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[jamsat-bb:8418] AO-40運用報告onOrbit#242
JF6BCC 今石です。
体調不良で早退し、早めに就寝したおかげで、今朝も早起きして AO-40 に QRV
することができました。以下、運用ダイジェストです。
設備:マキ29エレループ八木+LNA+標準改造2880。受信は BS 用2分配器
を介して FT-817(ビーコン受信) と IC-821(交信)に分配。
435MHz帯アップリンクは IC-821(5〜20W) と仰角25度固定6エレ八木。
<2001/5/10〜5/11>
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JST MA Dist(km) Events
20:46 44 43,570 S2-MB 受信開始。S1〜2 程度で AO40RCV のデコードかか
らず。
〜
23:00 74 54,460 相変わらず弱い。AO40RCV のデコードはかかるが CRCC NG
ばかり
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04:56 154 58,000 受信再開。S2-MB 良好。と、S1 送信が行われているとの
IF Matrix 表示。2400.346MHz で S1-MB を確認。信号強
度は S2-MB と同等だが、S1 の方が QSB が少ないようだ。
05:01 155 57,860 テレメトリ受信を S2-MB から S1-MB に切り替える。
05:04 156 57,770 2401.400MHz でループテスト、519 程度。U-AGC も 2〜4
dB 程度で静かなようだ。
05:06 157 57,700 2401.400MHz で VVV DE JF6BCC を打っていると、ZL1AOX
Ian から SSB で応答、SSB に切り替えてループテスト、
何とかいけそうだ。53-54 で QSO 成功。
05:10 158 57,570 Ian が「特別コールサイン」で呼ぶとのこと。待機してい
ると "ZL75" から呼ばれる (^^;) NZ 連盟 75 周年記念
か?。53-54 で QSO 成立。
05:18 159 57,290 CW の 10W でループ、成功。5W でループ、大丈夫だ。
05:19 160 57,260 JA4BLC 局から呼ばれ 529-559 で 2ND QSO 成功。
05:26 161 57,030 テレメトリ受信システム側で、S1-MB と S2-MB を切り替
えながら受信比較。心なしか S1 の方が状況が良いようだ
が、テレメトリ受信結果に差が出るほどではない。QSB が
比較的少ない S1-MB でテレメトリ受信を続行。
05:28 162 56,960 2401.376 に FM 信号!、こんなに遠いのに違法局の混信
が入るとは… (--;)。
05:29 162 56,900 2401.401 で PSK31 らしい信号を受信、デコードしたかっ
たが、パソコンのサウンドカードは AO40RCV で使用中だ。
残念。
05:35 163 56,700 2401.390 で SSB で CQ を出す。
05:48 166 56,170 S1 の RUDAK 信号を探す。2400.785 に 9600bps らしい
信号、2400.817/874 に無変調キャリア?を確認。どちら
も信号強度は S1-MB より S2 つほど低い(-6dB?)。
05:51 167 56,050 エンジンノイズ?、電子レンジ?。パルス性雑音が強い。
05:52 167 56,010 2401.346 に無変調キャリアがずっと出ているのに気づく。
S2-MB の送信禁止周波数の端にあたるが、衛星がマーカー
代わりに出しているのだろうか?。
05:53 167 55,940 2401.348 あたり、強烈な SSB 音声。S2-MB とほぼ同程
度、どこのバカだ?。外国語だが聞きなれない音だ。
05:54 167 55,910 2401.390 で SSB で CQ を出す。
06:06 170 55,390 JA1FS? 局の SSB の声を聞くが、QSO 直後だったらしく、
確認とれず。RS-55 で強力だった。
06:09 171 55,240 2401.351 で JH1UGF 槇岡さんの SSB の CQ を確認、呼
び出して何とか 53-52 で QSO 成立。槇岡さんは L バン
ド Uplink とのこと。
06:14 172 55,000 QSO 後、JH0TOG 吉田さんから呼ばれるが、こちらからの
5KHz UP の指定が届かない。槇岡さんも自分が呼ばれたと
QRZ を出したため混乱、断念して 5KHz UP するも FM 局
の混信、10KHz UP して VVV DE JF6BCC を打ち続けるが
JH0TOG 局からの呼び出し無し。
06:18 173 54,760 先ほどの周波数に戻ると、JH0TOG 局と JH1UGF 局とが QSO
していた (^^;)。
06:21 174 54,660 2401.350 に ZL1AOX Ian の SSB の CQ を確認、ZL では
そろそろ LOS でラスト QRV といったところか?。JH0TOG
局が同周波数で QRZ を出し、互いに交信に入るが、吉田
さんの側で受信がうくきいかず苦労している様子。何とか
QSO 成功したもよう。
06:26 175 54,400 ZL1AOX Ian を呼び挨拶。
06:30 176 54,210 一旦 QRT。ビーコン受信は継続。
07:10 185 51,840 受信再開。VK6AK? 局の SSB の信号を聞くか、よく聞き
