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[jamsat-news:846] SATINF#093 16Jun98


衛星情報 SATINF#093 16Juny98 BID:$SATINF.167
 
 今回は12Jun98-16Jun98の状態で書いています。

●AO-10
 相当に強い帰り信号があり交信可能です。
 JA6BX/江崎さんが訳して下さったW4SM/Stacyのサイトからの情報です。
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 W4SM の "Unofficial" Web Page 掲載されたAO-10の近況の邦訳です。

 <1998年5月26日の状況>

 AO−10の信号強度は、この数週間に劇的に改善しています。今週期の最低点
 は4月24日にあったと推定することが出来そうです。こうした状況から判断し
 て、私(W4SM)の前回のALON/ALATについての「推測」は若干の修正が必要です。
 4月24日にビーコンが弱いながらも入感していたこと、その後の状況が大きく
 改善してきているものの、まだ最大点とは言えない状況であることを考慮して、
 衛星の姿勢におおまかにでも合致するようなALON/ALATの算出を試みてみました。
 1998年4月24日のALON/ALATが100/25であるとすると、その時点での日光照射は
 17%となり、ビーコンが時折聞こえることが説明できます。その後次第に姿勢が
 変化して1998年5月26日にはALON/ALATは97/23となり、日光照射が48%になったと
 思われます。これは、現在観測されている状況から、さほど大きく外れているこ
 とはないと考えます。そこで...
 私のALON/ALATを5月26日の時点での「推測」を97/23とし、太陽の角度を+60度、
 48%の照射率とすると、今年の6月28日のフィールド・デーでは、AO−10は
 立派な役割を果たすことになり得ると予測します。その時点での日光照射率は
 86%にも達すると思われます。 他により精度の高い予測情報があれば歓迎
 します。

 前にも述べましたが、現状では高利得アンテナが動作しているものと思われま
 す。
 
●RSシリーズ
  RS-10は時々聞いていますが何も聞こえません

  RS-12はKAモードで運用されています。今回の期間中はビーコンも
     2メーターでのアップリンクに対する帰り信号も正常で快適
     な交信が出来ました。

  RS-15はビーコンが聞こえませんが、帰り信号はかすかに時々帰って
    来ますのでトラポンは作動しているようです。CWでのみ交信
    可能です。

  RS-16は遂にトランスポンダーを動かすことは出来ないようで、依然
    として435MHzでビーコンのみ送信中です。

●MIR
 今回も145.985MHzでパケットの作動を確認しました。

●FOシリーズ
  FO-20はJAモードで正常運転中ですが、CWのビーコンは分からなくなっています。
 
 FO-29はJAモードで運用されています。JARLのホームページのQTCを引用します。
 
 太陽活動の活性化に伴い衛星のコンピュータメモリーに2bitエラーが煩雑に発生し
 ています。この為ソフトウエアーのハングアップや誤操作が発生しています・
 2bitエラーの発生頻度を調査するための間、アナログ系運用を行います。
 衛星のユーザーのみなさまでCWテレメトリの2Bの値が00から変化していることを
 確認された方はJARL技術課まで連絡をお願いいたします。
 CWテレメトリの2Bの位置はHI HIから6つ目の2桁の数値です。通常は00を示して
 います。
 以後の運用につきましては6月20日18時頃お知らせいたします。

●AO-27
 日照時間帯はトラポンがオンになっています。
 トラポンのスケジュールが変更になり、日照に入って18分後にトラポンがONになり
 以後18分そのまま作動するようになりましたが、北半球では日中は交信可能という
 スケジュールのようです。

●AO-16
 正常動作中

●DO-17
 まだ回復していないようで2メーターのビーコンは聞こえません。

●WO-18
 ビーコンが聞こえません。

●LU-19
 正常動作中

●UO-22
 正常動作中

●KOシリーズ
 KO-23は正常運転中
  KO-25はソフトのリロード中でした。。
 
●IO-26
 ビーコンのみ送信中。
 
 参考文献
 ANS、SpaceNews、JAMSAT-BBからのインターネットでの配信

 文責 JR8XPV/丹呉 壽男
    jr8xpv@jamsat.or.jp



丹呉壽男
089-3334
北海道中川郡本別町北6−11
電話/Fax 01562-2-2247
tagor@cocoa.ocn.ne.jp