[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-bb:4834] Re: [jamsat-bb:4832] アナログ衛星の信号強度


JA6BX 江崎です。

「 ビーコンと同じくらいに自分のダウンリンク信号強度
を調整する」というのは、あくまでも目安だと考えます。
本来ならば、「強すぎるアップリンクによってトランスポ
ンダーのAGCが働いて他の局の信号を弱めることが
無いように調整する」と言うべきでしょう。しかし、実際
には、パスバンド内の他の局、それもなるべく弱い局を
探して、その信号を聴きながら自分のアップリンク・パ
ワーを調整するのは実用的ではなく、また、いつも他の
局が出ているとは限りません。ま、そこで簡単で誰でも
出来て、「安全な」 方法として「ビーコン」を目安にしたと
考えてはいかがでしょうか。FO−20/29などの低軌道
衛星では、時としてアップリンク・バンド内の不法局の信
号の方が強いこともあり、控えめなアップリンク・パワー
では十分なダウンリンク信号が得られないことがありま
す。また、低軌道衛星では短時間にAOS-TCA-LOSと
時々刻々こまめにアップリンク・パワーを調整することの
煩わしさも有り、極端なオーバーパワー(アンテナ利得を
含めたERP)でない限り許容されるのではと考えます。
いつもではありませんが、私がFO−20/29でチェックす
る方法は、ダウンリンク・パスバンドのフロアー・ノイズ・
レベルが自分のアップリンクによって影響を受けていな
いことを確かめる方法です。これならば、受信ダイアルを
少しずらす事で可能です。  最近のAO-10では、CWの
アップリンクでビーコンがQRHを起こさないことをチェック
の最低限として居ます。

 JA6BX 江崎