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[jamsat-bb:7130] Re: [jamsat-bb:7124] Re: 今朝のAO-40のS2-MB出てました?


●JA6DREです。
まだ姿勢は完全に地球に正対できていないようですね…
生じているQSBは、近地点で使用する無指向性アンテナ側が事故で機能していない
ので…使える方のビームアンテナでDN−LINKを行っています。
姿勢を修正する操作をするのにも、度々bbで書いてますように「正対している時の
エレメント回転位相QSB」ではなく低軌道衛星でも見られる衛星側のアンテナが地
球に正対していないが為のDN−LINK輻射パターンの揺れによる物です。
AO−40では、さらに悪いことにMA=128前後で使われるべきのビームアンテ
ナが「あっちを向いている」状態でかつ姿勢も揺れていますから、かなりなQSBと
予測できます。

位相の損失は原理的には空間ではー45からー60dB以上生じます。
これが90度ずれる時と270度の位置で生じますから、仮にピークでs9+30d
Bで入感していても位相が90度ずれた瞬間位置ではー40dBとしても、s7から
s5まで下がるQSBです。
当然ながらs9で入感する状態ではs0−20dBのバンドノイズレベルまで下がっ
てしまいます。
これは、アンテナ輻射パターンでの発生している送り側QSBですからEMEクラス
でヘリカル回転偏波でも同じ事です。
コマンドチームではEMEクラスのアンテナを使ってもMA=128付近で輻射が振
れている時にしか4度以下/−3dBのハイパワーを送り込めませんし、近地点では
EMEアンテナを正確に衛星に合わせて、衛星が燃え上がりそうな電力を浴びせても
衛星が連続しては受信しません。
これは経験しました業務関連のトラブルであれば「業務では致命的なトラブル」と片
付けられてしまうでしょうが、コマンドチームは「それを跳ね返そう…」と努力して
おられるようです。
文面では…「メクラ打ちでプログラムを…UP]と在りますが…そうしなければなら
ない事情がここにあるのです。




----- Original Message -----
From: "Shuichiro Hirakawa" <hirakawa@da2.so-net.ne.jp>
To: <jamsat-bb@jamsat.or.jp>
Sent: Saturday, January 13, 2001 11:21 AM
Subject: Re: 今朝のAO-40のS2-MB出てました?


> 今石さん、jamsat-bb各局
>
> 11:11、MA30で受信できています。QSBが多く解読不可能ですが…。
> 50cmCS用オフセットパラボラ+ヘリカルフィード+HEMT2段プリアンプ
> +AR5000です。
>
> 受信機はHEMT2段プリアンプ+ドレークコンバーター+FT736でもほぼ
> 同じです。
>
>  DE JA6SNK/1 平川
>
>