[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[jamsat-news:1565] 8/11付けAO-40 update, Orbit 358
コマンド局W4SMからの情報です。翻訳はJF6BCC 今石さんです。
jamsat-newsへの転載が遅れましたことをお詫びいたします。
(JA3GEP/6 毛利)
> From: Stacey E. Mills
> Subject: [amsat-bb] AO-40 update, Orbit 358
> Date: 2001/08/11 02:17:24
>
ALON/ALAT
たった今、AO-40 をソーラーセンサーの検出限界まで再び移動させるため
の、近地点3回分のマグネトルキングを終えたところです。現在の (オー
ビット 358 における) 衛星の姿勢は ALON/ALAT 346/3 です。この結果は
ソーラーアングル測定値だけから算出されたものですが、十分に正しい値
のはずです。このまま何もしなければ、ALON は1周回ごとに、4/回転数
ずつ減少していくでしょう。現在の衛星の回転数は 2.6 回/分 ですので、
移動量はおよそ -1.5 度/オービットになります。数周回の後、衛星の姿
勢を ALON 0 にするための制御を再度行います。
テレメトリ内のメッセージブロックにある ALON/ALAT 値を数度以内の誤
差に収めるよう、頻繁な更新に勤めていますが、頻繁な姿勢制御と「謎の
力」によって ALON は少しずつ動いていることを忘れないで下さい。
トランスポンダと RUDAK の運用スケジュール更新
雷雨によって更新作業ができなくならない限り、オービット 359 から
以下の新しいスケジュールに変更します。
N QST AMSAT OSCAR-40 ***SCHEDULE*** 2001-08-10
MA V-Rx U-Rx S2Tx/MB S1Tx/EB Rudak L1/U passband
240-010 ON off ON off off off
010-030 off ON ON off off ON
030-044 ON off ON* off ON off *MB off
044-100 off ON off ON off ON
100-200 ON off ON off off off
200-240 off ON ON off off off
特記:
U/L1 からのトランスポンダ on の時間帯は2つ、MA 10〜30 の S2 と
MA 44〜100 の S1 があります。S1 の現在の MA=80 までの時間を延長
しました。
(訳注 : 大きな変更点は2点
(1) MA 30〜44 は S2 での RUDAK のテストが行われ、S2-MB は off
になる。
(2) トラポンが使えるのは S2:10〜33、S1:44〜100。
MA 30〜44 の約 63 分間は、S2 帯での RUDAK のテスト専用とされます。
この間、S2-MB はオフとなります。)
RUDAK チームからの状況報告が近日中に行われるでしょう。現在、この
テスト時間には RUDAK の試験とソフトウェアのローディング作業が行わ
れています。目標は掲示板の開設、画像のダウンロードを可能にするこ
と、テレメトリのアーカイブ、などを近い将来実現することです。
上記の表で、受信機が on になっていて PASSBAND が off になっている
間は、アナログモードでは使用できません。この時の受信機はコマンド
目的で使用されています。
今後の計画
太陽の位置が許す限り、衛星の姿勢を ALON/ALAT 0/0 に移動する作業を
引き続き行い、スクィントアングルに合わせて運用スケジュールも変更
していきます。「謎の力」による影響をキャンセルするため、近地点付
近で単発的なマグネトルキング作業を可能にするための「ステーショ
ン・キーピング」処理が試され、実施されることになるでしょう。
ソーラーアングルと姿勢が改善されてくれば、他の多数の機器が試験され、
あるいは再確認され、結果はここに報告されるでしょう。いくつかの試験
はスケジュールの一時的な変更を必要とするかも知れません。それぞれの
試験の実施前には、可能な限りここで周知いたします。
月末から、長めの「食」の時期が始まり、S2 送信機を 食の間off にす
るためのスケジュール変更が行われるはずです。食は軌道上の後半のフ
ェーズで始まりますので、トランスポンダの運用スケジュールには影響
しないと思います。
***W4SM for the AO-40 Command Team***