[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[jamsat-news:1734] 再送:AMSAT-DL P3EとP5A計画を正式にGo!


JAMSAT-News,-bbをご覧の皆さん

昨日のjmasat-newsでの文書に1箇所訂正がありましたので、再度、
お送りします。

第3パラグラフの先頭:
誤)
Phase5A打ち上げに先立つ数年前には、
正)
Phase5A打ち上げに先立つ2〜3年前には....

-------------------訂正版---------------------------------
Subject: AMSAT-DL P3EとP5A計画を正式にGo!

JAMSAT-NEWS購読のみなさん

この週末に英国サレー大学で開催されているAMSAT-UK Colloquium
において、AMSAT-DLから、Phase 3E および Phase 5A 計画推進の
正式発表がありましたので、お知らせします。

                 JAMSAT理事会(文責:毛利)

-----------------------------
Date: Thu, 25 Jul 2002 19:06:15 +0000
From: Peter Guelzow <peter.guelzow@kourou.de>
Subject: go ahead for P3-E and P5-A

Dear All,
the following will be officially announced at the AMSAT-UK
Colloquium this weekend.

73s Peter DB2OS

      AMSAT-DL announces formal go-ahead
                  for space missions
              "Phase 3-E" and "Phase 5-A"

.................................................................

AMSAT-DL、"Phase 3-E"および"Phase 5-A"衛星計画に公式のゴーサイン


2002年7月ドイツのAMSAT-DL理事会は、AMSAT-Phase 3-E(P3E)および
AMSAT-Phase 5-A(P5E)の開発と製作に公式のゴーサインを出しました。
最近のAMSAT-DL会員の調査結果でこれら2つのプロジェクトのミッション
達成目標に多くの支持が集まったことが、この結論を出す最終的な要因
となりました。どちらの衛星も、AMSAT-DLのリーダシップの下に、国際
的なチームによるAO-40のような国際協力により製作されます。P3Eは通
信及び技術開発のプラットフォームとして、地球を回る長楕円軌道に打
ち上げられる計画です。もう一つのプロジェクトであるAMSAT-Phase 5-A
衛星は、火星を回る軌道へ投入される計画です。この衛星は科学データ
を、P5A搭載の実験機器からのデータとともに、他の火星探査プロジェク
トを含む火星の地表あるいは大気中の実験機器からのデータを、リピー
タ機能を用いて地球へと送信します。


今までに3基のPhaae 3衛星がAMSAT-DLのリーダシップの下に打ち上げら
れています。現在稼動してAMSAT-OSCAR 40となっているシリーズ最新の
衛星Phase 3Dは、2000年に打ち上げられたのですが、十分な搭載能力と
推進能力があり、火星への飛行のようなミッションにも耐えられること
が証明されたのです。そこでAMSAT-DLは、そのようなミッションの可能
性について、詳細な検討を開始しました。既にある基礎となる経験と、
昨年のAMSAT-DL主催の国際衛星ワークショップでの圧倒的な関心に基づ
いて、P5A衛星は科学実験機器を搭載するのみではなく、火星の地表へ向
かって切り離される副次ペイロードも搭載することになるでしょう。火
星へ向かう打上げウインドウは、2007年と2007年に存在します。


Phase5A打ち上げに先立つ2〜3年前には地球周回軌道へPhase3_Eが打ち上
げられて、AMSAT-Phase 3衛星の成功の歴史を引き継ぐことになると期待
されています。Phase 3Eの主たる任務は、世界中の200万人にも上るアマ
チュア無線家に、通信のプラットフォームを提供することです。Phase 
3Eとアマチュア局がネットワークを構成し、いわゆる「Uncoordinated 
Multiple Access(整合の必要無く多数の局がアクセスできる)」、多数の
地上局が同時かつ自由にサービスが受けられるというアマチュア無線の
形態を、さらに探求してゆくのです。既存の技術を使うことと、AMSAT-DL
会員に対する意識調査から、145MHzから10GHzまでの周波数帯のいくつか
のトランスポンダーがP3Eには計画されています。詳細は、2002年後半に
開催される設計と搭載機器ミーティングにおいて決定されるでしょう。
さらにP3-E衛星は、火星ミッションに必要ないくつかの技術の重要な実
験台ともなるでしょう。機器搭載共通筐体としてのP3の検討も始まって
おり、いくつかのモジュールの製作が既に着手されています。


今までの全てのAMSAT-DLの衛星ミッション(1980,1983,1988,2000年)は、
ARIANEロケットにより仏領ギアナからGTO(静止軌道遷移軌道)へ打ち上げ
られてきました。Arianespace社(とその現在のARIANE-5打上げシステム)
とAMSAT-DLとの素晴らしい共同作業から、Arianeロケットからの副次ペ
イロード打上げのさまざまな技術開発と信頼関係構築がなされてきまし
た。したがってArianespace社が、P3EあるいはP5A打上げの第一候補で
す。

AMSAT-DL会長 Peter Gulzow, DB2OS 
AMSAT-DL副会長 Frank Sperber, DL6DBN
プロジェクトリーダ 工学博士 Karl Meinzer, DJ4ZC


これらのミッションの背景となる情報については、以下のサイトをご参
照ください。
 http://www.amsat-dl.org/p3e/towards-p3e.pdf
 http://www.amsat-dl.org/p5a/p5a-to-mars.pdf

----EOF----