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[jamsat-news:1686] SATINF#209 7 April 2002



衛星情報  SATINF#209   7 April 2002
                                                           JN1GKZ 新井


トピックス

◆IDEFIX
 AMSAT-FranceによるIDEFIXというピコサットが2機、5月3日にアリアン4 V151
で打ち上げられます。バッテリで約40日間動作する予定です。

◆RS-21(Kolibri-2000)
 JAMSAT webサイトの「衛星通過時刻の予報」にRS-21が追加されました。

◆AO-27
 3月30日に運用スケジュールが変更されましたが、衛星の状態を確認するため
デジタルモードになっています。



1.運用中の衛星

●AO-10
  状況は、その日によって異なり不安定です。


★AO-40
  3月下旬に25分間ある食の最後の25秒間、S2送信機が停止することが3回発
 生しました。これは、バッテリ電圧が低下したために自動的にS2送信機を停
 止する機能が動作したためです。バッテリ電圧が低下した要因としては、ソー
 ラーアングルの影響でバッテリの温度が上昇しBCRが動作して電圧を下げた、
 食でバッテリが冷えて電圧が下がった、マグネトルーカを動作させていたた
 め等が考えられています。この現象の再現性と自動停止/復旧の動作評価を兼
 ね、3オービットで確認がおこなわれ、問題の無いことが確認されました。そ
 の後、送信機を自動停止するバッテリ電圧の設定値を0.155V(1タップ分)下
 げられ、同様の問題は起こらなくなりました。自動停止電圧を0.155V下げて
 もAO-40の動作に問題はないようです。
                                                 [from W4SM @amsat-bb]

  トランスポンダの運用がおこなわれています。姿勢変更中ですが、遠地点
 付近でも良好に運用できるようになってきました。
  テレメトリによると、4月5日の姿勢は、ALON/ALAT=346/0でした。ALONが
 1日に約1度増加しています。

★テレメトリ解読ソフト P3T
  ver1.6bが4月3日にリリースされました。ハードウエアモデムとPCとを接
 続する際にRS-232のボーレートが19200bpsであると動作しない不具合があり、
 これが修正されました。現在、問題なく動作していればバージョンアップす
 る必要はないと思います。
   http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html

★運用スケジュール(予告無しに変更されることがあります)      3/25-
  姿勢変更中のため、頻繁にスケジュールが変更されています。
      MA    トランスポンダ   RUDAK   ビーコン
     0- 15       OFF          OFF      S2-MB
    15-110     U/L1→S2       OFF      S2-MB
   110-114       OFF          OFF     S2/K-MB
   114-140     U/L1→S2       OFF      S2-MB
   140-256       OFF          OFF      S2-MB

 ビーコン周波数(打ち上げ前の最終チェックで測定された周波数に実績を
 加筆。*は、打ち上げ後にアナウンスのあった実績のある周波数)
   BEACON    General Beacon  Middle Beacon   Engineering Beacon
   Vバンド          -           145.898MHz*          -
   Uバンド       435.438MHz     435.588MHz       435.838MHz 
   S1バンド     2400.188MHz    2400.338MHz      2400.588MHz 
   S2バンド     2401.168MHz    2401.323MHz*     2401.568MHz
   Xバンド     10450.975MHz   10451.125MHz     10451.375MHz 
   Kバンド     24047.885MHz   24048.035MHz     24048.285MHz 
   赤外レーザ                   360    THz

 アップリンク、ダウンリンク周波数
    ※MBに妨害を与えないこと。MBの±5kHzの範囲はダウンリンク禁止。
   S1バンドdown: 2400.225 - 2400.475 MHz
   S2バンドdown: 2401.210 - 2401.495 MHz
   L1バンドup:   1269.496 - 1269.211 MHz
   Uバンドup :    435.780 -  435.495 MHz
   RUDAK down:   2401.74MHz, 2401.85MHz

 姿勢
  4月5日の姿勢は、ALON/ALAT=346/0です。ALONは、1日当たり約1度増加し
 ています。
  ALON/ALAT=0/0では太陽電池に太陽光が当たらなくなってきたため、12月中
 旬から姿勢変更が始まりました。
  12月24日から太陽センサが太陽を補足できなくなっていましたが、1月5日
 に太陽を補足し出したようです。太陽を追いかける形で姿勢が変更され、4月
 13日に0/0となる予定でしたが、少し遅れているようです。
  姿勢変更予定
    Date         Alon  Alat
    -----------------------
    2002 Jan 08   300  -10
    2002 Jan 15   300   -5
    2002 Jan 22   300    0
    2002 Feb 19   320    0
    2002 Mar 19   340    0
    2002 Apr 13   360    0

