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[jamsat-bb:12547] 本日10/29の衛星運用記


JF6BCC 今石です。

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  20:30 に帰宅。AO-40 が見えているうちに、とシャックの配線替え工事を実
施。パソコンから無線機から、机上のもの全部を撤去しての配線替えは久しぶ
り。
  23:30 にようやく終了、AO-40 に向かってループテスト…OK、リニアアン
プ on でも変な信号が出ないぞ。…いかん眠い…。
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  と言う訳で、昨日のトラブルは解決しましたが、QRV する時間が取れません
でした (^^;)。

  AMSAT-BB によると、ISS の PMB の運用が復活しているが、周波数は 145.825
シンプレックスのままだそうです。と言うことは、PCsat とのマルチホップ実
験ができる可能性があると言うことですね。
  ただ、残念なことにここしばらく、JA で ISS が見える時間帯は昼間だけの
ようで、PCsat も夕方の比較的早い時間のみのようですから、私が帰宅する頃
にはチャンスがありません (--;)。週末の連休に期待、ですね。

  AMSAT-BB で 2401MHz の EME の話が出ています。EME で出て良い周波数かど
うかの問題はあるでしょうが、大アンテナ&ビッグパワーの局が出した信号を
AO-40 用の設備で聞けるかどうか、と言うのは、なかなかに面白いテーマだと
思います。
  で、それに関連して I8CVS amsat-bb Domenico から、2401MHz の EME の回
線計算結果が投稿されていました。原文は AMSAT-BB アーカイバを参照してい
ただくとして、

(1) 送信側の 12m Dish の利得は 47dBi 程度。受信側の 1m Dish の利得は
    25dBi 程度。地球〜月の平均距離 384,000km を往復する 2401MHz の伝
    播・月面反射ロスは 276dB。
(2) NF 0.6dB の良好な受信系、サイドローブからの分も含む周囲の雑音温度
    10K、250Hz 帯域の CW フィルタによる高感度受信機のノイズフロアは
    -157dBm = -187dBW。
(3) 送信出力 100W = 20dBW。EIRP は +67dBW。
(4) 計算実施。受信信号のレベル +20 +47 -276 +25 = -184dBW。ノイズフロ
    アは -187dBw なので (S+N)/N は 3dB。S/N = ((S+N)/N) -1) = 0dB。
(5) ただし、AO-40 用受信アンテナの多くは RHCP のフィードを使っている
    と思われるので、送信には LHCP のフィードを使わないといけない。直
    線偏波フィードだと -3dB 損する。

  と言う訳で、CW であればかすかに聞き取れるであろうレベルで受信できる、
との結論だそうです。意外にいい、と言うべきか、やはり厳しいと言うべき
か…。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC/KH2GR
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