[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:6868] AO-40からのS2ビーコン受信に成功


JF6BCC 今石です。おはようございます。

  AO-40 からの S2-MB ビーコン受信に成功しました。5:28 現在、Sは振ら
ずデコードもうまく行きませんが、久しぶりに 400bps/BPSK の信号音がし
っかり聞こえています。

  今回の受信はトラブル続きでした。

  まずは昨日の日記に書いた通り、改造ドレークのコンバータと 20 ターン
ヘリカルをビデオ三脚にセットして南の空に向け、新調したケーブルで IC-821
と接続し、IC-821 のプリアンプ機能を使って電源を供給するスタイルにし
てから、早起きのためすぐに就寝の予定でした。実際 23:55 にはセットア
ップが終わりました。
  そこで、試しに FT-817 で 50.01MHz を出し簡易SGで 2400.48MHz(→
144.36MHz) にして受信テストをしてみたら…聞こえないことが発覚して大
騒ぎです!。オリジナル水晶のままのコンバータに変えて 50.50/2424.00MHz
→145.90MHz で試すと、強力に受信できますから、どうも水晶を交換改造し
たコンバータに異常があるようです。フタを空けて端子電圧やプローブで発
振の有無を確認しましたが、フタを空けた状態だとそれなりに受信できてい
て、フタを閉めるとガクンと落ちるところを見ると、フロントのアンプに問
題があるのかも知れません。

 まあ、とにかくロクな測定器もないし、仮にあったとしても、今から対策
をしていたのでは徹夜になってしまいます。とにかく、オリジナル水晶のユ
ニットが幸いうまく動作しているようなので、こちらを使うことに変更しま
した。
  ただし、オリジナル水晶だと 2401.300MHz→123.200MHz となり、残念な
がら IC-821 では受信ができません(受信拡張改造は未実施、ただし実施し
てもそこまでは感度が維持されないと聞いている)。FT-817 なら可能です
が、コンバータの電源を別途取る必要があります。結局、実験で使った電源
供給回路つきケーブルを利用して 7Ah シールバッテリから 12V を与え、そ
こから 5D-FB 5m でシャックのパソコン前に置いた FT-817 に引き、123MHz
台を SSB でワッチするようにしました。
  こちらの動作も再確認したかったのですが、簡易SGの信号源に使える
50MHz 機が FT-817 しか無いためできず、仕方なくブッツケ本番に…。全て
セットアップが終わったのが 1:10、途中、慌てて IC-821 を机から落とし
てしまうなど大騒ぎで、睡眠時間が大きく減ってしまいました。

  目覚まし3個を 4:40 にセットし、その騒音で目覚めたのは結局 4:45 で
した。慌ててパソコンを起動し、それから FT-817 とコンバータの電源を入
れてみるとすぐ、昨日セットしておいた周波数 123.180MHz あたりで何やら
非常に強力な信号が入りました。同調を取ってみると、久しぶりに聞く 400bps
BPSK のビーコン信号です!。適当に向けた 20 ターンヘリカルとオリジナ
ル水晶のドレークコンバータ、123MHz 台を受信する FT-817 の組み合わせ
でSメータを4つも振っています。
  パソコンも起動したので IZ8BLY デコーダと P3T を起動し、テレメトリ
の解読と記録に入りましたが、ドプラーシフトの変化が大きくて周波数がど
んどん下がっていってしまい、左手で FT-817 のダイヤルを操作しながら
IZ8BLY デコーダの表示を見るハメに。でも、さすがに信号が強力なせいも
あって CRC エラーなしのブロックが次々とデコードされていき…。

 ここでまたトラブル、5:01 にパソコンがフリーズしてしまったのです、
ガーン!。

 リセットボタンでパソコンの再起動をかけたものの、scandisk チェック
などが走るためにすぐには復旧しません。しかし、そうこうしている間に
衛星からの信号はどんどん弱くなり、5:02 時点でS2つ、パソコンが再起
動して IZ8BLY デコーダが使えるようになった 5:07 には、もうSメータ
も振らない程度まで落ちてしまい、CRC エラーのブロックを2つ取っただ
けでデコードできなくなってしまいました。
  パソコンがフリーズするまでに取得していたログは、後からファイルを
覗いて見ると何とか残っているようですが、P3T で Replay をかけようと
してもうまくかかりません。ファイル内容に何か問題があるのかも知れま
せん。いずれにしても、うまくテレメトリデータが記録できなかったこと
が非常に残念です。

  さて、書いているうちに 5:56 になりました。さすがに信号はカスカス
で、そこにビーコンらしい信号があることしか確認できないレベルになっ
ています。Calsat32 では MA = 19 ですが、実際にSバンドビーコンが強
く入るのはもっと前、MA 6〜9 あたりがねらい目ですね。
  うちからの次のチャンスは 1/3 の 3:20 です。今日以上に早い時間帯
なので大変そう…。

  それにしても、水晶を交換して 2400.200→144.080MHz にした、メイン
に使うつもりのユニットがうまく動作しなかったのが残念です。また、も
う1つを IF 改造だけして用意しておいたのは正解で、最低限の目的を達
成することができました。動作のおかしいユニットについては、時間を見
て調べてみたいとは思いますが、測定器が無いだけに果たしてどこまでで
きるか…。

- -
Yoshihiro Imaishi 今石良寛 - 福岡県北九州市
JF6BCC, KH2GR (ex. T88J, T88IY, V63BP)
  jf6bcc@jarl.com
  http://plaza16.mbn.or.jp/~palau/
- -
この電子メールは100%再生電子を使用しております。:-)