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[jamsat-bb:9459] UO-11 etc


先日の ハムフェア (パシフィコ横浜) では皆様お疲れ様でした。初日しか
伺えませんでしたが、多くの方に出会えてうれしく思います。 特に、4人
の著名な方々との昼食をとりながらの、内容の濃い(?)会談が印象に残って
います。

さて、衛星UO-11 の 'S'バンドビーコンの、PCへのデコードは、極めて
難しいというか、事実上不可能に近い、ということがわかりました。その
根拠となる文献を、今、鋭意翻訳中です。 近日中に公開する予定です。

ところで先ほど、衛星UO-11 の 'S'-信号受信のメールを拝見しましたが、
ご承知のように、低軌道衛星の 2.4GHz帯のドップラーシフトは大変激しい
ので、蚊の鳴くような 'S'-キャリアを見つけることは、最初は至難です。
(太平洋側に衛星がある時は、'キーーン' という音ですぐわかりますが、
 日本海に衛星がある時は、ここの QTH からはほとんど聞こえません。)

しかも、+/- 50kHz, 計100kHz ものシフトがありますので、AOS から LOS
にかけて、およそ 2401.550〜2401.450MHz と大きくシフトダウンしていき
ます。 無線機の周波数を追いかけていくのが大忙しです。

AO-40 も同様に 最大で +/- 40〜50kHz のドップラーシフトはありますが、
長楕円軌道の衛星なので、送受信中はドップラーシフトをほとんど意識せ
ずに、MB(ミドルビーコン 2401.323MHz) 等を追うことができます。 

本日(9/4)は、15:12JSTきっかりに真東の太平洋側から衛星AO-40 は昇って
きました。受信開始周波数は、2401.325MHz でした。先週の S2一時停止の
事件以来、信号強度が心持ち強くなったと感じるのは気のせいでしょうか?

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Name : JE9PEL/1 脇田
Mail : je9pel@jamsat.or.jp
URL  : http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
QTH  : Yokohama, Japan
Date : Sep 4, 2001
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