[jamsat-news:2692] UNITEC-1 につきまして

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　　昨年来、金星行きの衛星（人口惑星ですね）についてUNISECからアナウン
スされていますが、ミッションの概要が５月２９日付けの文書で公表されました。
UNISECでは受信協力を求めています。概要は下記の通りです。

・打ち上げは２０１０年５月から６月、金星到着は１２月の予定
・メインミッションは複数の大学で製作されたコンピューターの生き残りコンペ

・ビーコンは下記の通り
　　　・送信周波数：５．８４G近辺
　　　・出力：９W
　　　・アンテナ：パッチアンテナ（５ｄBi）を２面に設置
　　　　（衛星の回転をランダムに振ることで長時間で積算すれば無指向性）
　　　・モードは地球近傍では１２００BPSのFSK
　　　　（多分、通常のFMモードのAFSKだと思います・小黒追記）
　　　・遠方では１bps相当のCW
　　　・回線設計
　　　　　　距離：3,600,000Km
　　　　　　　　（この位置まで到達するまで約１７日）
　　　　　　受信アンテナ利得４１dB
　　　　　　　　（３ｍのパラボラ相当とされていますが計算すると２．４ｍの
利得です）
　　　　　　受信機の雑音温度27.90K
　　　　　　　　（NFで言うと約0.4ｄB）
　　　　　　その結果のマージンは０．２８ｄB
　　　　ということです。ちなみに、金星到着時の距離は63,000,000kmです。

要約を次回NLに、資料本体をCD（※）に収録して配布する予定です。MLに資料
添付は出来ませんので、非会員の方、お急ぎ必要な方はご請求ください。個別に
お送りします。

※現在、シンポジウムのDVDと資料集のCDを製作中です。出来れば次回NL
　に同梱したいと考えていますが、遅れるかも知れません。その場合はご容赦を。

小黒　常隆
jg1koe@jamsat.or.jp