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[jamsat-bb:4827] Re: P3D 400bps PSK Telemetry


武安さん、みなさん

PSK 400bpsの復調に成功しました。

構成は

PC(サウンドブラスター)
 ↓
FT-736
 ↓
144MHz
 ↓
AR5000(ゼネカバ受信機)
 ↓
DSP-93
 ↓
PC(秀ターム or P3TLM)

P3TLM.EXEはP3C.EXEのWindows版だそうですが、違いはP3C.TXTを使った事が無いので
わかりません。

ブロック識別子が無いプレーンテキストで問題無く通ります。ただ、各ブロック(5
12バイト)の後に2バイトのCRCが入り、ターミナルソフトで受けるとバケ字にな
ります。
20%くらいの確率でシンクキャラクタを取りそこなう事が有ります。最初に同期す
ると後もずっとOKです。しかし最初でボタンをかけ違うとあとはいつまでたっても同
期しません。一旦再生をストップして最初から再生するか、周波数を変えて一旦ロッ
クを外し、再度チューニングしてロックさせると復調できます。

DSP-93では約150Hzのロック幅があります。

ノイズに付いては耳で聞いてはっきり分かるほどのノイズが混じっても復調できま
す。しかし、ここで疑問があります。たとえば:
ENTRER DEMI AMPLITUDE (0 - 127) 80
AMPLITUDE= -4.1dB
ENTRER NIVEAU DE BRUIT  (0- 48) (128 si niveau FP=0) 48
DENSITE SPECTRALE=-41.5dB/Hz
S/N DANS B.P. 100 Hz= 17.5dB

最後の17.5dBとは一般的に言っているS/N比の事でしょうか?この値でwavファイルを
作り耳で聞くとかなりの量のノイズです。音声であればメリット3位か?。復調する
とかなりのバケ字になります。なぜか最初の50キャラクタ位はバケないのでシンク
キャラクタは取れます。

なお、私のDSP-93にはPacommのDSP-93組込み用のTNCが入っており、400bpsのPSKの場
合はTNCを通さない設定で使用します。ところが、DSP-93で400bpsのPSK復調用のソフ
トを走らすとDSP-93のボーレートが19200bpsから1200bpsに切り替わってしまい
(G3RUHとコンパチにするために)、PCとの通信が出来なくなってしまいます。PC
ターミナル側のスピードを変えてもダメです。理由は、TNCを通さないと言っても、
ハード的にはTNCがDSP-93とPCターミナルの間に入っており、TNCは単にDSP-93から
19200bpsで受け取ったデータを、違うシリアルポートから送り出す(その逆方向も)
だけの動作をしています。TNCはDSP-93から送られるデータは19200bpsと思っていま
すから、1200bpsのデータはそこで化けてしまいます。TNCとDSP-93の間のボーレート
設定は変えられません。実は、最初うまくいかず、これに気づくまで、半日を無駄に
しました。
そこで、TNCを取りつけると使用しなくなる9PのD-SUBソケットへDSP-93からのシリ
アル信号を直接取り出せるように改造しました。(TTL−RS232C変換用ICを空中配線
しています。)





とTNCターミナルの通信速度は

一旦TNCで
の通信が出来なくなって


ここまでこぎつけるのにはたいへんでした。
私が持っていたDSP-93の内蔵のファームウエア(2.17)には400bpsのPSKは入っ
ていないので、PC側からDSP-93へソフトをダウンロードする必要がありました。そこ
でTAPRのサイトから最新のROMイメージ(2.18)をダウンロードし、PROMに焼く
ために、10年ほど前に香港で2万円くらいで買ったPC内蔵型PROMライターを数年ぶ
りに使用したら、書き込み後のベリファイでエラー発生。他のPROMでやっても同じア
ドレスでエラーが発生。数時間悩んだ後、書き込みは正常に行われているらしいが、
ソフト側のベリファイ機能がおかしい(Windows98のDOS窓のせい?)と結論し、一
応DSP-93のバージョンアップに成功しました。
しかし、これにも





デモジュレータはDSP−93で
-----Original Message-----
差出人 : Takeyasu <takeyasu@terra.dti.ne.jp>
宛先 : jamsat-bb@jamsat.or.jp <jamsat-bb@jamsat.or.jp>
日時 : 1999年12月4日 23:50
件名 : [jamsat-bb:4821] Re: P3D 400bps PSK Telemetry


>藤田さん、皆様、
>
>>  p3psktst.zip のテストWAVファイル、こんどは
>>  G3RUH 400bps PSK デモジでの解読ができました。
>
>それは朗報です。
>
>> 原因が自分でよく判りませんが、PC、ケーブル、電源などをつなぎ直し、再度
>> PC-9801VXから P3C98.EXE を起動し解読を試みましたら、こんどは巧く行きまし
>> た。
>
>原因が判らないというのはすっきりしませんが、今後の
>実験で何か判明するといいですね。
>
>私は今、p3psktstの動作内容を解析しているところでした。
>藤田さんの試験が上手くいった現在、もはや無用かも
>しれませんが、皆様のご参考までに。
>
>WAVファイルを作る前の入力データである send.dat の
>中を見てみると、先の投稿で書きましたブロック種別識別の
>K/L/M/N/Q/Yは入っていないことが判りました。フレーム
>同期信号は入っています。(p3psktstの添付ドキュメントにも
>明示されている) また、ブロック間には3秒間のポーズ
>(hexで50)を入れることがテレメトリ仕様なのですが、
>このポーズも入っています。CRCは付加されているような
>気がします?!が、CRCを実際に計算していないので断定は
>できません。
>
>> なお、WAVファイルの元になるテキストファイルは、つぎの2種を使いました。
>> 1番目の8行のファイルが 394バイト、2番目の10行のファイルが 512バイトあ
>> ります。2種ともWAVファイルの容量は123KB、再生時間は15秒で、巧くデコード
>> できました。
>
>最初のものは、実際のテレメトリの記録ですね? これには
>当然ですが、「Y 」なるブロック識別が入っています。二つ目
>のテキスト先頭には、ブロック種別に相当するものがありませんが、
>これも大丈夫とすると、P3C.EXEはフレーム同期さえ取れれば
>良いみたいですね、、、
>
>オリジナルP3C.EXEをPC-9801シリーズ用に移植された方は
>どなたでしたか? (>JA2PKI/岡本さ〜ん)
>この辺りを誰か教えてください。(VK5AGRに聞けば良いか、、、、)
>
>> ただし、WAVファイルをくり返し再生すると、「文字化け」が起きたり、正常であ
>> ったり、表示器「BLK」が点灯しなかったり、これらが不規則?に発生します。
>> これらの現象は、400bps PSK デモジへの入力電圧によっても異なるようです。
>
>デモジの入力がリミッタ回路になっているので、入力オーディオ
>にパソコンのノイズが乗っていると、動作が不安定になったり
>しないでしょうか?
>
>> あとで少し特徴をしらべてみます。ご提案の「ターミナル・ソフトでデモジ出
>> 力のRS-232Cをモニターする」ことは、不慣れもあってまだやってません。
>
>もはや必要無いと思います。
>
>> 今回はとりあえず、巧くいった報告のみです。
>
>まずは、なによりです。:-)
>
>武安
>ja6xkq@jamsat.or.jp
>
>
>