次期大型国際衛星 Phase-3D情報

1997年８月15日

日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)

　ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のアリアン５型ロケットの２号機（試験打ち上げ機）で、本年９月に打ち上げが予定されている、次期大型アマチュア国際協力衛星 Phase-3D 衛星の製作のようすを紹介します。これらの写真は、ドイツのアマチュア衛星愛好家たちの団体である AMSAT-DL(Deutschland) から提供されたものです。

それぞれの写真をクリックすると、JPEG形式のもう少し大きな写真でみることができます。

写真601(526k JPEG形式)
燃料タンクが取り付けられた衛星本体とW4PUJ（AMSAT-NA）
六角形をしている衛星本体の、右上のコーナーの部分に、２つの黒い穴が見える。この穴が、Phase-3D衛星に搭載するためにJAMSAT（日本アマチュア衛星通信協会）の製作によるカラーCCDカメラ「SCOPE（スコープ）」のレンズが宇宙をのぞくために開けられている穴である。
SCOPEレンズ用の穴と対角線の位置に、赤と黒のフタがかぶせられているXバンド(10GHz帯)用のホーンアンテナが見える。赤い方が出力7Wの TWTA、黒い方が出力60WのTWTAのものである。
写真602(448k JPEG形式)
JAMSAT（日本アマチュア衛星通信協会）が製作したカラーCCDカメラ「SCOPE」をPhase-3Dの組み立て場に搬入したJA6XKQ武安義幸氏（JAMSAT）
写真603(268k JPEG形式)
SCOPEのフライト・モデル（右）と構造確認用モデル（左）
写真604(508k JPEG形式)
AMSAT-HA（ハンガリー）が製作したBCR（バッテリー管理装置）
写真605(390k JPEG形式)
トランスポンダー系の動作確認試験
写真606(364k JPEG形式)
W4PUJ（AMSAT-NA）が製作した液体燃料制御ユニット
写真607(411k JPEG形式)
10GHz用の送信機とホーン・アンテナ
写真608(277k JPEG形式)
燃料タンク周りの配管を確認するDJ5KQ（AMSAT-DL）
写真609(438k JPEG形式)
BCR（バッテリー管理装置）の動作を確認するDB2OS（AMSAT-DL）
写真610(411k JPEG形式)
衛星内の配線を調べるW5DID（AMSAT-NA）
写真611(396k JPEG形式)
BCR（バッテリー管理装置）への配線を調べるDJ5KQ（AMSAT-DL）

このプレス・リリースは、JR1SWB 中山幹康氏（JAMSAT副会長）がドイツのAMSAT-DLから入手した情報と写真をもとに、日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)が作成したものです。
写真の解説は、JR1SWB中山幹康氏、写真のデジタル化は JM1MCF 加藤雄大氏、HTML化を JJ1WTK 坂本が担当しました。
本リリースの解説ならびに写真（画像ファイル）を、JAMSAT（日本アマチュア衛星通信協会）の事前許可なくして転載することはお断りいたします。

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