[jamsat-bb:19063] Re: クロス八木について

yoshihiro arai y-arai @ 7l1wqg.com
2018年 5月 9日 (水) 16:09:11 JST


渡邉さん、各局
突然のメールで申し訳ございません。

写真を拝見して、メールさせて頂きました。

ネガティブな事を記載しますが、参考ととて聞き流して下さい。

まず、写真のアンテナは使用できません。
実はこれはアンテナではなく、アンテナの形状をした物です。
八木アンテナのような形状ですが、理論的にも形状的にもアンテナではありませ
ん。
中華製の物に多く見られますが、似せて作ったいわゆるパチもんです。
ネットアナやSWR計をお持ちでしたら、計測すれば即解ります。
どの周波数にも同調していません。
(amazonやe-bay、ヤフオク等で実際に数種類を購入して実測しています)

2.4GHz帯ではケーブルでの位相合わせは困難です。
同じ長さのケーブル(50cm〜)でも、位相は何十度も違うことが多くあります。
柔らかいケーブルは曲げただけでも、位相はずれます。
アンテナから長いケーブルが出ている製品は、個々に位相が違います。
その為に、正確な分配器が有っても、2本のアンテナの位相はズレます。
(太く短いケーブル、または位相補償ケーブルを使用しているなら大丈夫)

同軸で位相を合わせる時は、ベクトルネットアナとフェーズシフターで合わせま
す。ケーブルは位相が保証されたケーブルを使用します。
極端な話、ハンダの付け方でも、コネクターの取り付け誤差でも位相は変わりま
す。(2.4GHz帯では顕著です)

アンテナの位置を正確に1/4λずらすのも困難
2.4GHz帯では1mm位置がずれるだけで、結果が大きく変わってきます。

突然このようなことを書いて申し訳ございませんが、参考として頂ければ幸いで
す。

GHz帯で位相の測定や実験をするのは、製品の工作精度や測定環境、測定機器で
大きく結果が変わってしまいますので、念頭に置いて研究してみて下さい。

7L1WQG 荒井義浩
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フェイスブック:https://www.facebook.com/7L1WQG



>OM各位様
>
>お世話になっております、JG1TOL渡邉です。
>
>本件、今度こそ本当に閉じさせて下さい。
>
>内外問わず、いくつかのメーカーから否定されている
>感じの「同相クロス八木」ですが、シミュレータからの
>計算では分からない事もあるやと思い、添付写真の
>アンテナ(既製品流用)とスペアナで計測してみる
>事にしました。
>
>スペアナが本業で使用している2.4Ghzのものしか
>持って居ない事もあり、2.4Ghzでのテストになりますが、
>直進性の高さや波の性質の弱まりなどにより、
>より明示的な結果を得られるかも知れないなと
>考えております。
>
>※敢えて可動性の高い設計にしております。
>※皆様にとっては分かりきっている結果しか出ない
> はずなので、計測結果は公表致しません。
>※念のためお断りしておきますが写真の
>ハの字八木は、
>・同相スタックにて、回転偏波を入出力出来る
>事を目指した設計になっております。
>
>[img:image1.jpeg]
>ーー
>以上です、宜しくお願い致します。
>
>
>2018年5月6日 13:11 渡邉耕介 <mailto:kousuke.watanabe1972 @ gmail.com>:
>> 
>> 
>> 
>> 
>> OM各位様
>> 
>> お世話になっております、JG1TOL
>> 渡邉です。
>> 
>> 色々とお騒がせしております。
>> 申し訳ございません。
>> 
>> 本件、皆様から頂いた情報と最下記
>> サイトの情報から、
>> 
>> ・cubesatでは受信強度が最大で
>>     15dB乱高下する可能性
>> 
>> について考察しております。
>> 
>> cubesatの姿勢が相当に不安定
>> 「そうである」原因として
>> 
>> ・カルマン渦が発生している
>> 
>> のでは無いかと考えております。
>> ※摂動が起こる以上、空気抵抗は
>>     ゼロでは無い認識です。
>>   (摂動の要因は空気抵抗以外にも
>>       様々である事は認識しております)
>> 
>> 
>> ※cubesatの筐体は余りにも角張り
>>   過ぎて居る様に感じられます。
>>   質量も軽いですし。
>> 
>> 近々、流体力学の勉強を始めるつもり
>> です。エクセルを使ってカンタンに
>> 出来そうな書籍が沢山ありますので
>> 色々漁ってみます。
>> 
>> また、クロス八木(僕は下記サイトに
>> 載っている「ハの字」で行きますが)
>> に、
>> ・位相給電を行った場合
>>>> ・位相給電を行わなかった場合
>> 
>> をスペアナで経時的に測って見る
>> つもりです。
>> 
>> ※本業で使用している2.4Ghzの
>> スペアナを使用します。波の性質が
>> 弱まる事や直進性の高さから、
>> Ghz帯で試験する方が望ましいと
>> 考えて居ります。
>> 
>> 
>> 以下、参考にしたサイトのリンクです。
>> 
>[a:https://www.icom.co.jp/beacon/backnumber/technical/antenna/002.html]> 
>https://www.icom.co.jp/beacon/backnumber/technical/antenna/002.html
>




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