[jamsat-bb:19137] 衛星追尾用KR-400/KR-500Aローテータオーバホール

大澤勝朗 jac01204 @ nifty.com
2018年 11月 8日 (木) 13:00:52 JST


Jamsat-bb各局  長文で失礼します。

9月30日から10月1日にかけて本州を縦断した台風24号で我家の
ルーフタワーとベランダマストが被害を受けました。

ルーフタワーはアンテナマストが約10度近く曲がり、3.5MHz用
バンザイアンテナもエレメントが曲がりましたが何とかまだ使える
状態を維持してくれましたが、ベランダマストに乗っている衛星用
アンテナのマストを支えているステー線3本のうちの1本が外れ
(フック金具を止めているM8のステンレスボルトが抜け落ち、もしか
したらアルミボデー側の電食での緩みかも)、倒壊してしまいました。

435MHz用9エレクロス八木のエレメントの水平部分が全て折れて再製作を
せざるを得ませんでした。(1200MHz18エレループ八木と145MHz4エレ
クロスHB9CVは少し変形したが元に戻してOK)

以前、KR-500A仰角用ローテータが不調でだましだまし使っていることは
報告しましたが、これを契機に購入後、23年ぶりの初めてのオーバー
ホールにチャレンジすることにしました。

仰角ローテータをオーバーホールできなかった理由は、各局が経験されて
いるネジの錆び付きで緩められないことが理由です。インパクトドライバー、
ネジ頭を開方向にマイナスドライバーで叩くなどやってみましたが緩みません。

結果的には、ネジ頭とスプリングワッシャの間を金ノコで切ることを
試みました。ローテータのアルミダイキャストにも金ノコが接触するので
完全に切りとることはできず半分近く切ったところで、ペンチあるいは
マイナスドライバーで開方向に回す(叩く)と漸く緩みました。金ノコの
振動で錆び付き部分が緩んだのかもしれません。

内部のネジ部分は錆び付いていないのでどうもスプリングワッシャ、ネジ頭
とアルミダイキャスト部分の固着のようです。(長年の電食の影響もあると
思います)

8箇所のネジを同様の手法で緩め、分解できました。予想通り、ベアリング
部分のグリスが完全に固着していました。モータのフリクション機構は
特に問題はありませんでした。水も入っていなかったのでモータも生きて
いました。

ギッヤボックス、ベアリング、ベアリング周りを洗浄スプレーで洗浄しました。
(角度検出VR、モータには洗浄液がかからないように)
ベアリングは変形していませんでしたが、全体の1/4は輝きはありません
でした。適当に分散して再利用しました。

グリスは二硫化モリブデンのスプレータイプ(ギッヤボックス周り)と粘性が
少し高いチューブタイプ(ベアリング周り)を使いました。

回転方向はコントローラの指示値をメータの真ん中にセットし、分解前の指示値と
合うように再組み立てしました。ネジはあえて鉄製プラスネジを使わず、
ステンレス製六角溝のネジを使用しました。電食が懸念されるので、組み立て後
シリコン補修剤でアルミ部分とステンレス部分の接触部分を埋め、且つネジ頭
(六角溝)をシリコンペイントで覆い、雨水での電解液で電食が起きないように
しました。

方角ローテータ(KR-400)は以前、一度分解しベアリング部分(上下2段)のみ
洗浄・グリスアップしましたが、10年近く経つので、仰角ローテータと同じ
ようにオーバーホールしました。

一時は、方角・仰角ローテータ(G-5500)の購入も考えましたが、新たな高額
投資(8万円近く)をせずに、なんとか後、7年ぐらいは持ってくれないかと
期待しています。

なんとか1ヶ月強で復活できました。しばらくまたアマチュア衛星通信を楽しみ
たいと思います。 お空でお会いしましたらよろしくお願いします。

-- 
大澤 勝朗 JF1PTU JA9CCK/1
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電話:042-378-6475 080-2396-7560




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