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[jamsat-bb:8726] RE: FM衛星用手持ち八木頒布計画


武安/JA6XKQです。

中田さんの海外運用に水をかける気持ちはさらさらありませんが、
(c)H.Ikeda, 2001 :-P

>私感では低軌道FM衛星に手持ち八木(珍しいところからオンエアする場合)で
>QRVするには50Wあるとよいと思います。私(KH0/W1FPU, KH0XX)と交信したこと
>がある方ならばわかると思いますが、あのアンテナに50W入れて偏波面を合わせて
>やると、かなり強力にダウンリンクに乗せられます。感覚的には同軸ロスのある
>円偏波アンテナに50W入れてる局と互角です。

「手持ち八木に50W」は、ちょっと危ないような気がします。
まあ、私の経験談を聞いてください。

VHF帯50Wの車載業務用無線機(MCA)からの車載衛星通信
装置へのRF飛込みを室内(15m四方くらい)で評価したこと
があるのですが、その場にいた者が吐き気や頭痛を訴えるという
事態が生じ、評価試験を中止した経験があります。アンテナは
グラウンド・プレーンで室内地上高が1.5mくらい。

私も気分が悪くなりました。初めは事態がのみこめなかった
のですが、もしやと思い、全員(10人ほど)に目を閉じてもらい、
「電波を感じたら手を挙げて」とブラインド・テストを行ったのです。

すると、PTTスイッチをランダムなタイミングで押すにもかかわらず、
5人ほどがPTTと同期して手を挙げるのです!!

これはヤバイと、試験を即刻中止。ちなみに、中止直前に
何ワットまで感知できるかの実験を行ったのですが、値を
思い出せません。(後遺症?hihi)

室内という要因を考慮すべきかもしれませんが、やはり
「手持ち八木に50W」は、ちょっと危ないような気がします。
電波防護指針というものも制定されていますので、
老婆心ながら、ご一読をお勧めします。

http://www.k-denkan.go.jp/bougo/denpa.html

感度?に個人差はあるでしょうが、ご本人はもとより
周辺の人にもご注意を。

武安
ja6xkq@jamsat.or.jp