 食
  2002年6月まで毎オービットの近地点付近で食が発生します。

 トランスポンダ
  U/L1→S2の運用がおこなわれています。

 IFマトリックス
  正常に動作しています。
  接続の誤動作が何度か起きていますが、MUX出力(IHU-1の制御/監視ユニッ
 ト)の切り替えタイミングの問題だと考えられています。切り替えタイミン
 グの調整によってこの問題は解決できるようです。

 S1バンド送信機
  回復は望めないようです。
  2001年8月13日に突然停止しました。8月20日に試験をおこなったところ、
 送信機に電流が流れず、RF出力、温度上昇も確認できなかったそうです。
  2001年11月6日のレポートによると、送信機の電源を1秒毎にオン/オフす
 るプログラムがアップロードされ45分間実行されましたが、送信機に電流が
 流れなかったそうです。S1送信機の回復は望めないようですが、この試験を
 継続しておこなってゆく予定です。

 Vバンド送信機
  2000年12月の事故以来停止しています。
  2001年8月20日に試験がおこなわれました。V送信機をオンにすると電流が
 流れ、RF出力があることが確認されていますが、衛星からの信号は確認でき
 ていません。高利得アンテナと送信機とを接続するリレーに問題が考えられ、
 リレーのオン/オフ動作運動をおこないました。その後の状況報告はありま
 せん。

 Kバンド送信機
  2001年9月9日に動作が確認されました。スケジュールに組み込まれて運用
 されています。
  2001年12月1日 オービット#501で、JH1AOY 玉川さんとJA1AUH 後藤さんが
 Kモードの2WAY QSOに成功されました。

 Xバンド送信機
  2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。
  S1バンド送信機と同じように電源をオン/オフする試験が計画されていま
 す。

 Cバンド受信機
  2001年5月に試験がおこなわれましたが、動作が確認されていません。

 RUDAK
  RUDAK-A、Bの試験が継続しておこなわれています。

 SCOPE
  カメラ-A(狭角)、カメラ-B(広角)共に撮影に成功し、正常に動作して
 います。
  2001年8月7日 オービット #354にてカメラ-Bを使って地球の撮影に成功し
 ました。
  2001年12月15日に2回目の試験がおこなわれ、カメラ-A、Bで地球の撮影に
 成功しました。
  画像は、JAMSATのサイトで公開されています。
    http://www.jamsat.or.jp/

 GPS
  搭載している2台のGPS受信機が動作しています。GPS衛星が作る「輪」の
 外で位置データを取得することができるかどうかの実験がおこなわれ、終了
 しました。結果の詳細は、AMSATA-NAから発表される予定です。
  3軸制御に移ってから、次の実験を始めるようです。

 LEILA
  正常動作が確認されました。時々、無信号の周波数に現れることがあり
 ます。

 YACE
  正常動作が確認されており、姿勢の確認に使われています。

 モーメンタム・ホイール
  試験がおこなわれ、今のところ、問題は無いようです。3軸制御までには
 確認する事項がまだまだあり、直ぐには移行しません。

 アークジェットモータ
  オービット#295から#301までアンモニアガスの噴射のみでの運用がおこな
 われました(アーク放電なし)。オービット#302からアンモニアガスが噴射
 されなくなり、運用を終えました。搭載していたアンモニアガスを使い果た
 してしまったと考えられています。

 AMSAT-DL AO-40情報 webサイト by AMSAT-DL
    http://www.amsat-dl.org/journal/adlj-p3d.htm
    http://www.dj1km.de/amsat-dl/journal/adlj-p3d.htm (ミラーサイト)
 テレメトリ仕様書 Rev1.8 by AO-40コマンドチーム
    http://www.dj1km.de/amsat-dl/p3d/index.html
★テレメトリ解読ソフト P3T ver1.6b by W4SM
    http://www.cstone.net/~w4sm2/software2/P3t_AP.zip
 テレメトリ WODデコードソフト WodGraph Ver 1.1d by W4SM
    http://www.cstone.net/~w4sm/ham1.html
 テレメトリデコードソフト AO40Rcv Ver1.40 by AE4JY
    http://www.qsl.net/ae4jy/
 テレメトリデータ アーカイバ by VP9MU
    http://www.amsat.org/amsat/ftp/telemetry/ao40/
      デコードしたテレメトリ(P3T形式)は、ZIPで圧縮して
     ao40-archive@amsat.org へ送付願います
 RUDAK WOD(Whole Orbit Data)→CSV変換ソフト by WD0E他
  Windows版(RudakTLM)、JAVA版、DOS版(WOD2CSV)
    http://www.amsat.org/amsat/ftpdelta.html
 回線計算 excelスプレッドシート byW3PM/GM4YRE
    http://home.HiWAAY.net/~mmarcus/download/ao40v2.0.xls
 AO40 REPORT LOGGERサイト by HB9DRI
    http://www.artieda.net/hb9dri/ao40logger
 アップリンク/ダウンリンク 周波数早見表 by G6LVB
    http://www.g6lvb.com/oldtech.htm 


