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[jamsat-bb:7115] ドレーク2880ようやく復活


JF6BCC 今石です。

  感度の無くなったドレーク 2880 コンバータですが、昨日到着した HEMT を
使って FET 交換と、ついでに2ヶ所の改造を行いました。無事感度も復活、
室内実験では簡易SGで発生させた 2400.24MHz が S9+ で受信できるように
なりました。ひとまず安心です。

改造部分の写真
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/images/d2880-fix01.jpg

  元からついている FET の型番は不明なのですが、池田電子で @\350 で出て
いた GaAs FET FHX14LP (12GHz NF/0.55dB, Gain 13dB) と交換してみました。
  交換後、ソース電流を測定(FET 脇のソース抵抗 33 ohm の両端電圧を DMM
で測定し計算)すると 16mA (0.55V) でした。この数値はドレイン電流とほぼ
等しいはずですが、FHX14LP 付属のデータシートにあるドレイン電流−NF の
表を見る限りでは、一番適切な電流値になっているようです。

  この他に、以下の2つの改造も実施しました。

(1) ミリコムで購入した際の説明書に記載してあった、RF 入力のマッチング
    コイルの付け替え(パターンをカットし、6mm長の細線で作ってつける)。
    説明では 0.1〜0.2mmφを使えとあったが、入手できなかったので 0.32mm
    φで作成した。

(2) 某OMからアドバイスされた、IF 段の青いコイルの交換。2.5mmの棒に
    0.32mmφのエナメル線を巻きつけて作った9ターンコイルと交換した。

  で、結果なんですが…よくわかんないです (^^;)。何しろ、測定器ばかりか
比較するためのユニットも無いもんですから…。感覚的には、室内実験の際に
簡易SGから出した信号が、かなり強く受信できるようになったかな、と思い
ますが、何とも言えないです。
  明日の午前に AO-40 のチャンスがあるので、時間的に可能だったら受信に
挑戦してみたいと思います。自室からは見えない方角なので、コンバータとア
ンテナと電源、FT-817 を抱えて高台まで移動しないといけませんが…無理か
な。

  そもそもの破壊の原因となった(と思われる)静電気よけの仕組みは、今回
は見送りました。性能を比較できるユニットが無いことには、ヘタに入力を短
絡するような回路を入れない方が良さそうなので…。そんな訳で当分の間は、
直流的に短絡している 10ele 八木のみで実験したいと思います。
  ただ、元々付いていた FET の定格はわかりませんが、交換した FHX14LP の
ゲート電圧の絶対定格は、たった -3V しか無いことが、付属のデータシート
で判りました。ゲートの絶縁性は高いので、これならちょっとした静電気で死
んでしまっても不思議はありませんね。
  ドレーク 2880 の入力回路をそのままで利用している方は、直流非接地のア
ンテナを使うときは、十分にご注意下さい!。

 もう1つ壊れている奴は、サトーに注文している FHX35LG が到着してから
修理する予定です。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  jf6bcc@jarl.com
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
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