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[jamsat-bb:12979] 本日02/15の衛星運用記〜パラオ移動編No.1


JF6BCC 今石です。

  ご無沙汰です (^^)。無事に帰国しました。日記はメモ程度しかつけてなかっ
たので、少しずつ肉付けしながら投稿します。

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  正月明けからの地獄の日々も、何とか 2/14(金) までに仕事を全部片付ける
ことができ、無事に 2/15(土) にパラオに出発できることになった。前夜、慌
てて荷作りを済ませる。持参する機材は、昨年5月の小笠原と同じ移動セット、
今回は AC 電源を持参せず、20Ah のシールバッテリ(+充電器)で全ての電源
を賄う計画だ。

  出発当日は 6:00 に起床、6:30 に出発しタクシーで JR 駅へ。JR 特急と博
多駅からの国際線ターミナル行きバスを乗り継いで福岡空港へ。バスの中で FM
衛星用の 2Mm 50W 機に使う DC 電源コードを忘れていたことに気づく (--;)。
今回はパラオの到着翌朝すぐに、別の島に渡ってしまうため、現地の電気屋を
訪問する余裕が無い。ううむ…、空港のコンビニでテーブルタップを買ってさ
裂いて使うか…。
  空港には 8:30 に到着。チェックイン開始より1時間も早いが、遅れるより
はマシだ。空港のコンビニや旅行用品売り場にはテーブルタップは無い (--;)。
空港近くにベスト電器(家電量販店)の看板が見えたので、゜チェックイン後
に行ってみるか。土産に菓子折りをいくつか調達し、預託荷物の隙間に詰め込
む。

  X線による預託荷物チェックでは 20Ah のシールバッテリの影が問題となり
スーツケースを開けてバッテリだけを再度X線にかけられた。これを取り上げ
られると運用そのものができなくなる。念のため IATA の Web ページで禁止品
は "Wet Battery" でシールバッテリは含まれない、と言う資料を印刷しておい
たが、係官は「充電式かどうか」を気にしている様子。充電式と答え、充電器
も提示したところ OK となって一安心。
  X線検査場もチェックインカウンターも人数は少ない。さすがに土曜午前の
出発便だと旅客は少ないようだ(もっとも、今回は FFP 特典のタダ券利用で、
金曜発が満席で取れなかったため土曜発になったのだが)。預託荷物は合計2
個で 43kg、荷物を削った甲斐あって小笠原の時 (55kg) より 10kg 以上軽いが
超過料金を取る様子は無い。無理に削らなくても良かったかも…。

  チェックインもスムーズに終わり、出国審査の行列も短いので、DC コードの
調達に、思いきって外出、見えていたベスト電器の看板目指して歩く。到着…
と、何だ、ここはリフォーム専門店だ。しかも 10:00 に開く気配は無い。あき
らめきれず周囲を少し歩くと、裏手に 10:00 開店の自動車用品店があった!。
車載電装品用の配線材をゲットし空港に戻って一安心。
 10:20 に出国審査場に戻る。行列は無くすぐに入れたが、FT-817 やパソコン
類を入れた機内持ち込み荷物の検査が厳重だ。昨年 10 月のグアム行きでは、
パソコンについては電源を入れさせられたりと厳しかったが、他の小物類はそう
でもなかった。しかし今回は、電源を入れろとは言われない代わりに、カメラや
CD プレーヤなどの小物まで全て個別に、X線検査機にかけ直された。とは言え
問題はなく終了、とりあえず第一関門はクリアだ。

  前回は駐機スペースまで歩きだったコンチ便の B737 は、今日は出国審査場す
ぐのボーディングゲートに居る。11:00 登場開始までの時間、喫茶コーナの片隅
で AC100V を拝借してノートパソコンを動かしメールチェック。グアムと違って
パラオにはインターネット接続のローミングサービスは無いので、ここを離れる
とメールは当分オアヅケ…のはずだ (^^;)。
  11:00 搭乗開始。前方通路側を指定していたので最後近くに乗り込む。搭乗率
は 60% と言ったところだ。大半は日本人でカップルが目立つが、社員旅行らし
き男性の一群も…。定刻 11:30 に搭乗を終了し 11:45 に離陸。

