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[jamsat-news:985] SATINF#118 14Dec98


衛星情報 SATINF#118 14Dec98 BID:$SATINF.348

 今回は13Dec98の状態で書いています。
  
●AO-10
  使用可能です。

  JA6BX/江崎さんの書き込みです。

 W4SM Stacey E. Mills 氏の Web Page に掲載されたAO−10の近況です。
 また、文 中に出ている AO-10 の軌道要素と、「食」予測を添付します。

1998年12月01日の状況

AO−10はこのところ大変好調です。周期的な深いQSBの谷間を除いては、遠地
点に近い所でもダウンリンクの信号が良好に受信できます。現在、AO−10は近地
点通過後の30−45分間は「食」(地球の陰になって太陽光が当たらない域:訳注)
に入ります。この時間帯には、AO−10は完全に機能を停止してしまいます。
また、AO−10の Argument of Perigee は現在270度に近くなっています。
これは、近地点が最も南に下がっている状態であり、逆に遠地点は北緯の高い緯度に
なることを意味します。1999年中は、遠地点が北半球に留まった状態が続きます
が、その後南下し始めるでしょう。NORADは3ヵ月以上の間AO−10の軌道要
素を更新しておりません。 G3RUH/James Miller 氏によって開発された更正用
ソフトとハードウエアと、私が Win95 OSのもとに組み込んだ軌道計算ソフト
とを使って新しい軌道要素を計算したものを添付しておきます。

Satellite: AO-10
Catalog number: 14129
Epoch time:      98334.41402
Inclination:        26.8570 deg
RA of node:         56.2190 deg
Eccentricity:     0.59993
Arg of perigee:    269.7500 deg
Mean anomaly:      218.2590 deg
Mean motion:     2.05837914 rev/day
Decay rate:         0.00    rev/day^2

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    W4SM Stacey E. Mills 氏による AO-10 の「食」予測表 

            AO-10 EARTH-SOLAR ECLIPSE PROJECTION / W4SM
               Ephemeris Dated:  1998   Nov   30 [Mon]

                          Entry      Exit     DUR    IN   OUT
       DATE             HH:MM:SS   HH:MM:SS   min    MA   MA
--------------------------------------------------------------------
 1998   Nov   30 [Mon]  03:44:42   04:16:34    32    019  031
 1998   Nov   30 [Mon]  15:24:41   15:57:09    32    019  031
 1998   Dec   01 [Tue]  03:04:40   03:37:44    33    019  032
 1998   Dec   01 [Tue]  14:44:39   15:18:20    34    020  032
 1998   Dec   02 [Wed]  02:24:39   02:58:57    34    020  032
 1998   Dec   02 [Wed]  14:04:39   14:39:34    35    020  033
 1998   Dec   03 [Thu]  01:44:39   02:20:12    36    020  033
 1998   Dec   03 [Thu]  13:24:39   14:00:50    36    020  033
 1998   Dec   04 [Fri]  01:04:40   01:41:29    37    020  034
 1998   Dec   04 [Fri]  12:44:40   13:22:09    37    021  034
 1998   Dec   05 [Sat]  00:24:42   01:02:49    38    021  035
 1998   Dec   05 [Sat]  12:04:43   12:43:30    39    021  035
 1998   Dec   05 [Sat]  23:44:45   00:24:12    39    021  035
 1998   Dec   06 [Sun]  11:24:47   12:04:54    40    021  036
 1998   Dec   06 [Sun]  23:04:49   23:45:37    41    021  036
 1998   Dec   07 [Mon]  10:44:52   11:26:20    41    022  037
 1998   Dec   07 [Mon]  22:24:55   23:07:04    42    022  037
 1998   Dec   08 [Tue]  10:04:58   10:47:49    43    022  038
 1998   Dec   08 [Tue]  21:45:01   22:28:34    44    022  038
 1998   Dec   09 [Wed]  09:25:05   10:09:20    44    022  038
 1998   Dec   09 [Wed]  21:05:10   21:50:06    45    022  039
 1998   Dec   10 [Thu]  08:45:14   09:30:53    46    023  039
 1998   Dec   10 [Thu]  20:25:20   21:11:41    46    023  040

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●RSシリーズ
  RS-12/13は同時にONとなって、RS-12が2メーターでビーコンのみ送信、
 RS-13はKモードで運用中。  

  RS-15はビーコンが聞こえませんが、トラポンは動いています。
    CWでの運用が実用的です。Aモ−ド、2メ−タ−・アップで10
    メ−タ−・ダウンです。

  RS-16は遂にトランスポンダーを動かすことは出来ないようで、依然
    として435MHzでビーコンのみ送信中です。

  RS-18(Sputonik41)信号が途絶えたようです。

●MIR
 今回はSSTVの信号を聞きましたが、ソフトがなかったのでどういう絵だったか
 はわかりませんでした。。

●FOシリーズ
  FO-20はJAモードで運用中ですが、CWのビーコンは分からなくなっています。
 
 FO-29はJAモードで運用されています。
 
 久しぶりでJARLのWebでQTCが更新されていました。

 ふじ3号(JAS−2)運用予定
 QTC !
 12月から「ふじ3号」の日陰率は徐々に増え12月末には20%となります.
 8月の日陰期間にコマンドやプログラムの実行率が上がりました。12月以降の日陰
 期間に入ればデジタル系の運用が行えると考えられます。1年ぶりとなりますがデジ
 トーカーの運用も計画していますのでご期待下さい。
 以後の運用に付きましては12月15日18時頃にお知らせいたします。

●AO-27
 日照時間帯はトラポンがオンになっています。

●AO-16
 正常動作中
 
●DO-17
 依然としてビーコンは聞こえません。

●WO-18
 ビーコンが聞こえ出しましたがデコード出来ませんでした。

●LU-19
 いぜんとしてBBSは開いていません。
 QTCが流れていませんでした。

●UO-22
 正常動作中

●KOシリーズ
 KO-23、KO-25ともに正常運用に復帰しました。
 KO-23はスループットが悪いようでした。

●IO-26
 ビーコンが聞こえません。

●TMSAT-1(TO-31)
 BBSが開いてBBSが運用され正常運転されていました。
 
●TECHSAT-1(GO-32)
 断続的なビーコンが出ています。
 
●SEDSAT-1
 ワッチした時はビーコンが聞こえませんでした。

考文献 ANS、SPACE NEWS、JAMSAT-AMSAT配信

文責 JR8XPV/丹呉 壽男
   jr8xpv@jamsat.or.jp