Phase 3D アップデート |  |
Phase-3D衛星 熱真空試験が行われるOSCの施設に無事到着
1998年10月13日 メリーランド州ジャーマンタウン
フロリダ州オーランドの組み立て施設 AMSAT P3D Lab からレンタルトラックで2日間走り続けてたPhase-3D衛星は、13日メリーランド州ジャーマンタウンのオービタル・サイエンス社(OSC)の施設の到着しました。翌14日には衛星をクリーンルームに搬入して16日まで動作試験を行い、20日から始まるスペースチャンバーでの熱真空試験に備えます。
19日から20日にかけてスペースチャンバーの中に衛星を設置する作業が行われ、その後5サイクルの熱真空試験を夜を徹して行います。熱真空試験の間もP3D衛星は運用を続け、スペースチャンバーの外からコマンドをされるほか、予定では 2m と 70cm と Sバンドのダウンリンクと 2m と 70cm と Lバンドのアップリンクは施設外のアンテナまで引き出されて、一般のアマチュア無線家がテレメトリを受信したりトランスポンダを使ったりできるようにされます。
P3D衛星にはJAMSATの開発したSCOPEデジタルカラーカメラモジュールも搭載されており、熱真空試験中の衛星の様子を撮影することも考えられています。これはSCOPEモジュールが宇宙環境下で正しく機能する事を確認する大切な試験でもあります。
13日オービタル・サイエンス社に到着したトラックと熱真空試験チーム
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