  わずか3時間半とは言え、エコノミー席の旅は退屈だ。コース上に沖ノ鳥島が
見えないかと窓の外を見続けたが、目が疲れただけだった。機内食はチキンステ
ーキ、揺れも殆ど無い快適な飛行だった。グアム空港にアプローチする飛行機か
ら、昨年末の巨大台風で壊れたままの家屋や倉庫をいくつも見た(着陸態勢中な
ので写真撮影できず、残念)。定刻 2:50 にグアム到着。
  ここでは乗り換えだけなのだが、一昨年のテロ以降、通過だけでも一旦入国審
査を受けなくてはならなくなり、他のグアムまでの乗客と同様に入国審査場へ。
もっとも、パスポートと搭乗券をチェックされスタンプを押されただけ。これで
第2関門もクリア、後はパラオに荷物が無事に届いて、私が無事入国できれば良
い。

  18:10 発のパラオ行き乗換え便まで3時間の待ち…。テレホンカードを購入し
て、自宅とパラオの滞在先、ついでにグアムの KH2JU 宅に電話をかける。空港施
設内に有料のインターネット端末があったので $2.00 分 10 分間だけ Web 掲示
板を確認、日本語 FEP が使えないのでローマ字となったが (^^;) 書き込みも行
った。余った時間を空港をブラついて潰し、飛行機の写真ばかり何枚も撮影した。
空港の窓から見た外には、台風の影響らしきものは殆ど見当たらない…と言いた
いところだが、なぎ倒された椰子の木の跡や、葉がほとんど無くなって幹だけの
椰子の木など、台風の爪あとはしっかり残っていた。

  退屈な時間を何とか過ごし、18:10 にパラオ行きの搭乗が開始された。搭乗口
に居る人数を見る限り、どうやら満席らしい。パラオ経由ヤップ行きで、パラオ
だけでなくヤップへの旅客も乗るからだろうか。自分の座席は 9B で3列席の真
ん中、本当は通路側を希望していたのだが、タダ券では仕方が無い。搭乗してみ
ると完全に満席状態、日本人らしき旅客は少なくは無いが、全体の3割も居ない
気がした。
  定刻 18:50 にグアム空港を離陸、夜景が美しい。機内食はサンドイッチとフル
ーツの軽食で、5年前と殆ど変わっていない。サンドイッチと言っても、使われ
ているグアムやパラオのパンは、日本のと違って肉厚できめ細かく、塩味で食べ
応えがある。

  約2時間のフライトの後、21:00 にパラオ空港着。着陸の瞬間、機体が左右に
振れて「ヤバ!」と思ったが、何とか無事に着陸。駐機場でタラップを降りてみ
てビックリ、ボーディングゲートつきの新空港ビルが建設中だった。
  最後の難関の入国審査と税関、入国審査は意外にもフリーパスで、パスポート
にすぐスタンプを押してくれた。5年前とは言え、観光ビザとして押されたスタ
ンプの隣には就労ビザでの入国スタンプがあり、何か聞かれると覚悟していたの
だが拍子抜けだった。ロストバゲッジを心配していたが、預けたにもは問題なく
出てきて一安心。 税関検査も、内容物について質問はされたが、特に問題なく
通過!。ホテルのピックアップスタッフを探すのに手間取ったが、無事に落ち合
いコロールへ向けて出発。再建された新しい橋を通過し、22:00 にホテル到着。
先発の T88AQ 良永さんと合流を果たす。

  良永さんは 7MHz CW で運用中だったが、混信がひどく QRT したようでしばら
く雑談。2/14(金) のグアム→パラオ便は機材故障で3時間以上遅れ、パラオ到着
は午前中になったとのこと ('o';)。
  とりあえずパソコンを充電し、着替えてベッドへ。クタクタだ。続きは全部明
日。
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  とりあえず、いくつか写真を公開します。

今回の荷物。
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/portable/20030215-t8-01.jpg

グアム空港内の有料インターネット端末。日本語閲覧可で$2で10分
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/portable/20030215-t8-02.jpg

福岡〜グアム〜パラオ線のコンチネンタル航空の B737-800 機
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/portable/20030215-t8-03.jpg

グアム空港で見かけた North West Airlink のグアム〜ロタ線の小型機
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/portable/20030215-t8-04.jpg

グアム空港から見た市街。昨年12月の台風の痕跡は手前の椰子の木に残るのみ。
http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/portable/20030215-t8-05.jpg

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