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[jamsat-bb:9184] Re: 2.4GHz 用円偏波パッチアンテナ


JF6BCC 今石です。

# 昨夜 post したのですが、配信されなかったようなのでもう一度。

At 2001/08/02 18:01:31 Kohjin Yamada wrote:
> http://www.arailab.dnj.ynu.ac.jp/Japanese/thesis.html
> 此処には新井先生の門下生による論文集があります。
中略
> 吉岡 めぐみ 『切り込みを有する小型円偏波パッチアンテナの研究』
中略
> "Design of Rectangular Microstrip Patch Antennas for the 2.4 GHz Band"
> http://www.amwireless.com/archives/1997/Nov-Dec1997/novdec1997-p24.pdf

  とりあえずこれを参照させていただきました (^^;)。吉岡さんの論文の 2.2
項の P7〜8 に、1点給電型パッチアンテナの説明と、円偏波が発生するメカ
ニズムについての解説がありました。理解したかはともかく (^^;)、イメージ
だけはつかめました。
  英文の論文の方はまだザッと見ただけですが、給電点が中心から偏った位置
にあるのはインピーダンス・マッチングのためなのですね。単線給電ウィンド
ムアンテナをイメージして理解しました。で、このパッチアンテナに、吉岡さ
んの論文にある「縮退分離素子」としてのノッチ(切りこみ)を入れることで、
円偏波が発生すると…。

  とは言え、わずかな共振周波数の差で円偏波を作り出す、と言う点からする
と、ずいぶんと寸法にクリチカルなアンテナになりそうですね。正方形の真鍮
板を用意して角を落とせばいい、と軽く考えていましたが、角を落とす寸法に
はかなり慎重にならないといけないようです。

At 2001/08/02 21:00:13 Fujita Tadayoshi wrote:
> >   ただ、放射角 120 度だと、うちの 80cm Dish でもちょっと広すぎるので、何
> > かしらビームを細くする工夫が要りますね。反射板を円形にして、缶の底に貼り
> > 付けるような形にすればいいのでしょうが…それでいいのかな? (--;)。
> 
> 私も空き缶の底にいれるなど実験したいですが、皆さまの良き
> アイデアなどをお伺いしたく、HPにアップしました。

  論文を見る限りでは、背面の反射板の大きさそのものは、アンテナの共振周
波数にあまり影響しないようですね。エレメントに対して十分に大きく、また
間隔を一定に保っていれば、形状は方形でも円形でも良いように理解しました。
無論、パッチそのものを円形で設計しなおせば、なお良いのでしょうけど…。
  とりあえず方形のパッチのまま、反射板だけを円形にして、金属製の皿やバ
ケツの底に入れる、と言う形で、放射角を前方に集中できそうな気がします。
まあ、やってみるにしても、うちにはリターンロスが測れる測定器が無いので
すが…。

# 試作してハムフェアに持参するとか?

 では。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
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