[jamsat-bb:19053] Re: クロス八木について

Sumio Nakane snakane @ nisiq.net
2018年 4月 29日 (日) 07:35:58 JST


JG1TOL渡邉様

 姿勢にかかわらずとまでは言えませんが偏波の観点からは
衛星に搭載のアンテナを円偏波にすることが望まれると思い
ます。また、偏波は2種類しかないようにお考えの様子です
けれど、そうではありません。

 小型衛星は電力制限下(衛星上で使える電力には、厳しい
制限あり)の通信となる場合が殆どでしょう。偏波より前に
考慮すること多々あると思います。JA1CPA中村さんからも
『それよりかなり前の話が必要』言っておられます。同感です。

 ゆったりと通信されるなら規模な大きな設備を持つ、或は
洗練された技術を盛り込むことでしょう。偏波の点のみで、
解決しません。

 設備を大型(利得のあるアンテナ)にして、ゆったり通信
できるようにすることは一つの方法です。送信側で難しい
なら受信側でしても良いわけです。今回の衛星は直線偏波に
よる送信と認識していますが、この場合、円偏波で受信すると
(衛星が回転しても)偏波損失は多くても3dB、アンテナを
2本とすると3dB向上、4本、8本、16本とすると利得は
さらに向上できます。ただ、設備は大型になり、利得が向上
しただけ利得の高い範囲は狭くなります(指向性がより高く
なる)が、偏波より改善できる度合いは大きくなります。

 ところで衛星の姿勢の変化も著しいでしょうから、受信地
方向への放射強度の変化も顕著でしょう。偏波を完全に一致
できたとしても、10dB以上の変化も珍しくないでしょう。
特にデータ通信では顕著な問題で、これをアンテナ利得で補う
ことも無理があります。

 宇宙服に無線機を搭載して宇宙船から放出されたARRISSat-1
http://www.amsat.org/amsat-new/images/fck_images/ARISSat-1%20Overview%20Color.pdf
に用いられたBPSK1000は、上記問題解決にに大きな効果が
あるでしょう。この考え方を参考にしたデータ通信の形式を
検討することも一つの解決策と思います。KA9Q Phil Karnさんに
よる解説が下記にあります。
http://www.ka9q.net/bpsk1000.html

>「解決した」とお考えになられて結構です。
 との連絡がありましたが、手元に書きかけのメールがあり
ましたので送ります。何かの参考となれば幸いです。

JH3BJN 中根純夫
jh3bjn @ amsat.org



> 2018/04/26 13:25、ja1cpa nkmr1 <tv3e-nkmr @ asahi-net.or.jp> のメール:
> 
> JG1TOL渡邉様
> 
> de JA1CPA 中村です。
> 
> かなりポイントがすれ違っていますので、東京のどこかでお会いしませんか。
> 21日の東京ミーティングでは私も行けませんでした。
> 
> なお、これに関連した話を私のホームページに掲載しましたが
> それよりかなり前の話が必要かと思います。
> 2~3時間ぐらい必要でしょう。28日以降は空いています。
> 
> とりあえず、下記を見てください。
> https://ja1cpa.jimdo.com/衛星通信/20-衛星搭載アンテナと地上局アンテナについて考察する/
> 
> それで個別に質問してください。
> ja1cpa @ jarl.com
> 
> よろしくお願い致します。
> ************************
> -----Original Message----- From: 渡邉耕介
> Sent: Thursday, April 26, 2018 1:12 PM
> To: jamsat-bb @ jamsat.or.jp
> Subject: [jamsat-bb:19050] クロス八木について
> 
> OM各位様
> 
> お世話になっております、JG1TOL渡邉です。
> 
> 先日は沢山のご返信を頂き、大変
> 有難うございました。
> 
> 初心者丸出しの質問で恐縮の限り
> ですが、いま暫くお付き合いを
> 頂けますと幸いでございます。
> 
> また、未だに理解出来て居ない事
> があるので以下に述べる質問に
> 改めてご教授を賜れますと幸甚です。
> 
> ※JA1CPA中村様からご質問頂いて
>   居る通り、目的は
>   ・リーマンサットの衛星と地上運用
>       局の間でデータ通信をしたい
> 
>    になります。
> 
> 質問内容は以下となります。
> ーー
> 
> ・クロス八木を構成する二つの八木の
>  どちらにも「位相を進ませる装置
>  または位相を遅らせる装置」を
>  組み込まない
> 
> 場合に
> ・衛星の姿勢に関わらず、アンテナの
>   利得は平均化される
> 
> のでしょうか?
> 
> 上記の通り、データ通信の実現を目的
> にして居ますが、データ通信の場合
> 人間の耳でリアルタイムに了解度を
> 確認するのは難しそうなので、
> 
> ・リレー回路等により左右の回転を
>   切り替える
> 
> のでは無く
> ・衛星の姿勢に関わらず、平均的に
>  利得を得る方法
> 
> を模索しております。
> 
> ※現在購入を検討して居る製品
>   では左右の回転を切り替える機構
>   が有りますが、
>   「もう少し待てば偏波が合致した
>       のに待ち切れずに偏波を切り替
>       えてしまう」
>   事を避けたいと考えて居ります。
> 
> ※リーマンサットでは地上運用局の
>   オペレータが従事者免許「取り立て」
>   の人員で構成されるため、
>   衛星通信の「奥深さ」だけでなく
>   「楽しさ、素晴らしさ」をより
>   気軽に体験出来る事を目指して
>   居ます。
> 
> ※下記メールアドレスまで直接ご連絡
> 頂いても問題有りません。
> レスポンスの点で大変助かります。
> 
> jg1tol @ jarl.com
> 
> ーー
> 以上です、宜しくお願い致します。
> 
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