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[jamsat-bb:18514] Re: ARTSAT2-DESPATCH について(補足説明)


眞田さん、皆さん、こんばんは。

ARTSAT衛星の通信部門への参加、大変お疲れさまです。
表題の件、亀レスになってしまい、申し訳ありません。

先ず、6ビットコードを拝聴してみましたが、どうもこれを一つの「符号」として
受信することはできませんでした。要するに、符号とは1つ組み合わせで完結した
音として聞こえるべきものであって、この6ビットコードを聞いているかぎり、ど
うも、これは単純な長点と短点の羅列にしか聞こえてきません。

電波の型式でいう「電信」のA1A(聴覚受信)とA1B(自動機による受信)の違い、その
もののように感じます。やはり人間の耳で受信する符号は、完結した1つの纏まり
であったほうが良いと思います。

今後、深宇宙からの信号を受信するとなると、順調に信号が減衰していくことを
想定するとした場合、耳による音響受信ではなくデータ通信的な意味合いの強い
通信方式が必要になることは容易に想像できます。よって、眞田さんが提唱され
ている2つのCWでの運用方式が良いのではと思います。

また、中根さんが提案されている連続キャリヤについては、私も大変重要な要素
だと思います。遠距離により大きな減衰を受ける電波を補足・検出するためには、
一定の連続キャリヤによる電力が必要になろうかと思います。もちろん効率的な
変調方式が必須と思いますが、先ずは、衛星からの信号を見失わないための手段
を十分に講じておくことが肝要かと思います。
そうした意味からはなるべく単純な取り扱いのできる信号での通信が有効では考
えますが如何でしょうか。

今後これらのことを考慮され、ぜひ多くの人にARTSAT衛星からの信号を受信して
もらえるように工夫されるとよろしいかと思います。

以上、私の勝手な意見で申し訳ありませんが、何かの参考にでもなれば幸いです。

2013.9.30 JH4DHX/3 大谷

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