●AO-16
  デジピータがオンになっています。Sバンドのビーコンは停止しています。


★AO-27
  電源に余裕がないため、昼間のパスでのみトランスポンダがオンになりま
 す。
  衛星の状態を確認するため、WODの採取がおこなわれているようです。

  4月1日にG8ATE Robertさんがデコードしたデータ。
    Fm 290-7 To -12 <DISC P [DAMA] Len=46 >[11:05:42]
    114d [573/04:51:32] [Mon Apr 01 11:05:23 2002]
                                                [from G8ATE @amsat-bb]

  3月30日に運用スケジュールが変更されました。
    TEPR 4=50
    TEPR 5=90
 衛星に日が当たり始めた25分後から20分間トランスポンダが動作します。
                                           [from N1UC Chuck @amsat-bb]


●FO-20
  夜間のパスでは、食によってUVC(Under Voltage Controler:バッテリの
 過放電防止のため送信機への電源を遮断する)が動作し、送信が一時的に停
 止します。
  夜間は、食から抜けるパスの後半でトランスポンダが使えます。


★FO-29
  新しい運用スケジュールが発表されました。
    4/1 - 6/30 アナログ


●GO-32(TechSat-1B)
  30秒に一度9600bpsの信号が送信されています。


●IO-26
  MBLモードで動作しています。コマンド局は、RBBSのソフトのリロードを
 近々おこなう予定のようです。


●KO-25
  正常に運用しています。


●LO-19
  CWビーコンがオンになっています。CWビーコンは12WPMのゆっくりとした
 CWで約30秒毎に送信されています。

  4月7日夜のパスでも良好にCWビーコンが受信できました。


●MO-46(Tiungsat-1)
  38.4kbpsの運用をおこなっているようです。


★NO-44(PCsat: Personal Communications Satellite)
  姿勢が変わり、太陽電池に太陽光が当たるようになり、バッテリに上手く
 充電できるようになりましたが、まだまだ余談を許さない状況のようです。

  全日照の期間が終わり、食が発生するようになりました。消費電力を削減
 するために衛星をローパワーモードに切り替えるコマンドを送っていますが、
 コマンドが通らず、ローパワーモードにすることができていません。
  このため、食の期間に充電されたバッテリの電力を使い果たしてしまい、
 食に入る毎にリセットが掛かっています。現在、1日に15回の食が発生して
 います。つまり、バッテリの充放電が1日に15回おこなわれていることにな
 ります。次に全日照になるのは6月であるため、バッテリの充放電回数は
 1100回にもなり、バッテリの状態が心配されています。

  PCsatの情報は以下のサイトから得られます。
    http://web.usna.navy.mil/~bruninga/pcsat.html


●NO-45(Sapphire)
  無変調キャリアのビーコンを437.100MHzで1分間に1度送信しています。
 デジトーカ、パケットの送信も時々おこなわれています。


●OO-38(OPAL)
  デジピータ(コールサイン KF6RFX)として機能しているようです。周波
 数は、アップリンク、ダウンリンク共に437.100MHzです。


●RS-12/13
  2月19日頃からRS-13がTモードの運用を始めました。RS-12は、Kモードで
 動作しています。
  RS-13 Tモードの運用周波数は次のとおりです。
    アップリンク: 21.260- 21.300MHz(USB/CW)
    ダウンリンク:145.860-145.900MHz(USB/CW)
    CWビーコン  :145.862MHz
    ロボット    :アップリンク 21.139MHz、ダウンリンク 145.908MHz

  次の要領でRS-13のロボットとCWでQSOできます。コールサインが確認さ
 れると、コールサインと共にQSOナンバーが送信され交信成立です。
    RS-13 : CQ CQ DE RS-13 QRU 145.840 kHz AR
    地上局: RS13 DE call AR
    RS-13 : call DE RS13 QSL NR0137 OP ROBOT TU SW QSO NR0137 73 SK

