[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:8909] ドップラーシフト補正



 みなさま

 相田です。

 ドップラーシフトの補正については、これまでにも話題になっています。

手動では、

 受信周波数固定(送信周波数調整)
 送信周波数固定(受信周波数調整)

の方法があって、それぞれに理由があってのことだと思います。

 現在、CALSAT32にFT847の制御パネルを実装していますが、基本的な動作の
確認が済んで、ドップラーシフトの自動補正機能を組み込み、この土日に実際に
補正を行いながら、FO-20,FO-29,U0-14などで実験を行いました。

 ビーコン周波数は定量的でないのですが、AOS付近からLOS付近までほぼ同じ
トーンで受信することができました。特に仰角が高いパスでドップラーシフトが
0になる(周波数の変化が一番大きい)付近でも受信トーンの変化は気になりま
せんでした。

 ループテストでは、ドップラーシフトの補正を行いながら行いましたが、
衛星のローカル発信器の周波数が公称値から数kHzずれているようで、
最初にアップリンク周波数を手動で調整し周波数あわせを行いました。
 その後は、ビーコンと同様にダウンリンク信号は時間が経過してもきれいに
聞くことができます。

 さて本題ですが、行った補正は衛星と観測点の位置関係できまるドップラー
シフトを送受信それぞれに調整するものです。
 すなわち、衛星の中継器の入力周波数が一定になるようにアップリンク周波数を
補正し、衛星からのダウンリンク周波数を追いかけるものです。

 私としては、各自がこのような補正を行えば、3局以上の複数の局で交信した
場合でも、正しくドップラーシフトの補正ができると思うのですが、皆さんは
どのようにお考えでしょうか。また、プログラム的には受信や送信を固定する
補正方法を実装する必要があるでしょうか。


※ 昔、50MHzでQRHが大きかった時代のラウンドQSOを思い出して
しまいました。HI!