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[jamsat-bb:5618] Re: CALSAT32をご試用の


JF6BCC 再開準備中の今石です。

At 2000/09/07 21:10:03 相田 政則 wrote:
>  軌道要素については、私自身も、もっと簡単に更新できるようにしたいと
> 思っています。まだ、どのような方法を採用するのかの決断ができない状態
> です。皆様の多くのご意見とパソコンの利用環境を知りたいと思います。

  パソコンの利用環境ってのは、マシンの概要を書き出せば良いのでしょ
うか?。軌道要素の更新がらみのことですから、インターネット接続環境
と、軌道要素をどういう経路で入手してどう加工しているか、とかの情報
のほうが有用かな、と思います。
 うちだと、K6-2-450 の Win98SE 機で、1024x768 表示をさせています。
アナログ 56K(実質 40K 程度)のダイヤルアップで、プロバイダは月額固
定ですが電話はタイムプラスのみ、月にだいたい 40 時間くらい使ってい
ます。軌道要素は、適宜、時間のある時に JAMSAT の Web ページからたど
って、ヴラウザ上からエディタに COPY & PASTE し、一旦適当な名前で保
存し、それから衛星ソフトに読ませる形に手作業で加工・移動しています。

>  現状では、1グループは6衛星ですが、6個以下の設定の場合には表示されません
> し、計算も行いません。お試し下さい。

  あ、これは確認済みです。先の投稿で言いたかったのは、現状では軌道
要素(最大60個)を、その並び順に上から6個ずつ自動的に区切ってし
まうので、PARAFILE の一番最後の6個未満の組以外は、6個未満の表示
にできませんが、グループ分けを任意にできるようにすれば、6個未満の
組を複数用意できますね、ってことです。
  衛星群を任意に、例えば、デジタル衛星群、アナログ衛星群、FM リピ
ータ衛星群、自然天体群、宇宙船群、GPS衛星群、などに分けるように
なれば、それぞれの群の個数が6個未満になることは自然に発生すると思
いますし、衛星が1個しかない群を意図的に作り出すこともあるかと思い
ます。

# 同じ衛星を複数の群に所属させることも考慮する必要がありますね。

>  CALSAT98との互換性については全く考えていません。

  おお、であれば割と自由に拡張できますね。

>  この件については、もう少し時間をいただきたいと思います。

  はい。よろしくお願いいたします。

  ついでですので、新機能の案を2つ書きます。あればいいな、程度の気
持ちですが、ご一考いただければ幸いです。

 現在、観測点からの方位・仰角のチャートと、衛星からの視界のグラフ
ィック表示については、切り換え式となっていますが、これが同時に表示
できるといいな、と思っています。
 無論、現在の画面サイズでは狭すぎるので、詰めこむことは無理ですが、
CALSAT98 との互換性を考慮しなくて良いのであれば、せっかくのウィンド
ゥシステムですから、視界のグラフィック表示は別ウィンドゥにするよう
な方式はどうでしょうか。画面の解像度が充分あれば、並べて表示するこ
ともできますし、VGA 画面でもタスクバーで切り換えが可能になります。

 別ウィンドゥにすることで、現状だと切り換えの度に方位・仰角チャー
トの軌跡がクリアされてしまうことが無くなりますし、衛星ごとに視界表
示を複数起動させれば、複数の衛星からの視界表示が同時に見えるように
できます。必要な計算をどう分担させるかは検討が必要ですが…。
 特に、複数の衛星から地球がどう見えるかをサムネイルのように同時表
示できるようになれば、実用上はあまり役に立たないでしょうが、ハムフ
ェアや支部大会でデモをする時など、来場者に非常に強い印象を与えるこ
とができると思うんですよね。欲を言えば、視界表示で陸と海とを色分け
できれば最高ですが、ベクトルデータ地図でそれをやるのは大変だと思い
ます。QUIKTRAK98 の同機能でも、よく描画ミスがありましたし (^^;)。

# ついでに、P3D の SCOPE から送られてくる地球の画像を、パソコン画面
# に並べれば、少年の科学的好奇心を刺激することは確実!。

 もう一つは、軌跡の表示方法です。現状では、軌跡を表示しない(次の
位置を表示する際に直前の位置を消す)か、軌跡を表示する(一旦マップ
に書いた位置は消さない)かですが、この他に、直前の数個だけ残してあ
とは消す、と言う動作が加えられるといいな、と思っています。
 これは例えば、世界地図上の表示で、軌跡なし表示にすると、衛星がど
ちらに向かっているのかパッと見ではわからないが、かと言って軌跡あり
表示にすると、衛星6個分の軌跡がどんどん増えていって見にくくなる、
と言う点で思いつきました。また、方位・仰角表示でも、既に通過してし
まった位置情報はあまり役に立ちませんし、LOS した衛星の軌跡が自動的
に消えてくれるといいな、と思っていました。

 ただ、LOS した衛星の軌跡を自動的に消そうとすれば、プログラム的に
は、画面上にプロットした画素の情報を、画面がクリアされるまでずっと
保存しておかなくなてはなりません。低軌道衛星なら1回のパスは十数分
ですから、保存する配列あるいはテーブルの数もたかが知れていますが、
AO-10 のような楕円軌道衛星では数時間に渡って見えている訳ですから、
全てを保存するのは困難です。また、衛星がどちらの方向に動いているの
かは、直前の情報が数個残っていれば充分判断できるのですから、無駄に
過去の軌跡を保存する必要はありません。
  例えば、衛星ごとに、過去の軌跡情報を数個〜十数個まで保存できるよ
うにして、位置情報を更新する際、もっとも古い情報の表示位置を消しこ
んで行くようにすれば、現在位置から過去方向に数個〜十数個分だけの軌
跡が残り、後は消えていく表示が実現できると思いますし、個数を1に設
定すれば、現在の「軌跡なし」表示になります。
 Windows での画像処理には詳しくないのですが、仮に、ある衛星の「軌
跡を消す」処理で、他の衛星の有効な軌跡が、たまたま同じ位置にあった
ので消えてしまった、と言う問題が発生するかも知れませんが、それを補
正するために、描画する画面情報を6面持つほどの必要性もないと思いま
す。消えてしまったらご愛嬌、でいいかなと。どうせしばらくすれば全部
消えるんですから。

  以上です。

では。

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Yoshihiro Imaishi 今石良寛  
mailto:imaishi@aa.mbn.or.jp 
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