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[jamsat-bb:8535] Sバンドの回線設計@AMSAT-bb


JF6BCC 今石です。

  Sバンドの受信システムの性能評価について、W3PM/GM4YRE が面白い Excel
シートを作っています。

http://home.hiwaay.net/~mmarcus/download/ao40_s2.xls

  受信系の各場所での損失、ゲイン、NF と衛星までの距離、スクント・アング
ルを入力することで、S2-MB や帯域内の通信信号に対し、自分のシステムでのノ
イズフロアがどのあたりに来るかが計算できます。

  マキ 29 エレに 2880 を直結し、同軸(損失 5dB) で NF 3.0 程度の親受信機
に接続し、60,000Km 先でスキント・アングル5度だったと仮定すると、ノイズ
フロアは -136.2dBm、S2-MB は S/N 12dB で聞こえるが、交信は S/N 2dB 程度
しか取れず、CW での QSO が関の山、と言う結果です (--;)。
  ところが、これに利得 15dB、NF 0.3dB の某OMの LNA を前置したとすると、
ノイズフロアは -148.1dBm まで下がり、S2-MB は 25dB、交信も 15dB となり、
これなら SSB でも十分なレベルになります。マキ電機の利得 20dB、NF 0.8dB
の場合でも、-146.2dBm、S2-MB は 23dB、交信も 13dB は取れます。

 …ううむ、LNA って、大事なんですねぇ…。

  面白いので、Excel 5.0 以降をお持ちの方は、おためし下さい。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
<http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/> 
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