可視範囲で
のみダウンリンク(9600bps)をオンにして動作確認がおこなわれていたよ
うですが、続報がありません。
3.運用を停止している衛星
▲DO-17
▲WO-18
▲IO-26
▲WO-39(JAWSAT)
4.これから打ち上がる衛星
●CubeSat
東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
2002年5月にロシアから打ち上げられる予定です。
アップリンク 145.835MHz、ダウンリンク 437.450-437.500MHzが予定され
ています。
東工大CubeSatプロジェクト
http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
東大CubeSatプロジェクト
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html
[from 東京工業大学 此上さん、宇井さん、JG1LDV @jamsat-bb]
★PCsat(Personal Communications Satellite)
米国Naval AcademyのPCsatの打ち上げは、当初の予定とおり、8月31日に
おこなわれるようです。
PCsatは、アラスカのKodiacからLockheed Martin Athenaで打ち上げられ、
高度800km、軌道傾斜角67度、周期100分の軌道に乗る予定です。軌道要素
は、次のように発表されています。
Epoc: 2001 244.0416667
Mean Anomoly: 0
Mean Motion: 14.25
Inclination: 67 deg
Excentricity: 0
Arg of Perogee: 107 deg
R.A.A.N 60 deg
Decay: 0
Beacon Freq: 145.825
PCsatは、ハンディやモービルAPRSをおこなうためのデジタル衛星で、次
のような運用プランが考えられています。
USERS UPLINK TNC DOWNLINK
---------------- ------- ------------ ---------------------
KPC-9612 #1
HT-to-HT 145.825 --> 1200 Baud -*--> 145.825 (ITU Subband)
\ / |
/ \ |
Mobile-to-Mobile UHF-U1 --> 9600 Baud -*
KPC-9612 #2
Low Pwr Trackers VHF-U2 --> 1200 Baud -*--> 144.39 (over USA )
\ / |
/ \ |
Igate Paging UHF-U2 --> 9600 Baud -*
PCsatと同時に次の3つの衛星が打ち上げられます。Starshineは、145.825
MHzで9600bpsのビーコンを送信するようです。
Starshine (a mirror ball for visual sighting)
Picosat (a commercial/DOD satellite)
Sapphire (a joint Stanford/Washington Univ/USNA satellite)
詳細は、以下のサイトをご覧下さい。
http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html
[from WB4APR @amsat-bb]
5.衛星に関する情報
★G3RUH Sバンド ディッシュ
G3RUHデザインのSバンド用ディッシュがリリースされました。
直径60cmのソリッドディッシュとON6UG、G3RUHデザインのパッチアンテナ
の構成です。パッチアンテナだけの販売もおこなっています。
http://www.jrmiller.demon.co.uk/products/s_ant.html
[from VP9MU @amsat-bb]
★ハムフェア
8月31日から9月2日にパシフィコ横浜で開催されます。
9月2日 11時からJA3GEP 毛利さんによるAO-40に関する講演があります。
JAMSATは、AO-40関連の展示、ビデオ上映などをおこないます。ブース
CJ-24にお立ち寄り下さい。
8月31日午前中には、衛星にアクティブな9V1UV SelvaさんがJAMSATのブー
スにお見えになる予定です。QSOされている方は、ぜひアイボールされて下
さい。
参考
ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト
JN1GKZ 新井
jn1gkz@jamsat.or.jp http://www.din.or.jp/~m-arai/