  ロボットとのQSOには、QSLが発行されます。QSLマネージャーは、RK3KPK
 Andyさんが務めているようです。SASEを同封の上、下記へ。Andyさんご本人
 からのQSPなので確度の高い情報と思われます。
    ANDREI MIRONOV,
    UL.V.VOLOSHINOJ, D.11 KV.72
    STATION PERLOWSKAYA, 141014,
    MOSCOW OBL. RUSSIA
                                             [from JH3DJX @jamsat-bb]


●RS-15
  Aモードで運用されているようですが、ビーコンは5秒間キャリアを送信、
 2秒間停止を繰り返しているようです。トランスポンダは、ビーコンの送信
 がおこなわれている間だけオンになっているようです。


★RS-21(Kolibri-2000)
  テストモードに入っているようで送信を停止しています。
  受信報告に対してSWLカードが発行されるようです。

  徐々に高度が下がってきています。15日間で高度が24km下がっています。
    date     高度
    3/20   396.96km
    4/ 5   372.58km
  http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/satinfo/rs21.htm に高度と周期の
 グラフを置きましたので参照下さい。

  JAMSAT webサイトの「衛星通過時刻の予報」にRS-21が追加されました。
 最新軌道要素で通過時間が求められるので便利です。


  3月26日 2148zに435.335MHzでロシア語をしゃべっていたとの報告がOZ1MY
 Ibさんからありました。
                                                [from OZ1MY @amsat-bb]

  ロシアとオーストラリアの共同プロジェクトである Kolibri-2000(RS-21)
 が3月20日0728JSTにプログレスM1-7から放出され、軌道上で動作しています。
  プログレスM1-7は、昨年末にKolibri-2000を搭載して打ち上げられISSに
 ドッキングしていました。プログレスM1-7は、3月20日0243JSTにISSから切
 り離され0728JSTにKolibri-2000を放出しました。
  現在RS-21は、435.335MHz CWでテレメトリを送信していますが、今後、
 デジトーカの運用もなされることと思います。
  RS-21は、自由落下に任せて地球を周回しています。大気圏に再突入する
 までの約4ヶ月間、動作する予定です。

  ダウンリンク: 435.335MHz CW/FSK(メイン)、145.825MHz CW/FSK(サブ)

  関連サイト
    http://www.iki.rssi.ru/kollibri/mission1_e.htm
    http://www.energia.ru/english/energia/sci-education/microsat/microsat.shtml
    http://tarusa.ru/kolibri2000(ロシア語)


●SO-33(SedSat-1)
  437.910MHzでテレメトリを送信しているようです。


▲TO-31(TMSAT-1)
  管制局の可視範囲でのみ送信機をオンにしているようです。


●UO-11
  正常動作しています。


●UO-14
  JモードのFMリピータの運用がおこなわれています。


●UO-22
  正常動作しています。
  デジピータの運用もおこなわれています。デジピータのコールサインは、
 UOSAT5 です。

  デジピータのアップリンクは、145.975MHzです。KB2M Jeffさんによると、
 最近のUO-22は、受信状態が悪いようで、デジピートの成功率は5%程度だそ
 うです。
    UOSAT5-11*>STATUS:B: 1496349657
    UOSAT5-11*>PBLIST:PB: Empty.
    KB2M>UOSAT5*>6371:cq
                                                 [from KB2M @amsat-bb]


●UO-36(UoSAT-12)
  437.375MHzで38.4Kbpsの信号を送信しているようですが、最近は聞こえな
 いようです。

  UO-36の情報は以下のサイトから得られます。
    http://www.sstl.co.uk/


●ISS
  2月22日から新しいTNCによるパケットの運用が始まり、デジピータとして
 動作しています。デジピート用のコールサインは、RS0ISSです。ARISSでも
 デジピートできるようです。
  新しいTNCには、ビーコンを送信する機能があり、2分毎に次のようなビー
 コンが送信されています。
    RS0ISS>CQ [23-Feb-01  09:14:12] <UI C>:
    >ARISS - International Space Station

  メールボックスも動作していますが、TNCにPCがつながれておらず、書き
 込んだメールが削除できないため、メールボックスの使用は禁止されてい
 ます。メールボックスにはコネクトしないで下さい。

  4月2日 0時JST 過ぎのパスは、太平洋上に抜けるパスでは混信も無いため、
 10W+9エレ八木で80キャラクタのデジピートに成功しました。混信さえ無け
 ればローパワーで快適に楽しめるのですが...。
    JN1GKZ>CQ,RS0ISS* [02-Apr-02  00:13:51] <UI R>:
     ********** CQ via ISS de JN1GKZ   Higashimurayama Tokyo Japan PM95RR **********

