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[jamsat-bb:4423] Re: AO-10 spin rate


JJ1WTK 坂本です

今週号のAMSAT News Service、ANS-115では、AO-10の項で、新井さんの
スピンレートの報告が取り上げられています。新井さんの報告は、
Stacy Millsの非公式 AO-10 Webページにも出ていました。

このWebページを読むと、「AO-10のスピンレートが小さくなっていくのは
なぜか」という項目があります。Stacyは、"Magnetic Damping だと考えられる"
と書いています。導電体である機体が地球の磁場の中で磁力線を横切るときに
起こるものだということです。
また、1996年のスピンレートは、1.5rpmだったそうです。
ということは、やっぱり季節要因による太陽輻射圧だけでは説明できない
ことになりそうですね。

もし、このままスピンレートがどんどん小さくなっていってしまうと、
何が起こるのかを考えると、あまりいいことを予想できないのです。
まず、止まりそうになったコマが大きく首を振るように、AO-10の ALAT/ALONが
コロコロかわるようなことが起こるように思います。ニューテーション
(章動)ですね。そして、ひょっとして何かの拍子に、例えば今とは 90違う方向の、
AO-10が立ったような向きに移ってしまって、そうなると年中 AO-10には太陽光が
あたる代わりに、アンテナは二度と地球の方を向かない、、
あまり考えたくないですね。