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[jamsat-bb:9317] 先日のAO-40広報に対する質問と応答@AMSAT-BB


JF6BCC 今石です。

  JAMSAT-NEWS で邦訳文の流れた、昨日の AO-40 に関する W4SM Stacy からの
広報ですが、これについて NA9D John が質問をしていました。同じ疑問を感じ
ている方も居るかな、と思い紹介します。著作権問題がありますので、翻訳で
はなく概要説明にとどめます。興味のある方は AMSAT-BB アーカイブの原文を
ご参照願います。

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  NA9D John からの質問の要旨。

・ソーラーパネルは展開しなくてはならないのか?。ダウンリンクに使用でき
  る周波数帯が少ないのなら、電力事情の点ではソーラーパネルの展開をしな
  くても問題無いのではないか?。
・姿勢制御ホイールが将来機能しなくなるケースを想定すると、ソーラーパネ
  ル(一度展開したら収納することはできない)は展開しないままにしておい
  た方が、スピン制御に戻ることができて有利なのではないか?。

  それに対する W4SM Stacy の返答。

・3軸制御状態に移行するかどうかの結論は、現時点で下すのは早すぎる。
・仮に移行するとなった場合、ソーラーパネルは展開する必要がある。3軸制
  御に使用するセンサは1番と6番のパネルに装着され、姿勢制御ソフトはこ
  のセンサを太陽方向に可能な限り向けるように動作するので、その場合、他
  の4枚のパネルは発電できない。1番と6番のバネルは放熱対策のため、表
  面積の半分しか太陽電池が配置されていないので、それだけでは電力不足に
  陥ってしまう。
・熱設計上もソーラーパネルの展開は必要。
・太陽電池の展開により大きな慣性モーメントが、太陽電池の展開方向以外の
  2軸について得られ、これは姿勢安定のための制御を容易にする。
・パネルの展開で発電余力を持てば、ソーラーアングルが悪くてビームを地球
  に向けられない時期でも、可能な限り SQA を改善できる。
・太陽電池を展開したままでも、スピン制御に戻ることは可能だ。無論、その
  場合の回転数は 0.5 RPM のような低速になる。
  …等々。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
<http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/> 
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