  FMの運用は希にしかおこなわれず、未だ日本上空ではFMの運用はないよう
 です。
  第4次搭乗員によるFMのランダムQSOは余りおこなわれていませんが、滞在
 が1ヶ月延長されたため、アマチュア局の運用機会が増えるかもしれません。

  現在、第4次搭乗員として、以下の3名がISSに滞在しています。3名とも
 コールサインを持っており、ISSのアマチュア局を 運用することができま
 す。FMでの運用時、ロシアの宇宙飛行士は、R0ISSを、米国の搭乗員はNA1SS
 のコールサインを使うようです。
    Commander       : Yuri Onufrienko, RK3DUO
    Flight Engineers: Carl Walz, KC5TIE
                       Dan Bursch, KD5PNU

  ISSのアマチュア局のコールサインは次の通りです。
   コールサイン:RZ3DZR、R0ISS、RS0ISS、NA1SS、DL0ISS

 ARISSのサイト
    http://ariss.gsfc.nasa.gov/
 2001年のISSのアマチュア局の状況
    http://ariss.gsfc.nasa.gov/EVAs/amsat01.pdf
 2001年11月23日におこなわれてJK1ZAM スクールコンタクトの様子
    http://www.aa.alpha-net.ne.jp/enari/ariss/contens5.htm



2.運用を停止している衛星

▲SO-43(Starshine 3:Starshine OSCAR-43)
 1月9日以来、管制局はSO-43と通信ができなくなっています。通信が途絶え
 る前までは、衛星の電力や温度は、良好な状態でした。


▲KO-23
  99年10月30日にOBCがリセットされ、未だ復旧していません。


▲DO-17

▲WO-18

▲PO-34 (PanSat)

▲WO-39(JAWSAT)

▲SAUDISAT-1A(SO-41)、SAUDISAT-1B(SO-42)



3.これから打ち上がる衛星

★IDEFIX
  AMSAT-FranceによるIDEFIXというピコサットが2機、5月3日にアリアン4
 V151で打ち上げられ、高度800kmの軌道に投入される予定です。
  このピコサットは、1機は145.840MHzで、もう1機は435.270MHzでNBFMによ
 る音声メッセージ(デジトーカ)とAO-40と同様の400bps BPSKによるテレメ
 トリを送信します。送信は、打ち上げ10日後からになります。
  両機とも、太陽電池を搭載しておらず、バッテリのみでの運用になり、寿
 命は40日程度と言われています。
                                               [from F6AGR @amsat-bb]


●CubeSat
  東京工業大学等で開発している10cm立方のナノサテライト CubeSatが
 2002年秋にロシアから打ち上げられる予定です。
  アップリンク 2m、ダウンリンク 70cmが予定されています。
   東工大CubeSatプロジェクト
    http://horse.mes.titech.ac.jp/srtlssp/cubesat/index.html
   東大CubeSatプロジェクト
    http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/index.html


★VUSAT
  AMSAT-Indiaは、VUSATの計画を進めています。
  VUSATは、重量40kgのマイクロサットで次の機能の搭載が検討されています。
    Bモードのリニア トランスポンダ インドが作製
    DXトランスポンダ        ドイツ、イタリアそれぞれ1台作製
     (海外の意味??)
    FMメッセージビーコン
    テレメトリビーコン
  VUSATは、インドのロケット Polar Satellite Launch Vehicleで2003年の
 打ち上げを目指しています。
  AMSAT-IndiaのサイトにVUSATの情報が掲載されています。
    www.amsatindia.org
                    [from Nagesh, Co-ordinator, Amsat India @amsat-bb]



4.衛星に関する情報

★STS-110打ち上げ
  スペースシャトル STS-110が4月8日に打ち上げられる予定です。今回の
 ミッションは、ISSの建設作業で、これで13回目の作業となります。


★XW1HS ラオスからの運用
  衛星の運用は、4月11日〜15日とアナウンスされています。運用する衛星
 は、
    AO-40, AO-10, FO-20, FO-29, RS-12/13, RS-15, AO-27, UO-14
 がリストアップされています。AO-40用の機材が準備できたようです。日本
 からは、低軌道衛星でもQSOのチャンスがあります。


★JAMSATシンポジューム
  4月13日(土)、14日(日)に東京 お台場の「日本科学未来館」でJAMSATシン
 ポジュームが開催されます。
  JAMSATのweb http://www.jamsat.or.jp/ に案内が掲載されていますので
 参照下さい。



参考
 ANS、JAMSATメーリングリスト、AMSATメーリングリスト


JN1GKZ 新井
   jn1gkz@jamsat.or.jp     http://www.ne.jp/asahi/m-arai/gkz/