取れない。
07:14 186 51,570 JA0BBW-JA4GVA 局の交信を 2401.360 で確認。JA0BBW 局
は 120cm Dish で自分の信号がガンガン聞こえているとの
こと、うらやましい (^^;)。この時 U-AGC は 10dB 程度。
07:18 186 51,350 2401.346 で S2-MB と同等レベルの外国語の SSB QSO。
「ウノ・ドゥエ・チンクォ」と言っているが、イタリア
語の数詞では?。と言うことはイタリア局か?。
07:24 188 50,910 強力な局がどこかへ QSY。先ほどの数詞は QSY 先の周波
数かも。
07:26 188 50,830 2401.370 で CW で CQ を出す。20W で 539 程度。
07:35 190 50,130 I7LIT 局から呼ばれ 539-569 で QSO。あちら信号は若干
自分の信号より弱い程度。久しぶりの平文 QSO は受信能
力が追いつかない (^^;)。何にしても久しぶりに EU 局
と交信、AO-40 では 1st だ。
07:49 193 49,090 I7LIT 局の SSB の CQ が重なってきたので 2401.375 に
QSY。FM の混信があり更に 2401.390 に QSY。
07:54 194 48,680 DC?B? 局の SSB の CQ を受信、聞き取れず。
07:58 195 48,380 2401.394 で CW で CQ。
08:03 197 47,930 衛星が建物の影に入ってしまい、受信困難に。QRT。
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10:41 232 27,900 建物の影にならない物干し台に三脚を置き、シャックま
で 5C-FV 20m を引っ張って、受信を再開。アンテナの方
位調整をする手間が増えるが、これで死角はかなりなく
なった。ビーコン受信を再開。S2-MB は強力だが、S1-MB
はかなり弱く、やはり Dish ではビーム幅の問題が出る
ようだ。
10:53 235 25,650 JA5F? 局と誰かの SSB の交信、RS=57 程度。調度交信直
後だったらしく確認とれず。ループテストを行うが自分
の返り信号が弱くて、呼び出しは断念。
10:58 236 24,750 2401.380 で CW で CQ を出す。20W。そろそろトランス
ポンダの OFF 時刻だとテレメトリを監視するが、S2-MB
に QSB があり CRCC NG ばかりで、IF MATRIX の確認か
取れない。
11:12 239 21,700 JR4BRS 局から SSB で呼ばれ、42-559 のクロスモード
でレポート交換、と、11:14:30 にダウンリンク消失。こ
こでトランスポンダが OFF になったようだ。
11:22 242 19,000 S2-MB が弱くて AO40RCV がロックできない。ビームの
谷間に入ったような感じだ。
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11:56 249 9,600 LOS 直前のビーコンを少々受信。
12:05 251 6,700 S2-MB 消失。
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あれ〜、なんで 7:00 過ぎにも QRV しているの?、と言われそう(^^;)。そ
れはヒミツ。今日はいい天気ですねぇ〜。
マスプロの2分配器を使ったビーコンと QSO の2系統同時受信を、今日か
ら試しました。結論としては、非常に良好に動作しています。
4dB ほど信号強度が落ちるとは言え、まだ FT-817 には過大なようで、RF Gain
を多少絞って受信しました。FT-817 には ATT 機能はあるんですが、6m 以下の
バンドでしか効かないんですよ (^^;)。また IC-821 側では、15dB の ATT を
入れると、ちょっと効きすぎのようです。
10dB 程度のアッテネータを受信ケーブルに組み込めばいいのでしょうが、そ
もそもは 2880 の IF 利得過多の問題なんですから、改造して利得を減らす方
が適当でしょうね。
仮設台の視界の狭さに我慢できなくなって、物干し台に三脚を置いて 29 エ
レを置きました。西側の仰角 10 度以下は地形の問題で無理がありますが、そ
れ以外の死角がほぼ解消できました。ただ、シャックから物干し台までは、一
旦玄関を出て階段を上がらなくてはなりませんので、アンテナの方位調整をす
るために1分ほど席をはずさなくてはなりませんが… (^^;)。
引っ張る同軸は 30m 長を覚悟していたのですが、取り回しをうまく調整し
て、5C-FV 20m 1本で何とかシャックまで届きました。心配していた損失も、
利得過多の 2880 のおかげか、全く気にならない(もっと損失があってもいい
か、って)程度で済みました。
取得できたテレメトリデータは、トータルで 1,630 個、うち CRCC OK にな
ったのはトラポン ON 時間帯の 495 個のみでした。テレメトリのブロックA
のメッセージでは ALON/ALAT 23/1 となっていましたが、それで大体合ってい
る感じですね。
以上です。
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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
jf6bcc@jarl.com or jf6bcc@jamsat.or.jp
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